夕暮れ時がイチバン美しいBrooklyn、DUMBO(※)からの眺め。
マンハッタン・ブリッジとチラつくエンパイア・ステイトビルがポイントよ
※DUMBO※
これまで幾度となく登場してきたが、
「Down Under the Manhattan Bridge Overpass」
の頭文字を取って、ダ・ン・ボ(マンハッタンブリッジのたもとって意味)。
ニューヨークでアートに触れたかったら、街中を歩くといい。
ミュージアムもギャラリーもいいけど、
生きたニューヨークのアートはストリートにある。
それは人の歌だったり演奏だったり、ダンスだったり
何かしらのパフォーマンスだったり…。
そこにあるだけ(静)でない、生きた(動)アートを楽しめるのは、
ニューヨークのストリート・アートならではだと思う。
つい先日、14th st, Union Sq.駅でLトレインを待っていたら。
ホームのどこからか、美しいアコーディオンの音色が
聞こえてくるではあーりませんか。
あら、いやだっ。
演奏されているノスタルジックなその音色、私の大好きな音楽だったわ。
映画「アメリ」で使われている『La Noyee』。
(アメリをご覧になった方なら、聴けば「あ~、コレ!」ってなるハズよ)
演奏していたのは、上品な雰囲気のおばさま。
鳥肌たったわ。
何ていうのかしらね、言葉にならない、肌で感じたあの感覚。
気がついたら私、おばさまの前まで歩いて行っていたわ。
立ちつくして聴きほれていたのと同時に、その数分間。
私は確かにパリのメトロ、ABBESSES駅(アメリの舞台となった駅)にワープしていたわ。
そんな素敵な演奏に酔いしれていたら、
L線がキンキンとスゴイ音を立ててホームに入ってきたもんで?
よりによって私、その後約束の時間が迫っていたので?
電車に乗らざるをえなくて。
もっと聴いていたかった。
演奏中だったおばさんに、私は口パクで「さんきゅ」と告げて
Lトレインに乗ったわ~。
その翌日も、翌々日も、一昨日も、
また彼女の演奏が聴きたくて。
14th st, Union Sq.駅、Lトレインのホームに足を運んだけど、
いなかったわ。。。
翌日は、クラリネットを演奏していた男性で、
翌々日は、ジャンべ(太鼓みたいなの)を叩いている男性で、
一昨日は、アカペラで歌っている(シャウトしている)男性で。
まさに、
あの日 あの時 あの場所で 君に…♪
ストリート・アートも、一期一会なのね…
と実感したわ。
あー、また聴きたいよぉーーーー。
そんなんで、ここ最近のBGMはもっぱら「アメリ」のサントラ。
Oh, I miss Paris!
…で、本題はというと。
「静」の方のストリートアート。
「動」がダンスや歌、演奏ならば
「静」は、壁画(グラフィティ)やオブジェなど。
その中でも、私のお気に入りのパブリックアートをご紹介。
場所は、East Village(イースト・ビレッジ)。
Astor Pl駅を出てすぐに目に入ってくるだろう…
キューブのすぐ横にある目を引くこのアート、
通称モザイク男と呼ばれるアーチストの作品です
メトロ3月号のメイン写真にも登場したこのモザイクアート、
イースト・ビレッジに住んでいる通称モザイクマン(男)と呼ばれる
アーチスト(おそらく現在90歳くらい)が創ったパブリックアート。
モザイクって、ひとつひとつを見るとバラバラなのに、
遠くから見ると、まとまってひとつのモノに見える。
それを象徴するかのように、
モザイクシティとも呼ばれるニューヨーク。
…確かにね。
ひとつひとつ(民族)はバラバラなのに、
交わることなく、争うこともなく共存している。
こちら、電信柱
信号機にも
あそこにも
この他にも、イースト・ビレッジ界隈のいろんなところにあります。
この辺りを歩く機会があれば、気をつけて見てみてください。
思わぬところにあったりします、このモザイク・アート。
ちなみにコレはゴミ箱