更新遅くなりまして、申し訳ありません。
平成23年度 神道青年全国協議会中央研修会に行っておりました。
年に1度行われる全国の若手神職(主に40歳以下の神主)の中央研修会。今年は福井県で行われました。
今年は
「立志」~一人ひとりが、今、なすべきことの道標として~
という主題のもと研修が行われました。
風雲急を告げる幕末期、福井藩士である橋本左内が若干15歳にして「志なき者は魂なき虫に同じ」と自身の志を強く立てる為に『啓発録』を残します。
大きく5ヶ条に分かれている『啓発録』、その一つに「志を立つ」という1ヶ条があります。それが基となったテーマなのでしょう。
橋本左内は幕末の4賢公と称された主君・松平春嶽公に側近として登用され、当時の武士の多くが鎖国攘夷論を唱える中、幕政改革、幕藩体制は維持した上での西欧の先進技術の導入等、開国通商を促進する構想を展開しました。
惜しくも安政の大獄により26歳の若い命を散らした左内でありましたが、彼の志や行動は多くの憂国の武士に影響を与えたに違いありません。
福井の英雄、橋本左内の熱い心を受け継ぐべく、素晴らしい研修会となりました。
・・・続く