izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

交流大会が終わり、写真展に行ったりしながら。。。。

2021-05-13 14:57:59 | 日記・エッセイ・コラム

5月の連休が終わるとほとんど同時に、神奈川県では5月11日までのまん延防止措置期間が延長になり、東京はまん延防止から続いて3回目の緊急事態宣言。。。今回の感染拡大は英国株やらインド株やら、感染力の強い変異株が広がりつつあ流とかで、さすがに気持ち悪い。

去年は中止になった日本太極拳友会の交流演武大会が以前から5月9日(日)に予定されていて、それまではできるだけ外出自粛しておこうと思いつつ、オンラインレッスンで陸 瑤先生の「健身気功導引十二法」をお勉強。中国語の読み方・発声も教わって、ふむふむなるほど。。。

ワタシが所属する日本太極拳友会の交流演武大会は、参加申し込み締め切り後に東京に緊急事態宣言が発令されたこともあり、直前キャンセルも出て参加者は例年の1/3強程度。いつも会える人の顔が見えなかったのは寂しい。。。それでも大会自体は、少人数でもまとまり感があり、ワタシ的にはとても温かみのある交流会だったと思う。

 

大会の直前、9日が終わるまでは”教室以外は外出なし!”と決めていたものの、期日が9日までの木坂美生の写真展を「どうしても観たいっ!」と思ってGallery NAYUTAまで。いつもはついでにブラブラするのだが、横浜から東銀座まで行って、脇目も振らずに裏通りを歩いて銀座1丁目まで。

Gallery NAYUTAとGALLERY KAMELLIAでの同時開催の「木坂美生展」。日常の何気ない風景をあるがまま、画面を切り取ったり調整したりといった人為的な操作をせずそのままを切り取っただけという作品は、見つめているとその景色が主体となってそれらが見てきた人の物語を語っているように思えてくる。。。木坂さんは、いつもカメラを持っているけれど、何度もシャッターを押すことはないという。風景と感覚が一致したその一瞬の空間を留めた作品は静謐で、突き抜けた覚悟ができているーーといった作品なのであった。2014年のパンフレットによると祖母が能楽師だったとあるが、作為的な一切を省いた画面は、そこにないものをも語る能楽の舞台のようでもあった。

奥野ビルを出て、いつもは立ち寄るGINZA MATSUYAのアニエス.bのショップも素通りして一目散に東銀座駅。そのまま横浜の自宅まで一目散に帰宅。。。あ〜あ、なんかなぁ〜、な日ではあったが、Gallery NAYUTAの佐藤香織さんから「今、逗子でこんなのをやってますよ」ともらったパンフレットに心惹かれて大会終了後の水曜日に行ったのが、zushi art galleryで開催中の「森山大道展 逗子「Vol.2」」と「西村陽一郎展」。

 

逗子は、なんとなく切なく懐かしい場所だ。

その昔、子供の頃、毎年夏に母親と一緒に逗子、鎌倉、茅ヶ崎、辻堂などに泊まりがけで海水浴に出かけていた。当時はまだ古い洋館があちこちに残っていた頃で、長い砂浜や家々の脇を抜ける路地、生垣、暗い夜に聞こえる木々のざわめきなどが断片的に記憶に残る。

結婚式を挙げたのも、逗子海岸駅近くの教会だった。夫の大学時代の友人が牧師をしていた教会で、家族とごく親しい友人だけの列席で式をあげ、鐙摺のレストラン「ラ・マレ・ド・チャヤ」で食事会をしたのも思い出深い。 

 

zushi art galleryは、京急「逗子葉山駅」から田岡川沿いに歩いてすぐ。川に面した一軒家のギャラリーで、奥の展示室で森山大道展、手前の展示室で西村陽一郎展が同時開催されている。

森山大道氏のモノクロ写真には、時の流れを留めながらも時代の変遷をも感じさせる、光と影の対比に圧倒的なパワーを感じる。

一方、西村陽一郎氏の作品は”海岸で拾った貝殻”をスキャンした”スキャングラム”。独特の透明感のある幻想的な写真だ。フィルムを通さずにダイレクトにプリントした作品は、スキャンすることで貝殻の見えない色や線が浮かび上がり、不思議な広がりを見せてくれる。深い海の底からの音が聴こえるようだ。

森山大道展、西村陽一郎展は、5月31日まで。詳しくはブログを。

ギャラリーの入り口。

上の写真の奥に何気に映るギャラリーの飼い猫。出入り自由である。

 

京急「逗子葉山駅」は、逗子海岸駅〜新逗子駅〜逗子葉山駅と名称が変わっている。

JR「逗子駅」周辺は個性的な飲食店や古くからのお店が並んで賑やかだけど、京急「逗子葉山駅」周辺はかつては別荘地だったことを街のそこここに残す静かな住宅地。この季節、川べりの道を歩けば樹の香りが漂い、空気が清々しい。歩道の脇の小さなベンチに、2〜3人の高齢者が座っていた。。

 

海岸沿いにかつてあった「逗子なぎさホテル」や134号線沿いにあったこじんまりしたレストランもすっかり消えて、今はマンションが並ぶ。森山大道氏の写真に、川にかかる橋の袂に住宅地の中にある「CINEMA AMIGO」の上映スケジュールが映っていたのも、なんだか懐かしくも切ない気分にさせるのでありました。

「CINEMA AMIGO」はまだ行ったことがないが、コロナが収まったら真っ先に行きたい場所でもある。

https://cinema-amigo.com 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京都の重要文化財京町屋“杉本... | トップ | ちっとも取れない!ワクチン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事