
これが何かお分かりだろうか?
正解は、写真にある通り、ブラックタピオカです
ミルクティーの中に入っていて、太いストローで吸いこむ…
台湾名物の…
ブラックパール・タピオカ・ミルクティーって呼ばれる…
そう、それに入っているヤツ。
久しぶりに飲みたくなったのよ、
そのブラックパール・タピオカ・ミルクティーがさ。
タピオカティーはこちらでも人気。
っつっても、お店はほぼチャイナタウンにしかないけど。
お店で買うと1杯$4.00くらいはする。
ま、たっか~い!ってな値段ではないが、
チャイナタウンで
ドリンクに
そこまで費やせない…
っていう決して余裕でない私なのが現実なわけで。
作ればお安いもんなので。
おなじみのスーパー(↓)に買いに来たわけ。

マンハッタンのチャイナタウン内では大きなスーパーの
香港超級市場。
ココ、香港じゃないけど。
今や日本のお菓子(ホンモノ)のラインナップも充実。
値段は日本の1.5~2倍はするんだけどねぇ…
ちなみに、このひと袋で、ミルクティー20杯分くらいはできます。
ちなみに、このひと袋で、お値段$1.79。
さすがのチャイナタウン価格。
あたし、チャイナタウンがなかったらこの街で生き延びていけないわ、きっと。
いや、きっとじゃなくて絶対。
毎回チャイナタウンのスーパーでは面白いモノや光景を目にするもんだが、
(チャイナタウンを歩いているだけでそーだが)
今回もバッタリ遭遇。
タピオカを持ってレジに向かい
そそくさと歩いていたつもりだったけれど、
目は色んなところに向いていたようで?
あたしの目はひとつのお菓子をキャーーーッチ。
何で何で?
それが美味しそうだったからではなくて?
いや、違う。
見て。

あ、日本語が書いてある?
日本のお菓子?
いや、日本のお菓子でもそこまで驚かんし
何で何で?
だってね。

この俳句。
『ラーメンにコーンの沈む暮春かな……』
(しかも…(3点リーダ)×2だし)
目、留まっちゃうでしょ?
私の頭の中の消しゴム…じゃなくて、
私の頭の中のハテナがポンポンポンと点滅したさ。
でも、何でこの句がここに?
気になっても気になっても、聞く人はおらず。
調べてみたら、
この俳句、金子敦さんという方の作品だったのね。
(金子敦句集『冬夕焼』(ふらんす堂)内に掲載)
確かに、中国人が、
「ちょっとかっこつけるために、パッケージに日本語入れちゃおうぜ」
的なノリで考えたフレーズにしては、レベル高すぎるよね。
にしても。
なぜにこの俳句をここに?
意味分かって?
いやいや、それはどうかと?
謎は多い。
やはり何で何で?は残る。
しかし。
別の見方をすればですよ?
このスーパーでの珍菓子との出合いがきっかけで、
私は金子敦さんの俳句を知ることができた。
人間日々いろいろなところでの発見があるものね。
だから、やっぱり、私にとって、
チャイナタウンという場所は、
台所なだけでなく、ワクワク(たまにハラハラ)なエリアでもあるのだ。

ちなみに、その珍菓子のお値段、
$11.99。
これを安いと見るか高いと見るかは…
食べてみないとねぇ