izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

中央本線に乗ってクリスマス。亡くなった友人を思い出してしまったよ

2010-12-27 16:07:11 | 日記・エッセイ・コラム
先週の金曜日、中央本線に乗って、甲府まで、クリスマス礼拝に出掛けたのである。
毎年クリスマスは、結婚式を挙げてもらった(主人の友人でもある)牧師さんの教会に礼拝に行く。
年に一度だけの信者だ。
牧師さんは教区ごとに転勤がある。
これまで、逗子海岸の教会をスタートに、清里、伊東、横浜・領家、横浜三ツ沢、と追っかけを重ね、今年は甲府だ。


八王子から「あずさ」に乗り、相模湖、藤野、と過ぎて、やがて車窓右側の山の方に中央高速が見え隠れしてくる。
ああ、夏にはよく八ヶ岳に行ったな~、と、ふと思う。
今から、7-8年くらい前までは毎年、姪を連れて、八ヶ岳山麓の友人のコテージで夏を過ごしたのだ。
近くには大学時代からの遊び仲間の別荘があり(偶然にも、牧師さんも近くに別荘を持っている)、何度かの夏を一緒に過ごしたのである。
普段は忘れているようなことが、中央本線に乗って、中央高速を見たとたん、想い出が蘇ってきた。


その友人は、今年、5月に亡くなった。。。。
彼は、毎週ごとに杉並から車で通い続け、病気になっても最後の最後まで、自分で運転して別荘に通っていた。
病気になって、命が残り少ないことが分かってからは、奥さんに別荘の管理を教え、冬の間別荘を留守にする時の水の抜き方を教え、薪ストーブの薪をたっぷり用意して積み上げ、「これで大丈夫!」と用意万端整えて、やがて訪れる日に備えていたのだとか。
亡くなったその日の午前中、散歩から帰って「オレ、今日、逝きそうな気がする」と奥さんに告げた。
その言葉通りに、その日の夕方に倒れ、病院に運ばれて、そのまま息を引き取ったという。
彼がどんな思いで薪を割り、大好きな八ヶ岳の風や光をどんな思いで感じていたのだろう・・・。
想像するだけで悲しみが膨らんでくる。 


やがて、列車は長いトンネルを抜けて甲府盆地へ。
まるで夏のように明るく眩しい日射しの下に広がる甲府盆地とその周囲の山々、今は左側の車窓の遠く向こうに位置する中央高速が見えた途端に、涙がドバッ。。。。
突然、もういないんだ、と激しく感じたのだった。
 

そんなこんな、何年振りかで乗った中央線は、なんだか遠い昔に忘れてきたような記憶を思い出した数十分。
甲府駅まではあっという間で、辿り着いた教会は、こじんまりと小規模で暖かく、男性コーラスによる聖歌などがあって、気持ちが落ち着ける礼拝でありました。 
   

コメント
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