もうハム・ソーセージ業界は大手でないと難しいのかな・・・

まあなあ・・・

伊藤ハム、米久が経営統合へ＝来年４月にも持ち株会社

米久、鎌倉ハム、カールレイモン、ローマイヤ・・・この辺りのハム、ソーセージブランドって高級のイメージがあったんですよ。
だからこれらの商品は大抵においてデパートでしか買えなかった訳です。

後は高級スーパーですかね。
自分はローマイヤにいたので卸の営業をしていた時、何人かのバイヤーさんにこう言われた事がありました。
「ローマイヤの商品を取り扱うのが夢だったんです」
ローマイヤの営業もプライド高かったんですよ、当時は。

本当に「売ってやるよ」的な高飛車営業で(笑)

うちに限らず、他の老舗とよばれるブランドはそんな感じだったかなと。

ところが大手が資本提携という名のもとにどんどんそういった老舗ブランドを買収し始めた訳です。

一般向けのスーパー商品の他にカールレイモンのようなデパートブランドを手に入れたい。いわゆるステータスの部分ですね。
老舗も資本提携してくれれば資金繰りがラクになるのでそりゃあ話に乗りますよ。

そのうち気づく訳ですよ。
老舗ブランドってそんなに売れないんです。
利益重視の大手からすれば、このブランドを活かして売り込みをかけたいところですから、一般スーパーにも卸しはじめる訳です。
そうするとデパートや高級スーパーがーから『一緒にしてもらちゃ困る』とクレームが入って、最悪売り場撤退という状態になると・・・

まあ、腐っても高級ブランドです、一般スーパーのステータスになるのは間違いないですから、どんどん商品を置き始める。
そのうちにステータスが地に堕ちて・・・ダメになる

これが図式ですね。

カールレイモンくらいかなぁ、今デパートで頑張っているのって。
そこはさすがニッポンハムって感じで・・・・
逆に悲惨なのはローマイヤ
もう街中の激安肉屋の特売コーナーで『お徳用ウインナー』の山積みを見た時は軽くめまいしましたからね。

何かなぁ…って思う訳ですよ。