岩田院長のブログ

楽しい話、マジメな話・・・etc.

場所ニューロン

2024-10-24 22:36:11 | 日記
今日は午前は歯🦷の治療、午後は電子カルテの修理、その後はオンラインで仕事。
間で見ていたYouTubeで、効率的な学習法はいくつかの場所を移動しながら勉強するとの内容でした。場所を変えることで、海馬にある「場所ニューロン」が活性化する様です。海馬は記憶力を司る部位ですが、場所を変えたり歩いたり、移動したりすることで脳が活性化し、記憶力が高まるとのことです。カフェで勉強する方が記憶をするのに良いのであれば、今後もカフェ勉は継続したいです。
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集団免疫

2024-10-20 20:31:14 | 医療
今日は少し冷え込みを感じた1日でした。
当院もインフルエンザのワクチン接種を開始しました。コロナウイルス感染流行時にも集団免疫について注目されていましたが、流行性疾患を防ぐためには、免疫
保有者の数を増やす必要があります。ある集団における免疫獲得者の割合は集団免疫率(%)で表現され、基本再生産数(R0; 一人の感染者から生じうる二次感染者数)から算出されます。流行を防ぐための集団免疫率(%)は (1 – 1/ R0)×100と計算されますが、インフルエンザの基本再生産数(R0)はおよそ2であることから50%以上の集団免疫率を達成すれば理論上、インフルエンザの流行は防げることが推測されます。最近、鼻腔に噴霧するフルミストも発売され、通常の注射よりも痛みなく、効果も高いと言われています。ただ、流通量が少なく、入手困難です。インフルエンザも少しずつ感染者が出ているようなので皆さんもワクチン接種、感染対策していきましょう。
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to be nice, to be cool

2024-10-17 20:25:52 | 日記
今日は夜にzoomで会議がありましたが、それ以外はフリーでした。
日中はカフェでゆっくり読書と勉強。間でYouTubeを観賞。そのYouTubeで初耳学の森岡毅さんの映像を観ました。
テレビでもリアルタイムで観た内容ですが、学生に話しをしている内容に「to be nice, to be cool」という場面がありました。
「ナイスであるためにクールであれ」
この言葉には、強く共感しました。リーダーとして、ただ優しくするだけではなく、時には厳しい判断や指摘をすることが真の優しさにつながる、ということです。日頃の仕事の中でみんなに平等である事を意識して接していても、いざトラブルがあると悩むことは多いです。リーダーとしては、スタッフに皆で目標や目的を共有する事、頑張った先にある魅力的な未来を描かせる事が理想ですが、近づくのには時間がかかりそうです。
森岡さんの本はオーディオブックで過去にも聴いていますが、また聴きたくなりました。
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休養学

2024-10-14 21:14:43 | 
連休最終日。今日も用事なく、家でゆっくり読書。
今日の本は、片野秀樹さんの「休養学」

就学者の約8割が疲労を抱えて生活している。疲れた日本人は25年で約6割から8割に増えた。
慢性疲労症候群の人たちのもたらす経済損失は、約1兆2000億円。疲れているのに無理して働き続けると生産性が下がる。
若い人ほど疲れていて60代70代の方が元気、若い女性の約9割が疲れている。
OECD加盟国の平均睡眠時間は508分、日本は442分で最下位
体疲れないのに頭だけが疲れていることで、結果的に肉体も疲れが残る
体を動かしたり、頭を使ったりすることで、本来の活動能力が下がった状態、これが疲労の正体
痛み、発熱、疲労は体の異常を知らせる。3大生体アラート
疲労感をマスキングし続ける事は、体にとって相当な嫌がらせになる。その先は燃え尽き症候群と呼ばれる状態になる。
肉体的、精神的な疲労の原因になるような外的刺激はすべてストレスである
ストレスがかかると、副腎皮質からコルチゾールと言うホルモンが出る。これが抗炎症作用を引き起こす。この抗炎症作用はサイトカインの動きを止めて、結果的に炎症の火種が放置される。
自律神経の疲労は最初にわかる疲労のサイン。目の疲れや肩こりなどもその一つ。自律神経は24時間サイクルで私たちの体をその時間帯に最適な状態に自動的に調整する神経。
朝起きると交感神経優位、夕方になると、リラックス神経の副交感神経優位、しっかり休むには、副交感神経が優位であることが必要である
自律神経のトータルパワーの句は、10代後半から20歳まで加齢とともに自律神経のパワーダウンになるが、大事なのは、交感神経と副交感神経のバランスが取れていること
今の日本人は休養しても50%程度しか充電できていないイメージ。急用のほかに活力を加えて、満充電に近いところまで持っていく
活力を高めるために、あえて何か負荷をかける、疲れたら休みつつ負荷をかける
休養としては、睡眠、休憩、適度な運動、入浴、食べ過ぎないことを、森林浴、自分の趣味や嗜好を追求、マインドフルネス、旅行
生理的休養としての睡眠は大切、睡眠の大事な役割の1つは、細胞の修復。睡眠には、肥満の予防、生活習慣、病の予防、感染の予防の役割がある
記憶の定着や整理も、睡眠中に行われる
レム睡眠は脳は動いているが、体は動いていない。90分、サイクルでレムとノンレム睡眠が繰り返される。。飲んでも、睡眠の時にアミロイドβと言う脳の老廃物が脳外に排出、長時間排出されずに脳内に蓄積すると認知症になる。睡眠は5から6時間以上は必要。。高齢者は中途覚醒が多いので、睡眠が足りない感じがする
15から20分の短い昼寝は良いことが多い
たった1日寝て過ごすだけでも、骨格筋の筋タンパクが薬0.5から1%減少する
これからは疲労してから休むのではなく、疲労しそうだから先に休んでおく
仕事の合間のすきま時間でも、十分に休養に当てる
未病と言う概念、病気ではないが、健康でもない、疲れ=未病は自主的対処していくもの

休養、特に睡眠の大切さを教えてくれる本でした。
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気象病と漢方

2024-10-13 22:23:09 | 医療
世の中は連休の中日ですが、当院は連休初日。
連休とはいってもどこかに遊びに行く訳ではなく、クリニックで雑務などをこなしていました。
先日、某会社の営業の方から気象病の資料を頂き、目を通していました。気象病は気圧や気温の変化で心身の不調を起こす疾患で、耳鼻咽喉科でもめまい、耳鳴り、頭痛などで来院します。耳鼻咽喉科的な所見や検査異常がないと問診から気象病を疑う事が多々あります。その時にはよく五苓散を使用しますが、効果の反応は良い印象です。人によっては増量で対応する事もあります。五苓散を頻用していますが、すごく良い薬だと思います。気象病にお悩みの方は使用してみてはいかがでしょうか。
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