ウチの認知母さんその後ーお蕎麦がないと、ココアは飲めない～？！

今週は、日曜日に高田馬場で経絡O.S.Positionの指導員講習、月曜日は月に一度のワタシが指導する教室、そして火曜日は、週に一度の経絡エクササイズ教室、と、3日続けての経絡体操。
お陰で身体の奥から思いっきり伸びました。。。


月曜日の帰り、母が住んでいるグループホームに。
そろそろお正月の予定を考えなくてはならない。
これまでは、お正月の一日は家に連れてきて過ごしていたのだが、最近はとみに「ここはどこ？」がひどくなくなり、どこにいてもあまり意味がない。
ヘルパーさんにそんな話をすると「そうなんですよね・・最近は分からなくなってることが多いから・・・」。


ワタシが行く時は、静かにテレビの前のソファに座ってるのだが、朝は結構混乱して険悪になることもあるようだ。。
「今朝もね、ココアをお出ししたら『お蕎麦がないのに飲めないわよ！』って怒るんです」（えっ！！）　
「で、少し経ってから他の人が勧めると、また『お蕎麦がないのに、飲めないわよ！！』って怒るの」（えっえっ～！！！）　
聞いてるこっちは大笑い。ココアだよ～！お蕎麦って、なに～！？
ココアがそばつゆにでも見えたかな～？？？


「しばらく放っといたら、自分で飲んでました」。はぁ～。
ヘルパーさんたちは慣れてるから、それなりの対応をしてくれる。
これが家でやられたら、もう～、大喧嘩だ。
娘と母親は遠慮ないからね。

最近は、「自分の兄弟くらい分かるわよ！」とか「自分の娘くらい分かるわよ！」とか、人を見分けるので、治ってきてるのかな～？（まさかね）と思ったりすることもあるのだが、やっぱりダメか。。。
アルツハイマーはどうなってるんだか、さっぱり分からない。
とても素人の手には負えまっせん。


それにつけても、グループホームに行くたびに、母の部屋がキチンとさっぱり片付いているのには驚く。
以前は、夜中に自分でいろいろ整理してる（つもり、なのだ）から、クロゼットも引き出しもグッチャグッチャ。
整理するのに時間をとられたけど、今は、もうそれすらなくなって全部ヘルパーさんに任せっきり。引き出しの中に整然と着替えがたたまれて収まってる。着替えもホームで良さそうなのを買って揃えておいてくれる。


部屋にもカギをかけなくなった。
「部屋にカギをかけなくなって、私たちはその方がいいんですが（夜中に見回りするから）、見方を変えればカギもかけられなくなったくらいに進んでる、ってことだから・・・」と言われたが、まったく今は、自分のものの整理は頭にも浮かばない状態にまでなってる、ってことで、いいんだか悪いんだか。
　
そんなこんな、ちょっぴり哀しい状況ではあるけれど、今回の「お蕎麦がなければココアが飲めない！」は、久しぶりに笑えました。