岩田院長のブログ

楽しい話、マジメな話・・・etc.

電話再診

2021-08-29 22:09:17 | 医療
新型コロナウイルス感染拡大により自宅療養者が増える事を想定して広島県の健康福祉局よりオンライン診療(電話再診も含む)や往診についてのアンケートが届きました。当院ではオンライン診療と往診の体制はとっていませんが、電話再診であれば当院通院中の方であれば可能なのでお受けする形で返答しました。
ワクチン接種も異物混入で安定供給が可能なのかは不透明、人流抑制も十分にできていない状態で医療体制だけを強化しようとしても限界があります。海外の様にロックダウンに近い措置が必要になる時期が来るのかもしれません。昨年の状況から人流が減れば開業医の患者は減るので手の空いた医療従事者を使って一気にワクチン接種を行って集団免疫を作る方が効果的にも思えます。活動範囲の広い若い人達がワクチン接種を打ちたくても打てない状態が改善されれば感染拡大は食い止める事ができそうですが。
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新型コロナワクチン接種後の死亡、副反応

2021-08-26 21:38:10 | 医療
今日届いたMedical Tribuneを読んでいるとワクチン接種後の死亡、副反応についての記事がありました。
死亡例の報告は、ファイザー製828例、モデルナ製6例、ワクチン100万回接種あたりの死亡件数はファイザー製で11.1件、モデルナ製で1.7件でした。死亡との因果関係は認められないとの事ですが、インフルエンザのワクチンに比べると高い印象です。アナフィラキシーの件数も100万回あたりファイザー製は5件、モデルナ製は2.2件との報告です。副反応だけ見るとモデルナ製の方が少ないです。
そのワクチンも英公衆衛生当局の発表で、ファイザー製ワクチンによる防御効果は、2回目の接種から1か月後は88%、5~6カ月後には74%に低下したことが示された。一方でアストラゼネカ製では、2回目の接種から4~5カ月後に77%から67%まで低下したと公表しています。この公表から、やはり3回目の接種が必要になりそうです。
広島でも緊急事態宣言が発令予定ですが、ワクチン接種も必要ですが、人流抑制も行わないとやはり感染のコントロールは難しいです。新型コロナウイルスに感染して入院治療を行い、退院して一昨日当院に来院された患者さんと話しをしましたが、本当にしんどくて臭いも弱いとの事です。
皆さんも気を付けください。
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コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方

2021-08-22 22:11:47 | 
今日は朝から広島市内で仕事をしていました。
蔓延防止等重点措置発令下で人流を抑制しないといけない中での広島なので少し気が引けます。
その様なコロナ禍での働き方改革、サバイバーになるための本が「コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方」
現状として、
●移動蒸発 → 需要蒸発 → 雇用蒸発
●弱肉強食の時代に入り、「70%エコノミー」となる
●「低成長」×「不安定」の時代になり、「新たな様式」が生まれる
その中で行う4つの戦略
1.サバイバル戦略(Survival)
人員の適正化(ダウンサイジング)、コストの変動費化、顧客の変化を見逃さずに稼ぐ
2.生産性戦略(Productivity)
オンライン化、リモートワークを「デフォルト」にする、業務の棚卸しをしっかりおこなう、生産性と「幸せ」を両立する「スマートワーク」を実現する
3.成長戦略(Growth)
本体から切り出し、「アジャイル方式」で社長直轄とする、若手をリーダーに抜擢する、M&Aで時間を買う
4.人材戦略(Human Resource)
ハイブリッドの人事制度で対応する、「ミッションありき、結果志向」へシフトする、 現場力を支える「ナレッジワーカー」の評価を高める
そういた中で「プロ」として生き残るポイントを挙げています。

今までの医療は癌や認知症などがテーマとしては主流で感染症は少しマイナーになっていました。今回の新型コロナウイルス感染症で医療の体制も変化すると思われます。今はコロナ関連の保険点数は増点されていますが、収束後はその対応次第で医院としてやっていけるか、やっていけないかの二極化する可能性もあります。その中でプロとして生き残るヒントになる本と思います。
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ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法

2021-08-15 22:15:34 | 
お盆休みの最終日ですが、午後はワクチン接種に出務してきました。午後で270人近くの方が会場に来られました。その中には10代の方も来場され、若者にも少しずつ接種が進んでいる印象です。
今日は「ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法」を聴書しました。
著者は眼科医でハーバード大学に留学し、MBAまで取得しているエリートと言って良い人物です。その著者が実践していた勉強法を紹介しています。
限られた時間を有効に使うために、時間管理しっかり行う。その中で医療の現場でも行っているトリアージを自分の周りでも行う。
勉強についても毎日短くても継続するほうが、記憶の定着によく、仕事終わりの夜やるよりは寝起きで疲れの取れた朝に行う事を勧めています。また、読書などの投資も惜しまない。そこで得られた知識から、ファースト・ムーバー・アドバンテージ、誰も行っていない分野にチャレンジしてその分野を独占していく事も述べられていました。
出来そうでなかなか困難ではありますが、それを実践する事にも意義はあります。
また、本の中で現上皇様の心臓手術を行った天野篤先生のインタビューもありました。その中に「早い、安い、うまい」を手術で実践する事を心掛けていると述べられていました。牛丼の吉野家のフレーズの様に聞こえますが、手術をする上で早い、うまいはわかりますが、安いは心臓手術の費用が日本だと300万円近くかかるが、インドだと7万円程度で退院して仕事復帰した後にお金の面で心配しなくても済むようにと医師が費用も考える必要がある事をおっしゃっていました。日本の場合は高額医療の制度がありますが、社会復帰した後のことも医師として考えて欲しいという意味だととらえました。
岩田の学生時代の机には、おそらく秋吉台に旅行に行った時のお土産で買った石のプレートに「不断の努力」と書かれていました。学生時代には余りピンと来なかったですが、今はとても響いてくる言葉です。時間管理しながら努力を続けて自分のスキルを上げる、永遠のテーマです。
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慢性上咽頭炎は東洋医学で治す

2021-08-14 23:27:12 | 
お盆休みですが、大雨と新型コロナウイルス感染拡大もあり、自宅での巣ごもり生活
読書には最適です
今回はオーディオブックではなく、本を読んでの感想
今日は「慢性上咽頭炎は東洋医学で治す」という本を紹介します。
本の帯には日本唯一の耳鼻咽喉科専門鍼灸師との事で、肩こりから上咽頭炎の治療にアプローチしていく内容でした。確かにBスポット(EAT)治療をしていると頭痛や肩こりが改善する人も多く経験します。
本の内容とは別ですが、葛根湯は風邪の引き始めに使いますが、葛根湯には肩こりの治療にも使うことから葛根湯は上咽頭炎の治療薬かなと思っています。更に葛根湯は上焦(横隔膜より上の臓器)の疾患の治療💊に使用しますが、慢性上咽頭炎と上焦の疾患との関連性は今後の検討課題です。
さて、本の内容に戻りますが、著者はJSメソッドというツボと体操を組み合わせた治療法で患者の治療にあたっている様です。
慢性上咽頭炎の治療法はいろいろあるのだなぁ、と勉強になります。
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