おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

ベガルタ仙台 巨額債務超過はJリーグ全クラブの現状を映す鏡か !?

2020年09月19日 10時29分00秒 | サッカー


ベガルタ仙台の債務超過が3億5000万円と報道されています。多かれ少なかれコロナ禍に苦しむ日本国内企業の現状はどこも火の車で、Jリーグのクラブに限定された話ではありません。



「ベガルタ」のチーム名の由来は、こと座の一等星「ベガ」とわし座の一等星「アルタイル」をくっつけてできた造語で、『織女』と『牽牛』すなわち七夕伝説から名付けられています。仙台七夕祭りに因んでおり、地域密着クラブの一つとされてきました。

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ベガルタ、3億5000万円債務超過 20年度見込み コロナで収入大幅減
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c2c77190ad811ccb0f8373aa62a18d980a64330
※以下、引用です。

サッカーJ1仙台などを運営するベガルタ仙台(仙台市)が、2020年度決算で約3億5000万円の債務超過に陥る見込みであることが17日、分かった。新型コロナウイルスの影響で入場料収入とスポンサー収入が大幅に減少し、営業収益が前年度比9億円減の約18億円まで落ち込むため。経営改善策の一環として、サポーターらに近く運営資金の募金を呼び掛ける。

河北新報社の質問に菊池秀逸社長が書面で明らかにした。入場料収入は予算比5億4000万円減の1億5000万円、スポンサー収入は同3億円減の9億8000万円にとどまると試算。最終赤字は現チーム名となった1999年以降最大の約7億円を見込み、純資産3億5600万円を上回る。

Jリーグの規定では、債務超過に陥るとリーグ参加資格となるクラブライセンスをはく奪されるが、今期は新型コロナによる特例措置で適用されない。菊池社長は「来期も特例措置を継続するかはリーグが今、検討中」と説明した。

今後は経営改善を進める。19年度に約13億円を計上したチーム人件費は「リーグで最低の水準にあり、J1で戦い続けるには最低でも現在の金額が必要」と来期も維持する方針。経費削減に向け、1日にはマイナビベガルタ仙台レディースの経営権譲渡を発表したが、他の支出項目も「聖域を設けずに予算を削減する」とした。

収入面では、感染予防による試合の入場制限が続き入場料収入の回復は見通せない。19年度並みの営業収入を達成するには「少なくとも15億円のスポンサー収入が必要」と強調。新規協賛の獲得や既存分の増額に力を注ぐという。

募金活動は今月下旬から始める予定。クラウドファンディングや口座振り込み、ホームのユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)などで協力を求める。

菊池社長は「債務超過の解消が最大の課題。自助努力で赤字額の圧縮に努めていく」とした。


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このニュースは以前、サガン鳥栖が純損失20億1486万円の赤字を報告した報道に匹敵する衝撃です。しかし、多額の人件費支出と主力スポンサー撤退による鳥栖の事例と異なり、仙台の抱える問題は結構複雑怪奇と言われています。



J1ベガルタ仙台「債務超過報道」(1) Jクラブ「スポンサー収入」「入場料収入」「人件費」ランキング
https://news.yahoo.co.jp/articles/689af62f2726fc6e132cba2e8164ab427f4ce580
※以下、引用です。

9月18日に河北新報が報じたニュースは、あまりに衝撃的なものだった。

〈ベガルタ、3億5000万円債務超過 20年度見込み コロナで収入大幅減〉と報じた同紙電子版の記事は、〈新型コロナウイルスの影響で入場料収入とスポンサー収入が大幅に減少し、営業収益が前年度比9億円減の約18億円まで落ち込む〉とし、2020年度決算で3億5000万円の債務超過に陥るとしている。


◆Jクラブの「人件費」「入場料収入」「スポンサー料」ランキングはこちら!◆

サガン鳥栖の経営母体である「サガン・ドリームス」は今年4月、純損失20億1486万円の赤字を報告。2期連続の赤字となった。Jリーグ史上最高の赤字を生んだ背景には、スペイン代表FWトーレスの獲得に加え、巨大スポンサーだった「サイゲームス」や「DHC」がスポンサーから離れたことなどがある。

この鳥栖の問題と仙台の問題は、一概には同じものとはいえない。仙台の場合、2019年度決算でも4億2800万円の赤字を計上していたからもともとの経営が苦しいことは苦しいが、大きな要因は新型コロナウイルスによる収入の減少にあることは明白だ。

仙台のスポンサー料は、そもそもJクラブの中で19番目の11億6500万円である(Jリーグによる2019年度のクラブ経営情報資料による。以下の数字も同)。J1は18クラブで構成されるから、今年で11年連続J1の舞台で戦うクラブにもかかわらず、トップの「18枠」に入れていないことになる。

その代わりに入場料収入は14位と健闘しており、こちらはトップ「18枠」に入っている。そして、チーム人件費は18枠ギリギリの18位。昨年J2の柏や大宮よりも低く、J2千葉やJ2長崎に肉迫している。MFイサック・クエンカやFW赤崎秀平、スペイン人FWゲデス、ブラジル人DFパラなどの獲得で、今年の仙台は人件費が増大したとの声もあるが、2018年度から数字はほぼ変わっていない。それまでの人件費をうまく調整して、あるいは、獲得費用を抑えたと見るべきだろう。つまり、支出よりも収入が減ったことが問題なのである。

また、仙台は女子チームであるベガルタ仙台レディースがなでしこリーグに所属している。が、そのベガルタレディースの経営権を「マイナビ」に来年から譲渡することが決まっている。仙台としては、なりふり構わぬ支出抑制策にすでに打って出ているということだろう。

収入は減った要因は説明するまでもない。この新型コロナウイルスで、「観戦環境」と「スポンサーの 経済状況」が変わったことだ。仙台が本拠とするユアテックスタジアムの収容人数は1万9694人で、昨年の1試合当たりの観客者数は1万3270人。それが現在は、最高でも3400人まで制限している。直近では、2191人(9月13日、大分戦)、2871人(9月5日、G大阪戦)、2718人(8月15日、清水戦)となっている。

この穴埋めは容易ではない。政府のイベント制限緩和を受けて、Jリーグでも段階的に受け入れ観客数を増やす方針だが、仙台はソーシャルディスタンスの確保のため、3400人を維持する方針だった。今後、改善する見通しは何もない。

同時に、「スポンサーの経営環境」も苦しい状況にある。先行きが見えない中で、支出を増やす企業がどの程度あるのか不透明だ。救いは仙台の胸スポンサーであるアイリスオーヤマは2020年12月期のグループ全体の売上高が、前期に比べて40%増だが、完全な親会社でもない企業に、10億円単位の補填をお願いすることは難しいだろう。仙台は人口こそ109万人を数えるが、“支店経済”と揶揄されるように、仙台に本拠を置く大企業は少ない。何より、2011年の東日本大震災の影響は、宮城県内各地でいまだに色濃く残っている。

仙台の抱える問題は、かなり複雑と言わざるを得ない。


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J1ベガルタ仙台「債務超過報道」(2) 浦和、横浜M、FC東京・・・・・数えきれない“予備軍”
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d6600a96e242ce0e6febf9e550e6bb2eb7eccd
※以下、引用です。

9月18日に河北新報が報じたJ1仙台の債務超過報道は、他のクラブにとって決して他人事ではない。

Jリーグによる2019年度のクラブ経営情報資料によれば(以下の数字も同)、仙台のスポンサー収入料は18位、入場料収入は14位と低迷している。しかし、この数字は大きくても小さくても、この新型コロナウイルスが個人の生活を制限する環境では厳しいものとなる。小さいクラブはなけなしの収入がさらに少なくなり、収入が大きいクラブはその数字がごっそり消えることになるからだ。

現在、スタジアムで受け入れられる観客数は政府の要請により5000人に制限されている。9月19日から段階的に増やし、スタジアムの収容人数の50%までの入場が認められることになる。ただし、観客同士の間隔を1メートル以上空けるために、実際にそこまで踏み切るチームは少ない。J1仙台はこれまで3400人を上限としていたが、19日以降もこの数字は変わらない。

他にも、6万3700人を収容できる埼玉スタジアムのJ1浦和は、9月20日の川崎戦以降しばらくは7000人をマックスとして運用する。横浜は、鳥栖戦以降は日産スタジアムではなくニッパツスタジアムをしばらく使用することもあって、上限は約3800人。4万9970人が入る味の素スタジアムで試合を行うFC東京は、しばらくは上限5000人を維持する。MFイニエスタの加入で注目を集める神戸も、ノエスタの収容人数が3む万人超えながら上限は7500人に抑える。
昨年の入場料収入で上位のクラブ、つまり、1位:浦和(23億円)、2位:横浜M(12億8600万円)、3位:神戸(12億6000万円)、4位:G大阪(12億4700万円)、5位:名古屋(12億2100万円)、6位:FC東京(11億400万円)といったクラブは、この数字の大きな減少を覚悟しなければならない。仮に、この数字が1年だけだとするならば、仙台のように債務超過となるクラブは少ないかもしれないが、2年、3年と続く場合、どのクラブにとっても経営は厳しいものとなる。選手の年俸やチケット代の見直しなど、大幅に運用状況を変えてくるクラブが出てきても、おかしくはない。

また、スポンサー収入料は現在、表立って大きな問題となっている例はないが、実際には減少している可能性がある。試合の日程変更、収容人数の制限、試合と絡むイベントの中止などが起きているから当然だろう。また、試合がなければグッズ収入もなくなる。クラブにとっては二重、三重に収入を絶たれている状況で、J1札幌の野々村社長は、「(最悪の場合)10月にキャッシュが尽きる可能性がある」とまで明言している。

仙台や鳥栖だけの問題ではなく、すべてのクラブに死活問題となるコロナ禍でのJリーグ運営。今後の感染状況、ワクチンの状況といった医療面での環境に加え、それが解決されとしても、以前のように人が外出し、サポーター個人個人の仕事が復活し、お金を趣味に使うといった社会的環境が戻ってこなければならない。そうでなければ、リーグ全体で、収入・支出の大幅な変更に舵を切らなければいけない。

今年に関しては、「債務超過に陥ったクラブは、リーグ参加資格となるクラブライセンスを剥奪する」というJリーグの条件が特例措置で履行されないが、来年以降はまだ何も決まっていない。J1、J2、J3の56クラブ全体の問題として、地方・大都市といった立地状況、巨大スポンサーの有無といった経済的状況なども含め、見つめなおす必要がある。

この状況下では、Jクラブすべてが仙台の“予備軍”なのだから。


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コロナ禍が始まって、リーグ戦が中断した頃から申し上げてきた心配事が現実化してきているのです。経営破綻するクラブが続出するようだとJリーグにそれを補填する財力はありません。さりとて公的資金を注入することになると世論が許さないでしょう。全てに八方塞がりとなる危惧は、もう既に現実化していると言って良いのです。



この現実が表面化する以前から、ファジに対しては「クラウドファンディングでも、支援金募集でも、スポンサーへの追加援助以来でも、何でもできること恥と思わずやるべき」と言い続けて来ました。現状、クラブ側の動きは見えてきませんが、今のままで入場者が増える要素もないですし、今季の内に入場者数上限が撤廃されることも考えられません。フーズやグッズの売り上げもそろそろジリ貧になりつつあると思います。

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ブラウブリッツ秋田の入場者数水増し問題の際にも行ったように、このベガルタ仙台の債務超過を「対岸の火事」と思わず、「他山の石」として自らを律するとともに局面打開の努力を怠らないように、スピード感をもって対処してほしいと思います。一瞬の迷いが致命傷になるところまで事態が悪化していることを強く認識しないといけません。

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「クラブ存続の危機」はすぐそこまで来ています。手遅れになる前に動くこと、サポーターが手を差し伸べることができる間に何とか形にしないと、世の中はそれほど持ちこたえられるほど強くありませんよ。今すぐにでも動きを見せるべきだと思っています。

機を見るに敏であれ。
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