izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

9月の太極拳と経絡ストレッチ教室のスケジュール

2020-08-30 16:55:38 | 教室と講習会のお知らせ

7月の連日の曇天と雨空が終わったら、8月は連日の猛暑・炎暑!!それに加えて春からず〜っと続くコロナウィルス感染。自粛。今年の秋は一体どんなになるんだろう。。。

しかしっ!だからといって自分を保つことを忘れてはいけない。

背中を伸ばしてアタマを挙げ、視線と気持ちを遠くに。心とカラダと呼吸のバランスを整えて感性を磨くことで、分断と非難が満ちるこの日々を笑ってやり過ごせるようにしたい。

太極拳は中国古代からの陰陽思想と易経、それに経絡学説を統合した総合健身法であり、中国の伝統身体文化。やればやるほど難しく真髄はますます遠く高くなる思いだが、同時に深い喜びが増す。この時代だからこそ、自分のカラダと真剣に向き合い、カラダを知り、労り、それと共に他人と気持ちを繋げることが、これまで以上に必要なのではないだろうか?。。。

9月の太極拳と経絡ストレッチ教室は以下の予定です。難しいことを考えなくても、カラダの奥から気持ち良く呼吸し、その時間に集中することで得られるものがあるはずだ。

 

■陳式太極拳普及会土曜日教室

〜中国・陳家溝伝来の陳式太極拳。故三代一美先生指導の下、元陳正雷老師より老架一・二路、新架一路・二路、剣、単刀、双刀、槍、大刀を学ぶ。現在、一つ一つの身法を確認しながら新架一路を練習中。 

9月05日 13:00-15:00 横浜市緑スポーツセンター第3体育室

9月12日 13:00-15:00 井土ヶ谷・集英館

9月19日 13:00-15:00 磯子スポーツセンター第3体育室

9月26日 13:00-15:00 元街小学校体育館

詳しくは陳式太極拳普及会ブログ https://chen-style-taiji.jimdofree.com/

参加費:月謝5,000円( 来た時払い 2,000円もあり)体験1,000円。

申込み・問い合わせは chinshikidaisuki@gmail.com

 

■マイカル本牧水曜陳式教室

〜仕事帰りの会員ばかりなので、老架一路を丁寧に、カラダを聴きながら気持ち良く行う練習をしている。秋からは陳式剣の練習も再開する予定。

日程:9月2日、9日、16日、23日、30日(水曜日)

時間:18:30-20:00(※3ヶ月で11回開講)☆9月は5回あります。

場所:イオン本牧2番街2F カルチャーセンター本牧

種目:陳式老架一路、陳式剣

申込み・問い合わせは https://www.culture.gr.jp/detail/honmoku/index.html

 

■カルチャー本牧教室(太極拳と経絡ストレッチ)

〜経絡ストレッチと合わせて、老架一路の一段・三段だけを広々と気持ち良く練習している。

9月10日、24日(毎月第2・第4木曜日は太極拳) 

9月16日(毎月第3木曜日は経絡ストレッチ)

時間:11:00-12:30

場所:「本牧一丁目」バス停下車すぐ。「HOT MOTTO」2階

申込み・問い合わせは linmuizumi@gmail.com

 

■経絡ストレッチ「はまじょ会」

〜経絡学説に基づく理念が共通する太極拳と経絡ストレッチ。経絡ラインを伸ばして気血の流れを整え、正しい姿勢を知ることで全身のバランスを保つことを目的としている。

9月14日(毎月第2月曜日) 13:00-14:30

場所:神奈川スポーツセンター研修室

参加費:1,500円(初回・体験500円)

申込み・問い合わせは linmuizumi@gmail.com

 

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その場所に馴染めない人たちそれぞれの日々—「よそ者たちの愛」(鈴木仁子訳・白水社)

2020-08-18 15:20:00 | 本と雑誌

誰でも一度は感じたことがあるのではないだろうか?「ここは自分の居場所ではない・・」あるいは「ここには馴染めない・・」といううっすらとした頼りなさ。自分がいる場所や、仕事や属している集団(会社だったり家庭だったり組織だったり云々)で、ある程度うまくやっているが、それでも何となく感じる存在感の希薄さ。

テレツィア・モーラ著/鈴木仁子翻訳の「よそ者たちの愛」は、そんな社会にうまく馴染めない”よそ者たち“の、それぞれの日々のを淡々と描いた短編10編が集められた本である。

 

例えば「魚は泳ぐ、鳥は飛ぶ」—— “マラソンマン”というあだ名の年金暮らしの男の話。

どこといって特異なところはないのだが、質問されたことしか答えず、丁寧だが二言三言しか話さない。洗いざらしの灰色のシャツを纏い、顔付きは悲しげな道化、しかし悲しんではいるわけではない。

ある日、身分証明書と家の鍵を入れたバッグを盗まれ(!)、犯人(と思える男)を延々と追いかける。。いつしか盗人を追いかけるという目的も曖昧になり、やがて呆気にとられる結末。。。。魚も鳥も、目的があって泳ぐのでも飛ぶのでもない。それが生きることだから。

 

周囲に面倒をかけてばかりの若いカップル。毎朝日の出に出かけ日の入りに戻る男(お陽さまといっしょに出発するが、残念なのはお陽さまがいつも自分の背後にしかいない)。いつも片方の口角をつり上げている夫から逃れられない女性・・・登場人物はそれぞれにうっすらとした違和感を抱えている。

 

ワタシが好きなのは、「求めつづけて」の一節——

「翌朝昇ってきたお陽さまは灰色、そして私のこの日の残りも同じく灰色だ。ほどよい寒さの、こぬか雨の晩秋。運河は、向こう側に遊歩道がついている。

昔から川岸を歩いたものだった。私の生まれた村はドナウ川の支流にあって、私の通った中高等学校(ギムナジウム)はドナウの本流に面していた。学校の眼の前が遊歩道で、そこには絵になる風景の材料がそろっていた。プラタナス、ベンチ、並木の根上がりでひび割れた歩道、ところどころの階段。けれど私たち生徒がその階段を下りることは禁じられていた。」

「私はね、八年付き合っていた恋人に去られたの、と私は話す。あなたは私の命よ、と彼に言ったら、彼は去った。私の友人たちは、どんな人間にだってそんなことを言うもんじゃない、と言った。私はそれで彼らのもとを去って、ここに来た。」

その場の景色や空の様子や空気の湿り気、街の雑踏や匂いが漂ってきて、それに主人公の不確かな気持ちが重なる。。

 

「布巾を纏った自画像」では、話しをするといつも「口角の片方をつりあげ」て(あざ笑ってるの?認めてるの?訊ねちゃだめだ。)、ひたすら籠もって自画像を描き続ける男フェリックスと暮らす掃除婦をしている女性。

「自転車に乗ったはじめての日、それがここで幸福に酔ったはじめての日。

その前に幸福に酔ったのは、フェリックスがわたしを妻と呼んだ日。

その前は、わたしがベルリンに来た最初の日。

その前は、八年生を終了したとき。。。」

 

 

作者のテレツィア・モーラは、オーストリア国境に近いハンガリーの村でドイツ語マイノリティとして育ち、その後、ブタペスト大学に入学し、東西ドイツの壁崩壊後の90年にドイツに移住。フンボルト大学で演劇学とハンガリー文学を修め、脚本家として働くとともにドイツ語で小説を書き始めたという。

この本に収められているどの物語の主人公も、“どこであってもいい”が、“どこにも馴染めない”『よそ者』である。本の推薦人の師岡カリーマの言葉を借りれば、“社会で疎外されたというよりはむしろ、”自らが多数派の価値観やペースに馴染めなかったりする面倒だけど目が離せない面々”。様々な事情でその場所に安住できない弱さをかかえる人物たちの気持ちが淡々と描かれていて、読んでいて時に切なく可笑しい。

 

巻末のリストを読んで、この本を翻訳した鈴木仁子さんは、ヴィルヘルム・ゲナツィーノの「そんな雨の日の雨傘に」を翻訳した方だと知った(!)「そんな雨の日の雨傘に」は数年前に読んだが、淡々として軽妙でさり気なく、しっとりしているのにクールな文章に引き込まれたものだ。今回の「よそ者たちの愛」も綿密に選ばれた言葉の使い方と表記(漢字、ひらがな)が素晴らしく、読んでいていつしか主人公に寄り添う気持ちが湧いてくる。

外国文学は翻訳者によって印象がまるで変わる。素晴らしい翻訳本に出会った時は、文章がストンと心に落ちてくる。暑〜い暑〜い今年の夏ではあるが、なんとなく心が静かになってくる本でありました。

 

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陸 瑶先生のオンラインレッスンで、陳正雷老師に教わったことの裏打ち、補足、確認!

2020-08-09 17:12:31 | 太極拳

8月に入って一気に猛暑が続く💦💦

通常教室が始まってたこの暑さの中でも、陸 瑶先生のオンラインレッスンは相変わらずの絶好調!!

日曜日は、陳式のオンラインレッスンがあった。

 

この日は、懒扎衣から六封四闭までの両手の引き込みと、白鹤亮翅の手の開きについて。

懒扎衣から六封四闭までの両手の引き込みの要領は、手じゃなくて腰回り全体をよ〜くっ!動かすこと。

左手を胸に当てておいて胸から下に押さえるように(呼吸を吐くと肋骨が下に収まる感じがある)することで右手が下按して下がってくる(!)。(形の上では左手は左腰にあるのだが、息を吐くと胸が下りて腰回りが緩むことを感じるための練習である)。気持ちいい!!下腹に充足感があり、足の裏に下りる感じが出て心身が安定する!!。。。一つ一つの動作について身体で感じ、確信が持てる練習である。

六封四闭は、股関節を開き、回転し、背中から両手を押し出すように下按する。踵と頭を合わせる引き合いの具合、手と左足の引き合い、背中で伸ばす勢い等々、太極拳は掤勁であることを箇所箇所で感じていく。

次の白鶴亮翅は、両手を何となく開いて分けるような動作を作っているが、これは、元々は「布を横に裂いていく動作(坼布=che bu )」。上下に分けるではない。しばしば右手を上に開くことが主体になりがちだが、”開く”とは、両手を左右に引いてこそできる動作。左手の意識が(かなり)必要なのであった。。

「聞いたことなかった!」と言ったら、「正雷先生も言ってるよ。通訳を通してだから伝わってないんだよ」と。確かにそれはある!

そういえば、陸先生は「関節をはめる!」と言うが、今回のオンラインレッスンの後で、訪中していた当時のメモを引っ張り出して見たら、正雷老師が手帳に書いてくれた言葉に「扣合襠(kou he danかな?)」というのがあった。辞書で意味を引くと「ぴったりする。はめこむ」という意味がある。これだねっ!!メモには同じページに他に、胯を緩める、虚実はっきり、右は実7:左は虚3とか、膝下が真っ直ぐ垂直、膝の方向=指の方向、というのもあった。かなり初歩の時かあるいはかなり後になって更に注意!の時だったのか。。?? 日付は不明だが、「関節をはめる!」はすでに聞いていたことだたのだ。他にもいっぱいあるんだろうなぁ〜。。。 

 

ワタシがやっている陳式太極拳は、日本太極拳友会の故三代一美先生の指導で始め、一美先生に導かれて、中国河南省鄭州陳家溝陳正雷老師の元に通うこと数十回(当初は王西安老師の指導も仰いだ)。

今考えると、王西安老師にしても陳正雷老師にしても、とても丁寧に細かく動きを指導してくれていたのだが、如何せん、通訳を通しての指導であるからして、伝わっていない肝心なことが多々あるはずだ💦

老師達は日本語は話せず、こちらは中国語が分からない😅それでも「再来一次!再来一次!」と何度もやってもらって動作を見取り、触って直してもらいながら動きを覚え、身体の使い方にも慣れ、剣ー刀ー槍ー大刀などの武器も習った。それでもビミョーな身体の使い方はまだまだハッキリ分かってないところが多いのだと思う。

自分の身体で覚えたことは早々忘れないものだが、一方で、いつの間にか自分流になってしまっていることもある。風格は個人個人で違ってくるものだが、正しい身法、手法、足法、眼法や拳理がぶれてくるとどんどん違う方向にいってしまう。。。

 

3月からのコロナ自粛の期間に陸瑶先生のYOU TUBEによるライブレッスンと、オンラインレッスンで毎回細かい説明とチェックをしてもらって、何をやっているのか?どうすればいい発勁(?)に繋がるのか??腰はどう使っているのか???などがかなりハッキリ分かってきた。毎回、目からウロコが落ちる!!状態だが、いつまでもいくらでも、学ぶことがあるのは楽しい!中国の歴史の深さを思い知ること多大である。

 

 

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8月の太極拳教室と経絡ストレッチのご案内

2020-08-02 14:25:04 | 教室と講習会のお知らせ

やっと(!)梅雨が明けて、今日は一気に夏空(*^。^*)

8月の陳式太極拳教室と経絡ストレッチの日程は以下になります。

コロナウィルスの影響はこの先数十年にも渡るとのWHOの警告もあり、東京・神奈川など都市圏ではなんとなく不安な気持ちがうっすらと広がっている気配。。。😅 マスクに頼り過ぎて思考停止に陥ると、他の病を取り込むことになりかねない。

思うに、今回のコロナウィルスは、人と人との繋がりを分断するというタチの悪さを持っている。誰かと会ってお喋りしたり笑い合ったり、美術館や劇場や映画館で素晴らしい作品に心を奪われたり慰められたり。。。コロナを怖れるあまり家に閉じこもって他者との繋がりを自ら断ってしまってはコロナの思うつぼ!!個人でできる対策は最大限に対処しつつ、できるだけ平常心で(これまで通りではないけれど)普通の暮らしを続けていくことで気持ちが負けないようにしたいもの。

太極拳も経絡ストレッチも、意識と呼吸を合わせることで調心・調身・調息ー心と身体の緊張をほぐす効能がある。コロナ自粛や在宅ワークが続いて体調を崩しやすくなっている、あるいは、3月からのこの間ですっかり太ってしまった!💦という方は、是非一度体験を!(*^。^*)

 

■陳式太極拳普及会土曜日教室(会場がその都度替わります) 

日本太極拳友会に属する陳式太極拳普及会・土曜日教室です。1988年の鄭州への訪中をスタートに、故三代一美先生の指導の下、陳正雷老師の陳式老架一路・二路、新架一路・二路、剣、槍、刀などの器械を続けています。

元々研究会として発足した教室で、陳式太極拳の真髄を求めて、一人一人に目の届く細心な指導を心掛けています。

 8/8 13:00-15:00 横浜市旭スポーツセンター第3体育室

    8/15 13:00-15:00 横浜市鶴見スポーツセンター第3体育室

 8/29 13:00-15:00 横浜市鶴見スポーツセンター第3体育室

      ※月謝 2,000円 体験(1回のみ)1,000円

問い合わせ:linmu-quan@ezweb.ne.jp (鈴木)

                  又は chinshikidaisuki@gmail.com

 

■マイカル本牧陳式教室(毎週水曜日夜)

イオン本牧店3番街にあるカルチャー教室。少人数で和気あいあい楽しく、ひたすら老架一路に取り組んでいます。陳式剣も行っています。

 8/5、19、26  18:30〜20:00

 場所:横浜市営バス「本牧和田山」バス停前イオン3番街2F
  ※体験・見学・参加費等、問い合わせ先 http://www.culture.gr.jp/detail/honmoku/index.html

 

■カルチャー本牧教室(太極拳とストレッチ) 

カルチャー本牧教室では、基本の身法と身体の感覚を確認しながら陳式老架1段・3段を繰り返し丁寧に練習をしています。第3木曜日は、正しい姿勢を作り股関節回りの柔軟性を高める経絡ストレッチを行っています。ストレッチのみ参加のメンバーもいます。

     8/13、27 11:00-12:30  陳式太極拳(毎月第2・第4木曜日) 

     8/19  11:00-12:30 経絡ストレッチ(第3木曜) 

    場所:カルチャー本牧 ※バス停「本牧1丁目」下車。2分 

    問い合わせ先 庄司/yok2964sy@ezweb.ne.jp  tel.045-621-2964
 
 

経絡ストレッチ「はまじょ会」 

経絡ラインに沿ったストレッチで気の流れを整え、関節回りの筋肉の柔軟性を作り、身体の軸をしっかり作って正しい姿勢を身につけます。太極拳に通じる動きで、脚力の強化も図ります。

★毎月第2月曜日 
・日時:8月10日(月・祝)13:15-14:30  
・場所:神奈川スポーツセンター2F研修室(横浜駅西口より地下鉄「三ツ沢上町」下車)
・参加費:1,500円 ※初回体験500円 
※参加ご希望の方は、linmu-quan@ezweb.ne.jp まで 事前にご連絡を。  

 

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