6月8日の日曜日は、品川区連主催による陸 瑶先生の「形意拳入門講習会」であった。
いつも陸先生の講習会では、なにかしら「そうかっ!」という発見があるが、今回もまた、分かっているようで分かっていないこと、なんとなく感じてはいたけど確信できなかったこと、等々が確信できた、有意義な一日でありました。
午前中は、三体式と五行拳の復習。
三体式は、これまでは、足がブルブル。。。イタタタ。。ヒ~。。震度5弱状態(!)であったが、今回は、コツが分かって(?)1分~2分はノープロブレム!
正しく姿勢を取れば、結構立っていられるのであった。
(形意拳は、太極拳とは違い、脇は締める。身体はギュッと真ん中に寄せるようにして、腿も内側に締めるようにするのね)
三体式に入る前の站トウの手の位置も、「右手上で手前、左手下で前!」と言われてるのに、いつの間にか「あれれっ?手が逆だ。。。」。今回はバッチリよ。
続いて、劈、崩、鑚、横、砲という5つの拳の打ち出し(五行拳)をひたすら繰り返し。
この五行拳の次は、連環拳、というのがあるのだが、今回はこれはヌキ。
午後は、もっぱら、”五行相克対練”という、二人組みでお互いに拳を出す、捌くの練習。
太極拳の推手と同様、相手の動きがあってはじめてこちらが動くのだが、勝手に自分の手を出してしまうし。。。。
陸先生は、ボードに書いて説明しながら実際に動きながら指導するのであるが、何せ、太極拳しか知らない、しかも初心者ばかり。
だから、「あれれ?手はどっち?」「右足が前、って書いてあるよ?私、左が前になってる??」。。。
あちもこっちも「んんん???」
クエスチョンマークがたくさん宙に浮かんでいる・・・・のであった。
陸先生の説明をきいていると、ふとした言葉に大切なことが気がつく。
今回は、
「放(松)は、沈(める)のためにやること」というのに目からウロコ!
太極拳ではやたら「放松」が言われるが、「放松」は「沈」の方法であって、それ自体が目的ではない。
これを正しく理解しないと、緩める緩めるばっかりで、上体がフニャ~となりがち。
大阪の陳式太極拳講習会で、張 東武先生が「太極拳は棚勁であると言える」と言ったことと同じだ。
外に大きく膨らむ勢いがあるのが、太極拳なのね。八方を支える、のである。
これについては、私の師である三代一美先生が、大分前から「”緩める”と”膨らむ”のよ」と言っていたが、今回、それを再度認識。言葉は違えど、言ってることは同じ。
いろいろな角度から点検する、って必要だと実感する。
太極拳だからね~。。。陰陽相在。。。反対がいつもあるのね。
中国では、まずはじめにいろいろな武術をやって、最後に太極拳をやる。という。
陸先生は、「太極拳が一番難しいから」と言う。
先生自身は、「7歳の頃から形意拳をやって、その練習のお陰で太極拳の”沈”が出来たと思う」と。
形意拳は”硬打硬進”といって、ひたすら力を出していく。
その過程を経て、陳式太極拳の威力ある発勁が生まれてきたのだろう。
講習会では、率先して動いて、大きな声でかけ声をかけ、一人一人を手直し。
何度でも一緒に繰り返して、動きを見せてくれる(先生が一番疲れたかも)。
陸先生の股関節(=胯)は、本当に(!)柔らかくて力強い。
そこから力が生じている、ということがはっきり見える。
腰も凄いよ~!
膨らんでるからね~!!これぞ”熊の腰”だ。
陸先生は37歳。7歳の時から武術を始めて、毎日毎日練習に明け暮れて、37歳。日本人が「30年やってる」というのと、密度がまるで違うのだ。
子供の頃から毎日様々な武術や太極拳をやってきた中国の老師から学ぶことはまだまだたくさんあるし、日本語がペラペラの陸先生ならでこそ伝えられることもある。
こんな機会を持てたことは、私にとって、また一つ世界が広がる思いがしたのでありました。
五行相克対連はこうなるの。。
いつも陸先生の講習会では、なにかしら「そうかっ!」という発見があるが、今回もまた、分かっているようで分かっていないこと、なんとなく感じてはいたけど確信できなかったこと、等々が確信できた、有意義な一日でありました。
午前中は、三体式と五行拳の復習。
三体式は、これまでは、足がブルブル。。。イタタタ。。ヒ~。。震度5弱状態(!)であったが、今回は、コツが分かって(?)1分~2分はノープロブレム!
正しく姿勢を取れば、結構立っていられるのであった。
(形意拳は、太極拳とは違い、脇は締める。身体はギュッと真ん中に寄せるようにして、腿も内側に締めるようにするのね)
三体式に入る前の站トウの手の位置も、「右手上で手前、左手下で前!」と言われてるのに、いつの間にか「あれれっ?手が逆だ。。。」。今回はバッチリよ。
続いて、劈、崩、鑚、横、砲という5つの拳の打ち出し(五行拳)をひたすら繰り返し。
この五行拳の次は、連環拳、というのがあるのだが、今回はこれはヌキ。
午後は、もっぱら、”五行相克対練”という、二人組みでお互いに拳を出す、捌くの練習。
太極拳の推手と同様、相手の動きがあってはじめてこちらが動くのだが、勝手に自分の手を出してしまうし。。。。
陸先生は、ボードに書いて説明しながら実際に動きながら指導するのであるが、何せ、太極拳しか知らない、しかも初心者ばかり。
だから、「あれれ?手はどっち?」「右足が前、って書いてあるよ?私、左が前になってる??」。。。
あちもこっちも「んんん???」
クエスチョンマークがたくさん宙に浮かんでいる・・・・のであった。
陸先生の説明をきいていると、ふとした言葉に大切なことが気がつく。
今回は、
「放(松)は、沈(める)のためにやること」というのに目からウロコ!
太極拳ではやたら「放松」が言われるが、「放松」は「沈」の方法であって、それ自体が目的ではない。
これを正しく理解しないと、緩める緩めるばっかりで、上体がフニャ~となりがち。
大阪の陳式太極拳講習会で、張 東武先生が「太極拳は棚勁であると言える」と言ったことと同じだ。
外に大きく膨らむ勢いがあるのが、太極拳なのね。八方を支える、のである。
これについては、私の師である三代一美先生が、大分前から「”緩める”と”膨らむ”のよ」と言っていたが、今回、それを再度認識。言葉は違えど、言ってることは同じ。
いろいろな角度から点検する、って必要だと実感する。
太極拳だからね~。。。陰陽相在。。。反対がいつもあるのね。
中国では、まずはじめにいろいろな武術をやって、最後に太極拳をやる。という。
陸先生は、「太極拳が一番難しいから」と言う。
先生自身は、「7歳の頃から形意拳をやって、その練習のお陰で太極拳の”沈”が出来たと思う」と。
形意拳は”硬打硬進”といって、ひたすら力を出していく。
その過程を経て、陳式太極拳の威力ある発勁が生まれてきたのだろう。
講習会では、率先して動いて、大きな声でかけ声をかけ、一人一人を手直し。
何度でも一緒に繰り返して、動きを見せてくれる(先生が一番疲れたかも)。
陸先生の股関節(=胯)は、本当に(!)柔らかくて力強い。
そこから力が生じている、ということがはっきり見える。
腰も凄いよ~!
膨らんでるからね~!!これぞ”熊の腰”だ。
陸先生は37歳。7歳の時から武術を始めて、毎日毎日練習に明け暮れて、37歳。日本人が「30年やってる」というのと、密度がまるで違うのだ。
子供の頃から毎日様々な武術や太極拳をやってきた中国の老師から学ぶことはまだまだたくさんあるし、日本語がペラペラの陸先生ならでこそ伝えられることもある。
こんな機会を持てたことは、私にとって、また一つ世界が広がる思いがしたのでありました。
五行相克対連はこうなるの。。
コメント入れていただいて嬉しいです。
太極拳をやっていらっしゃるんですね~。
やってもやってもどんどん奥が深くなるばっかりですね。
めげずに頑張りましょう。