誕生日の３月

３月の５日は義母の誕生日であった。
９４歳になったのだ。凄いっ！！


最近はほとんどベッドに横になっているが（しかも、ミッソーニのニットを着たままっ！）、アタマはしっかりしている。
入居している老人ホームから、誕生日のプレゼントに「なんかいろいろ」いただいたと言う。
部屋を見回すと、車椅子に見慣れぬ可愛らしい柄のトートバッグがかかっている。
その中に、「いろいろ」入っていたと。。。


ヘルパーさんに聞くと「バッグの中に、ソックス２足と、ポンチョ１つ」が入っていたのだとか。
タンスの中には真新しいソックス。
椅子の上に、黒いニットに刺繍をしたポンチョがある。
言葉が自由に出てこないが、記憶もしっかりしている義母である。


１０日は、ワタシの誕生日。
９日の土曜日は練習が休みだったので、戸部に実母のお見舞いに。
暖かく、穏やかな日だったので、車椅子でお散歩だ。
今度の所は、すぐ横に川が流れ、広い遊歩道があって散歩に最適。
横浜駅からも歩ける距離というのに、まるで静かだ。


こちらの母は、アタマもカラダも、だいぶ弱くなってきている。
もう、ほとんど自力で歩けないし、「ここはどこ？」「今はいつ？」は完全に喪失。
ワタシの誕生日だと言ったって「？」。
「美味しいものは出ないわね～」というから、ペニンシュラの杏仁プリンを買っていったら、ムシャムシャ食べること食べること。舐め回しそうな勢いである。。。

義母は、アタマがしっかりしているだけに（しかも思うように喋れないから）、今の状況がつらい。
母は、アタマが壊れている分、何も分からないから、シアワセといえばシアワセ。。。。


ボケの花や、梅や、レンギョウ、沈丁花が咲き、もうすぐ桜も咲きそうだ。
のんびりゆっくり歩きながらの誕生日イブ、でありました。