いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

私の近所を紹介します

2010-03-29 04:12:39 | 仕事&こぼれ話

ウチの近所にあるジャーク・チキン屋
(ジャマイカ料理の代表とも言えるのが、この、ジャーク・チキンであります)

この界隈にいくつかジャーク・チキン屋はあるが、
中でもココは地元の人たちが集まる人気店。
私もたまに利用します。



ニューヨークに初夏来たる…なんて言ったのはつい先週のこと?
もう衣替えしなきゃ…なんて言ったのもつい先日。

…だったんですけど。


ところがどっこい、


何か、一昨日辺りから非常に、


冷える。


またしても、0℃に逆戻りさ。
この温度差はないぜ。
家の中はセントラルヒーティングが稼働中。


寒いよ寒いよー。


春なのにー。
日本はもう桜がきれいに咲くとか。
ニューヨークの桜もキレイなんだけどなー。
まだ当分先だね、こりゃ。



さて、今回は。
今月号の「メトロポリターナ」(産経新聞社)でもちと紹介した…
【告知】metropolitana3月号
私のご近所をご紹介。



私が住むBrooklynのFlatbushエリアには、カリビアンの移民が多く住んでいる。
中でも、ジャマイカン色が強く、
ご近所の至る所で「ジャマイカ」を感じることが多々あり。


例えば。


こーいうベーカリー、結構多い




こちらは、ジャマイカ系フード全般



どこかの薬局らしき店のウィンドーに面して並べられていた商品、
おそらくシャンプー&コンディショナー。
このカラー(ラスタ・カラー)が物語っているよね

※ラスタ(ラスタファリズム)の詳細については、ここでは割愛。
 ウィキペディアでチェキラ☆してちょ。


道を歩いていると、気のせいか?
やっぱり多い気がする。



赤・黄・緑・黒…って、ラスタ・カラーここにも



そこにも




スーパーマーケットの壁広告にも堂々と



この界隈のスーパーやデリには必ずと言っていいほど置いてある
ジャーク・チキンのスパイス。
これ、マンハッタン内のスーパーで見かけることはあまりない




決してキレイとは言えない電話ボックスに貼られたポスター(チラシ?)




レゲエ祭?的な?
私、行ってませんが



私の家から少し南東に行ったところの通り(Church Av.)は


ご覧の通り、
別名「BOB MARLEY通り」と名付けられています



レゲエの神様、BOB MARLEY


Remsen Av.(レムゼン・アベニュー)とEast 98 st(東98ストリート)に挟まれる
Church Av.(約5km)を、BOB MARLEY boulevard(ボブ・マーレー通り)と
呼ばれることが決まったのは、2006年1月のこと。
この界隈に多くのジャマイカ人が住んでいるのも事実。



メトロポリターナ(3月号)に掲載する写真を撮りに
近所をうろついていたときのこと。



オレを撮ってくれよ、と言わんばかりのおっちゃん


撮ってやったわよ。

そんでもって、

「日本で発行されるフリーペーパーに…もしかしたら、使うかもよ」

って言ったら(本人の了解を頂いておかないとね)、



もう一回撮って…って!
帽子取って、おまけにサングラスかけ出しちゃったわよ。
このときもう夕暮れ時だっていうのに。
でも私、そのことは突っこまないでおいたわ


そんでもって、その後おっちゃん自らカメラチェック。

いや、それ貴方がしなくていいことだし、
まだ使うか分かんないし!
って言ったんだけど。



イェーイ!
もういっちょ。
ポーズ決めちゃったよ、もう止められない。


もう、面白いなぁ。
笑わせて頂いたわ。

あいにく、誌面には使わなかったけど。。。(すまぬ、おっちゃん)



一方、コチラ(↓)は…


ズラリと並んでいるのは、チキン


冒頭でご紹介している、
我が近所の人気ジャーク・チキンのお店であーる。
人気店なだけに、狭い店内はいつも人でぎゅうぎゅう。




おなじみ、お店のおにーちゃん、おねーちゃん



Yolanda(手前)とは毎回ネイルの話で盛り上がるのよ



…で、
今回メトロに掲載した写真は、このお店の外観だったのだけど。

こう、写真撮っていたらさぁ。
(参:冒頭の写真)

何か、やっぱり、人が欲しくて。
人がいてこそ、生活じゃない?


…なので、そこら辺を歩いていた…
割とフォトジェニックな男性をキャッチ!して、


お店の前に立ってもらうことに。



こんな風に。
あ、でもちょっと分かりにくいわね。
タバコとか吸ってもらっちゃって?
ちょっと画になる風な感じ演出しちゃって?

でも、人がメインの写真ではない(あくまでもジャーク・チキン屋がメイン)ので、
難しかったわ。


割とクールめな人だったんだけど、
撮りだしたら結構ノッてくれちゃって(と私は思っている)、
いいじゃない?


なので、私。
注文したわ。



「カメラ目線ください」って。
どうかしら?
まぁ、いいわよね


そんなんで無事にスナップ撮影を終え。
ノリノリなフォトジェニックおっちゃんにも、
和気あいあいのジャークチキン屋スタッフ~たちにも、
一見クールそうなフォトジェニックガイにも、

皆さんに感謝だわ。


…というわけで、一部ではあるが、
私のご近所はこんな感じであります。

カリビアンの風吹くジャマイカン・コミュニティでの生活。
ここでは、日本人はもとより、
アジア人は超がつくほどの少数派(この界隈では見ない)。


マイノリティ(少数派)として生きることの大変さや面白さ…、
いろーんなことを感じる。


例えば。
ジャマイカン・コミュニティなだけあり、
ご近所さんたちのBGMは、レゲエ。
(ちなみに、私はレゲエ好きでなければ、レゲエダンス好きでもない)


特に夏はスゴイ。


爆音。


ぶっとぶくらいの。
しかも朝から。


最初はびびったぜ。


しかし。
郷に入っては郷に従え…とはよく言ったもので、
ここではそれも常識のひとつなわけで。

不思議なもんで、住めば都とも言うもので、
そんな習慣にも慣れてきた。

…そうは言っても、
私の夏のBGMはやっぱりサザンに変わりないのだが。



ここにもラスタ・カラーが


「New York」というひとつの都市、
いや、「Brooklyn」というひとつの区の中でも
いろーんなコミュニティがあり、
それらは小さな世界みたいなもんなんだなぁと改めて実感。