いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

路上で楽しむモザイク・アート

2010-03-31 04:09:58 | アート

夕暮れ時がイチバン美しいBrooklyn、DUMBO(※)からの眺め。
マンハッタン・ブリッジとチラつくエンパイア・ステイトビルがポイントよ


※DUMBO※
これまで幾度となく登場してきたが、
「Down Under the Manhattan Bridge Overpass」
の頭文字を取って、ダ・ン・ボ(マンハッタンブリッジのたもとって意味)。


ニューヨークでアートに触れたかったら、街中を歩くといい。

ミュージアムもギャラリーもいいけど、
生きたニューヨークのアートはストリートにある。

それは人の歌だったり演奏だったり、ダンスだったり
何かしらのパフォーマンスだったり…。

そこにあるだけ(静)でない、生きた(動)アートを楽しめるのは、
ニューヨークのストリート・アートならではだと思う。


つい先日、14th st, Union Sq.駅でLトレインを待っていたら。
ホームのどこからか、美しいアコーディオンの音色が
聞こえてくるではあーりませんか。


あら、いやだっ。
演奏されているノスタルジックなその音色、私の大好きな音楽だったわ。
映画「アメリ」で使われている『La Noyee』。
(アメリをご覧になった方なら、聴けば「あ~、コレ!」ってなるハズよ)

演奏していたのは、上品な雰囲気のおばさま。


鳥肌たったわ。
何ていうのかしらね、言葉にならない、肌で感じたあの感覚。

気がついたら私、おばさまの前まで歩いて行っていたわ。

立ちつくして聴きほれていたのと同時に、その数分間。
私は確かにパリのメトロ、ABBESSES駅(アメリの舞台となった駅)にワープしていたわ。

そんな素敵な演奏に酔いしれていたら、
L線がキンキンとスゴイ音を立ててホームに入ってきたもんで?
よりによって私、その後約束の時間が迫っていたので?

電車に乗らざるをえなくて。
もっと聴いていたかった。
演奏中だったおばさんに、私は口パクで「さんきゅ」と告げて
Lトレインに乗ったわ~。


その翌日も、翌々日も、一昨日も、
また彼女の演奏が聴きたくて。

14th st, Union Sq.駅、Lトレインのホームに足を運んだけど、
いなかったわ。。。

翌日は、クラリネットを演奏していた男性で、
翌々日は、ジャンべ(太鼓みたいなの)を叩いている男性で、
一昨日は、アカペラで歌っている(シャウトしている)男性で。

まさに、

あの日 あの時 あの場所で 君に…♪

ストリート・アートも、一期一会なのね…
と実感したわ。


あー、また聴きたいよぉーーーー。
そんなんで、ここ最近のBGMはもっぱら「アメリ」のサントラ。

Oh, I miss Paris!


…で、本題はというと。
「静」の方のストリートアート。

「動」がダンスや歌、演奏ならば
「静」は、壁画(グラフィティ)やオブジェなど。

その中でも、私のお気に入りのパブリックアートをご紹介。


場所は、East Village(イースト・ビレッジ)。
Astor Pl駅を出てすぐに目に入ってくるだろう…


キューブのすぐ横にある目を引くこのアート、
通称モザイク男と呼ばれるアーチストの作品です


メトロ3月号のメイン写真にも登場したこのモザイクアート、
イースト・ビレッジに住んでいる通称モザイクマン(男)と呼ばれる
アーチスト(おそらく現在90歳くらい)が創ったパブリックアート。


モザイクって、ひとつひとつを見るとバラバラなのに、
遠くから見ると、まとまってひとつのモノに見える。

それを象徴するかのように、
モザイクシティとも呼ばれるニューヨーク。

…確かにね。
ひとつひとつ(民族)はバラバラなのに、
交わることなく、争うこともなく共存している。



こちら、電信柱



信号機にも




あそこにも


この他にも、イースト・ビレッジ界隈のいろんなところにあります。
この辺りを歩く機会があれば、気をつけて見てみてください。

思わぬところにあったりします、このモザイク・アート。



ちなみにコレはゴミ箱



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。