4日目は高校の部の準決勝と大学の部の準々決勝の残り2試合が行われました。日本シリーズを東京ドームへ追いやっての神宮大会開催ということですが、そもそもヤクルトのリーグ優勝を予想せよということの方が難しかったのですから、仕方のないことと言えます。何しろ、国内での稼働日数最高の神宮球場ですからね。
4日目の対戦予定は以下の通りです。
【高校の部】
▽準決勝
広陵-花巻東
九州国際大附-大阪桐蔭
【大学の部】
▽準々決勝
中部学院大-神奈川大
九州産業大-國學院大
高校の部の第2試合が事実上の決勝と言われますが、さてどのような熱戦になるのか?
にほんブログ村
早速、試合結果です。
【高校の部】
▽準決勝
花巻東
011 001 240│9
051 210 01X│10
広 陵
(花)北條・菊池興・萬谷・工藤-田代
(広)森山・岡山・内海-大山
九州国際大附
011 000 0│2
010 007 1x│9
大 阪 桐 蔭 (7回コールド)
(九)野田・木塚-毛利・野田
(大)前田-松尾
第1試合は、広陵がコールドゲームに持ち込むかというような大量リードを終盤に追い付かれ、完全に負けフラグが経った試合でしたが、8回に1点勝ち越して逃げ切りました。佐々木の3ランで追い付いた花巻東でしたが、勢いに乗って勝ち越せなかったのが痛い敗戦に繋がったと言えそうです。
第2試合は九国大附が2本のソロホームランでリードしている時点では好試合を予想された方も多かったのではないかと思いますが、6回に7点を奪って逆転した大阪桐蔭が7回にも加点してコールド勝ちをおさめました。
決勝まで中1日空くので切り替えが上手く行ったチームが優勢に試合を進めると思われますが、それらを超越した圧倒的な強さを見せる大阪桐蔭の優位は動かないかと感じます。岡山県高野連関係者は広陵を必死で応援するのでしょうがね(笑)
【大学の部】
▽準々決勝
中部学院大
022 000 10│5
002 010 45x│12
神奈川大 (8回コールド)
(中)秋田・齋藤・北田-廣部
(神)神野・川合・前田・本田-土井
九州産業大
000 000 000│0
001 000 03X│4
國學院大
(九)渡辺・楠本・荒木雅-池間
(國)武内-福永
第3試合は神奈川大が集中打で逆転して4強に入りました。中部学院大も粘りましたが力及ばず敗退しました。15安打の神奈川大打線は非常に活発です。
第4試合は國學院大が終盤に突き放して快勝。竹内は九産大を3安打に抑えて107球完封、8奪三振、無四球の見事な投球でした。
にほんブログ村
決勝が25日(木)に行われるので、高校の部は1日休めます。大学の部は厳しい日程となります。
5日目は大学の部の準決勝2試合が行われます。
【大学の部】
▽準決勝
慶応義塾大-神奈川大
中央学院大-國學院大
4強は全て関東勢になりました。
頑張れ!!
第二試合は九州国際大付がエース香西を登板させなかった(二試合連続完投なので仕方ないですが………)時点で、勝敗は予想通りでした。むしろ六回表までリードしていたのが、本職捕手ながら好投した野田には失礼ながら驚きました。
明日の決勝で高校野球2022年度「第一冠」が決まりますが、オールジャパン桐蔭が獲る可能性が高いでしょうね(苦笑)。甲子園経験者が三名(松尾、川原、別所)しかいないので、正直秋の時点ではもう少し弱い(失礼)と予想していましたが。
秋の時点では戦力が整わない学校が多く、どうしても乱打戦になることが多いですね。そんな中でも大阪桐蔭は頭一つ抜けていました。戦力も地力も他校の追随を許さないところがあります。広陵は広島県3位から、よくここまでやって来たと思います。試合を重ねることで選手の経験が増し、チーム力が向上するという高校野球あるあるで勝ち進んで来たように感じます。それもこれも、中国大会で下関国際を下してから急上昇したように感じます。高校生はメンタルが重要というのを再認識しました。
甲子園ではないということで、神宮大会では色々試してみる学校もあります。この大会がシーズンの総決算である大学とは意味合いが違って来ますね。ただ、応援の風景は大学が圧倒的ですが(笑)