岩田院長のブログ

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今年も1年有難うございました

2022-12-29 19:03:44 | 医療
当院の診察は12月28日で終了しました。今日はクリニックのワックスがけでクリニックにとどまり、雑務をしていました。
今年はスタッフがコロナ感染などで休診したりと休んだ日が多かった気がします。
新型コロナウイルス🦠の感染は拡大しています。他の地方ではインフルエンザも流行に入ったとの事です。最近はドラッグストアでコロナ検査キットも売っているため自分で検査をして陽性が出れば自宅待機して陽性者登録センターに登録するだけで済むので医療機関を受診しないケースもあります。ただ、診断はできても治療が不十分なので困る方も多いと思います。コロナもインフルエンザも同じウイルス感染なのでインフルエンザ感染を参考に自宅での治療の参考になればと思い、治療薬を紹介します。今日紹介する薬はドラッグストアで売っているものです。
感染陽性が確定した時に体がだるい、発熱🥵、寒気がする時に使うのは、「麻黄湯」。麻黄湯は小児でも投与が可能な薬💊ですが、汗💦をかいていない時に使用し、汗が出るまで使います。もし汗をかいている人は「桂枝湯」を使ってください。ただ「麻黄湯」を高血圧などの循環器系の病気や前立腺肥大がある人は「葛根湯」の方が良いと思います。麻黄湯、葛根湯、桂枝湯を1〜2日使って解熱、寒気がとれて調子が良ければ療養期間をゆっくり過ごす。ただ、まだしっかりしない場合は「補中益気湯」で体力回復を目指します。咳がしんどいときは「麻杏甘石湯」、個人的には好きな咳止めで小児にも使用可能です。ビタコール咳止めも去痰剤やコデインが含まれているため咳止めとしては個人的に使います。それでも咳が強い様なら「五虎湯」との事ですが、個人的には麻杏甘石湯とビタコール併用はよく効きますが、口渇とやや尿閉ぎみになるため注意が必要です。あとは痰の絡みが気になる方は「竹じょう温胆湯」を使います。嗅覚障害は2週間から1ヶ月で改善する例が多いですが、「当帰芍薬散」も効果があるとも言われています。
追加ですが、漢方は2種類以上を一緒に飲むと効果が落ちるので30分以上は空けて飲んでください。
以上、参考ですが、市販薬で治療する方法を書いてみましたが、状態が悪化する様なら躊躇わずに早く医療機関に相談してください。
何よりも感染予防とワクチン接種を!!
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