いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

This is “NEW YORK”.

2009-11-05 19:22:11 | 私の思ふこと

今、New Yorkでホットな話題。
そう、ワールド・シリーズ


つい先ほど、
ニューヨーク・ヤンキースが9年ぶり27度目のワールドチャンピオンに輝いた。

私はその様子を生(中継)で見ていなかったが、
家に帰ってテレビをつけると、やっていました。



日本選手初の最優秀選手(MVP)に選ばれた
ヒデキ・マツイのインタビューが


New Yorkが盛り上がるニュース、
きっと明日のテレビや新聞でも一面をかざることでしょう。

しかも、自らの活躍で優勝に導き、日本人選手初のMVP獲得…
スーパースターってやつ!

同じ日本人として、嬉しいではないですか。


そして、インタビュアーからの

「今オフにフリーエージェントになるが、
 もう一度ヤンキースに戻ってディフェンディングチャンピオンの
 一員として戦いたいか」


との質問に、以下のように答えた松井選手。


「もちろんそうなればいいと思うし、
 僕はニューヨークが好きだし、
 ヤンキースが好きだし、
 チームメートが好きだし、
 ここのファンが大好きだし、
 それだけです」


何かジンときました、私には。


好きだという気持ち。
…だけでは事は進まないし、
現実無理だけれど、しかし。

純粋な「好き」という気持ちが
何かを強く動かしていることって、
私たちの生活において、とっても大切なことだと思う。


ちょうどそんなことをふと考える今日この頃だっただけに、
そんな松井選手の言葉に、改めてはっとさせられる思いだった。



そして、そんなことを思うと同時に。

ちょうど約1週間ほど前の10月29日。
ヤンキースを激励すべく、
ワールドシリーズの開幕戦(ヤンキースタジアム)で
JAY-ZとAlicia Keysが披露した「Empire State of Mind」。






この数ヶ月、テレビ(MTV)、ラジオ、街中…で
聞かない日はないというくらいのこの歌。


New York出身のJAY-ZとAlicia Keysが
「New Yorkに捧げた楽曲」とされており、
歌詞には、
New Yorkの地名、ストリート名、人名、ヤンキースについて…
など、New Yorkそのものが入っている。


ちなみに、JAY-Zが唄っている「Bed-Stuy」とは、
Brooklynのエリア名を指す。
彼が育った場所であり、
私がNew York生活を始めた思い出深~い場所でもある。

※Bed-Stuy(Bedford-Stuyvesant)
 New York最大のアフリカン・アメリカンのコミュニティー。
 通称:ベッド・スタイ。
 「ベッド・スタイ」で生まれ育ったことを誇りにすると言われるほど
 住民の連帯感は強く、コミュニティ再生の動きが活発。


…で、話がそれたが。
New Yorkを表現するこの歌中に出てくる歌詞、
Aliciaが熱唱する歌詞―


『Concrete jungle where dreams are made of,
 There's nothing you can’t do,
 Now you're in New York!!!』


New York―
夢が詰まったコンクリートジャングル、
出来ないことは何もない(何でもできる)。
ここはNew York(New Yorkにいるのだから)!



その名の通り、エンパイア・ステイト・ビルです。
アメリカ国旗色


「人種のるつぼ」「サラダボウル」…等など、
New Yorkを表現する代表的な言葉はいくつかあるが、

ここに登場する「コンクリートジャングル」もそのうちのひとつだろう。


ジャングルで生きていくのは簡単ではありません。
ジャングルなので、自給自足・狩猟が基本。
もとは農耕民族の私にとっては、
ここでの生活(≒生きていくこと)自体がギャンブルです。

自分次第でいかようにもなる部分も、そうでない部分もあります。
キレイ事だけではありません。

でも、「何でもできる」、
その土俵は確かにある…と思います。

そして、やりたいことを「できる」状況にすることは、
それなりの努力(自分でベストをつくすこと)は必要だと思います。

後から結果がついてくるかの保証はありません。
でも、それを信じて頑張ってみようと思える「何か」がこの
ジャングルにはあるような気がします。

それがNew Yorkの魅力であり、
だから人は、New Yorkに魅せられるのかもしれません。
少なくとも私はそうです。


決して「余裕」とは程遠い生活でも、
幸せだなと感じられる瞬間はいろいろなところにあり、

それを支えるのは、
松井選手も言った「好き」であること…なのかもしれません。


自分が「好き」であることを出来る状況にあること、
それと向き合える環境にあること、
その「好き」を仕事に結びつけることができること…。


New Yorkにいるだけで何かをした気になってはいけない。

そのために、
草食系なんて言ってられない、肉食…いや、
猛獣系…ってやつかしら?

だからこそ、
私は今日も狩に出ようと思います!




盛り上がるのは野球だけではない!
NFL(National Football League)…そう、アメリカンフットボールです