izumishのBody & Soul

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福山小夜が蓼科にヴィーナスショップ&ギャラリーをオープン

2010-10-04 14:40:09 | アート・文化
思い返せば、今からもう、30年あまり前(!)のこと。
その頃、「流行通信」というファッション雑誌のチーフをしていたワタシのところには、カメラマンやイラストレーターや、ヘアー・メイクアップアーチストや、モデルや、いろいろな分野の新人たちが売り込みに来ていた。

そんな中で出会った才能あるアーティストの何人かとは、編集部を辞めた後も別の仕事をしたり、仕事をしなくても今もなんとなく繋がったりしている。
その1人が、福山小夜さんだ。
元はイラストレーターだが、今は画家。

小夜さんが見せてくれたのは、当時の人気イラストレーターであったアントニオ・ロペス(1987年にエイズで死亡。当時のファッションピープルとしてNY、パリで大注目!)を思わせるタッチの作品。
その作品はまだ"誰かの絵"に似ていたけれど、なにか個性を感じさせる煌めきがあり、この人はもっともっと飛躍しそうだと強く感じたことを、今も覚えている。

小夜さんは、嫋々としてたおやかな風情だが、芯は強くしっかり自分を持っている。
低い声で、静かに話し、人の話もじっと聞く小夜さんだが、実は、心に燃える炎をもっている。
静かに熱く燃える、青い炎だ。
イラストレーターとして雑誌やコマーシャルで活躍していた時期に、「絵を描きたい」という強い気持ちからスペインに行って個展を開いたり、パリに行ってジンガロ(フランスの曲馬団)を訪ねて油彩を描いたりと、常に脱皮を続けてきた。

そんな小夜さんが、東京を離れて一人で蓼科にアトリエを構えて制作に没頭すると聞いた時は、ビックリ!
なんで・・・1人で・・・冬は寒いよ~、な蓼科に・・・・・。
それから3年。
小夜さんは、とうとう個人でギャラリーを開設してしまったのだ!

ふとしたことから描き始め、ライフワークとなっている「ヴィーナス」をテーマにした小さなショップ&ギャラリー。「ひとりで制作しながらやっていくため、オープンは毎月第3土曜日・日曜日の2日だけ」という。
スゴイ!小夜さん、やったね!!
蓼科の秋は清涼として気持ちがいいだろうな~。
清々しい高原の空気と、小夜さんの(そして永遠の美の象徴である)ヴィーナスを観に、この秋は蓼科に行こうかな、と思う雨の月曜日。

ヴィーナスショップ&ギャラリー「VENUS FACTORY 厩(うまや)」は、JR茅野駅より6km。
オープン毎月第3土曜日・日曜日の11:00-17:00。
連絡は、TEL.FAX.0266-82-0287(オープン日時は変更の場合もあり。事前確認が望ましい)
ショップには、油彩、スケッチの他、絵皿などもあり。また作品を展示したギャラリーも隣接している。

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