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岩田院長のブログ

楽しい話、マジメな話・・・etc.

漢方で腸から体を整える

2025-05-05 20:56:03 | 
ゴールデンウィーク後半、読書で過ごしていました。
今日の本は、井齋偉矢先生の「漢方で腸から体を整える」
腸内細菌の研究は進んできていますが、漢方の面からの切り口から書かれた本です。

腸内細菌は麺焼き機能の調整、神経伝達物質の生成に影響
漢方は、短鎖脂肪酸を産生する善玉菌を増やす。短鎖脂肪酸の働きは、大腸の蠕動運動のエネルギー源として利用、腸内の環境を弱酸性にして悪玉菌の増殖抑制、制御性T細胞との生成に関与、血中の糖を細胞内に送り込む、インスリンの働きを高める、脂肪の蓄積を抑える、脳腸相関に関わる
腸内環境が整っていると、免疫チェックポイント阻害薬の効果を左右する、糖尿病や内臓脂肪型肥満に役立つ
腸内フローラが乱れると、炎症性物質を産生し、鬱や不安症状などを誘発する、腸内環境を整えることが心を整える上で大切

腸内にはパイエル板がある事から免疫に関与する事は予想できますが、オプジーボなどの免疫チェックポイント阻害薬の効果に影響があることには驚きでした。腸で産生されるセロトニンの事は知っていたので腸内環境が良くないと精神疾患に影響が出そうなので腸内を整えることは精神疾患の治療にもつながります。
漢方薬の奥行きの広さに驚きです。

やりたいことは全部やりなさい

2025-05-04 22:51:30 | 
ゴールデンウィーク中でゆっくり勉強と読書で過ごしています。
今日紹介する本は森永卓郎さんの「やりたいことは全部やりなさい」
経済学に素人の岩田ですが、楽しく読むことができる本です。

仕事は、所得と生きがいを得る
投資などで資産形成するよりは、わずかな貯蓄と年金の範囲内で十分豊かな暮らしをする
将来的な生活コスト削減を見据えて、計画的に支出を見直す
20、30代は、とにかく一所懸命働く
生きがいを持つことが幸せな人生の秘訣、お金至上主義の価値観から抜け出す

本を読んでいて感じたのは、ミニマリスト的な考え方。共感できる内容でした。

なぜ看板のない店に人が集まるのか

2025-04-29 21:19:09 | 
今日は「昭和の日」で祝日
一日ゆっくりしていました。今日は久しぶりに本📕の紹介をします。
今日の本は、田中森士さんの「なぜ看板のない店に人が集まるのか」

著者がスモールビジネスで小さくても安定した経営戦略を行うノウハウを示しています。スモールビジネスとは、初期投資や運営、コストを抑え、規模の拡大を目的化しない、5人以下で運営する小規模なビジネス。戦いの範囲を細分化して検討し、特定の場面に集中的に力を投入する。これを弱者の戦略と言う。スモールビジネスの強み、スピード感がある、フットワークが軽い、ニッチ分野に挑戦しやすい、ハングリー精神がある、Face To Faceの顧客対応。間口を狭める店が成功する理由は、世界観を守る、話題作り、特別感を与えるため。

AI時代を生き抜き、大型店とは違うスタイルで経営を行う事は、医療の世界にも参考になる内容でした。興味がある人は読んでみてください。

結果を出さねば、誰も守れない

2025-01-05 20:58:34 | 
昨日仕事始めで、今日は日曜日で休み。何もせずただ読書などで過ごしていました。
今、中山玲子さんの書いた「森岡毅 必勝の法則」を読み終わったところです。森岡毅さんは日本トップクラスのマーケターです。本の中にはいろんなためになる言葉がありますが、今回心に響いたものとして、
「結果を出さねば、誰も守れない。どんなに難しい戦局であろうと、やる限りは結果を出す必要がある。結果を出すためには何が何でもできることはすべてやらねばならない」
どの世代の人も結果が出れば評価が上がる。そのための努力は必要です。結果を出すための戦略、なかなか自分で考えるのは難しいですが、そのための過去の偉人の行ってきた事をどれだけ情報収集できるか。昔は本からですが、今はネット情報になるのかもしれません。正しい情報をたくさん吸入して自分のものにする、それを元にして結果につなげる。その結果が誰かを守ることになる。重い言葉ですよね。

年収90万円で東京ハッピーライフ

2024-12-15 21:54:45 | 
年末になり、急な冷え込みで体調を崩しやすい気候ですが、そういう時は家でゆっくり読書📖。
今日は大原扁理さんの「年収90万円で東京ハッピーライフ」
この本はYouTubeで取り上げられていて、題名と内容を観て読みたくなり購入しました。

著者は20代で隠居、週休5日の快適生活を送っている。高校卒業後、私生活で他人と会うのを一切やめ、金は空から降っては来ないので、生活費を稼ぐためのアルバイトだけはしましたが、それ以外の時間は、全部趣味につぎ込んだ。
東京西部の多摩地区に引っ越し、家賃28,000円での生活。朝は寒いので、暖房ではなく湯たんぽを使用し、起き、白湯を飲み、その後は紅茶。冬の朝ご飯の定番はスープ。昼ご飯は麺類が多い。夜ご飯の定番は玄米とお味噌汁とたくあん。常に腹6分目位。冬の夜は気温が下がるので、布団をかぶりながら読書。大切なのは、好きなことで生きていくじゃなくて嫌なことで死なない。友達はいらないと思えば必要ないもの。必要なのは、友達ではなく、義務教育みたいな環境に置かれたときに適当にやっていく技術、仕事は食っていくだけする。好きな人がいれば一緒にいる。手持ちのお金で買えるものだけで生活する。
結局人間がずっと昔から食べてきたものが1番良い。自炊が1番安く上がる。食生活をゆるい玄米菜食にしてから、どうでもいいことにキレることが確実に減った。1日の食費は300円位。服は流行に左右されない。スタンダードなものが1番。住まいは、東京郊外の家賃28,000円のワンルーム、5畳のワンルームにバストイレとロフトまでついている。駅から徒歩20分以上かかるので、誰も訪れてこない。暇だと体調の変化によく気がつく。そのためすぐにケアができるので悪化するまで気づかないことがほとんどない。だから健康だし医療費も全然かからない。年収は数字だけ見たらうなぎ下がりで、そこ家でフレ状態でこんな年収でやっていけるわけなくて生活が苦しいはずだけど、毎年年末になってその年を振り返ると今年は今までの人生で1番良かったなってなぜか思う。募金箱を見たら、大体10円未満でだけど、毎回入れちゃう。
働く前の心構えは、①まず物欲を減らす、②工夫して生活する、③欲しいものではなく、必要なものだけを買う、④最低何日働けばいいか逆算&実践。家賃が28,000円、共益費が1500円、固定費が15,000円、食費が10,000円、その他。最低限切り詰めれば月60,000円台で生きていけるけど、節約のために生きてるわけではないし、たまには遊びにも行きたいので、今は70,000円位としている。ここ数年は、年収が大体1,000,000円以下なので、行政にも無視されて所得税の通知は来ないし、住民税も免除になっているよう。年金も全額免除、これは所得が少ない人は免除の申請ができるんだけど、後は年金事務所のほうは審査をしてくれて、全額とか半額とかが決まる免除にしておくと、後からお金があるときに後納できる。暇な時は、散歩と読書。
平和=退屈なわけではない。100人の他人からの「いいね」より、自分1人の「いいね」が勝るようになる。将来のことを本気で考えていると、今のこの瞬間を大切に生きると言うことにどうしても戻ってくる。生きること死ぬことについて、死んだことがないので、ただの戯言と思われても仕方がないけど、どんな感じなのかわからないことなら、わざわざネガティブに取らないほうが私はハッピー。

世の中は年収103万円の壁が話題となっていますが、著者はそれ以下で更に充実した生活を送っています。2016年頃の話しなので、今の物価上昇時代にはきつい生活になるのかもしれませんが、考え方とやり方次第では十分可能だと思います。とても憧れるライフスタイル🤩です。