関西学生野球連盟春季リーグ戦は第5節の残り1試合、「近大-京大」の3回戦がわかさスタジアム京都で行われました。
この試合に近大が勝てば勝点で同大に並び、勝率で上回って優勝となります。この試合に近大が敗れると勝率で同大に及ばず、同大が優勝します。それもこれも、同立戦で最下位の立命に同大が連敗した為で、近大にとっては転がり込んで来た優勝のチャンスを逃す手はありません。
▽3回戦(近大2勝1敗)
近 大
000 105 004│10
000 000 001│1
京 大
(近)久保・小寺-西川・大杉
(京)水江・徳田・牧野・染川-愛澤
近大が9安打で10得点と効率よく得点して勝点を獲得し、3季ぶり48回目の優勝を飾りました。近大は6犠打を記録するなど、勝利への執念を見せました。京大は11三振を喫するなど中々得点できず、最終回の愛澤のソロホームランの1点のみでした。先発の久保が今季5勝目をあげました。
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春季リーグ戦の順位表です。
【関西学生野球連盟春季リーグ戦】
①近畿大
勝点4 9勝3敗 .750
②同志社大
勝点4 8勝4敗 .667
③関西大
勝点2 6勝7敗 .462
④関西学院大
勝点2 5勝6敗 .455
⑤京都大
勝点2 5勝8敗 .385
⑥立命館大
勝点1 3勝8敗 .273
続いて、個人賞です。丸数字は学年、大学名の右は出身校です。
【表彰選手】
◇最優秀選手
久保玲司(近大④)関大北陽
◇最優秀投手
高橋佑輔(同大④)豊田西
◇首位打者
杉浦有祐(同大④)大谷
打数45 安打18 打率.400
【ベストナイン】
投手
久保玲司(近大④)関大北陽
捕手
有馬 諒(関大③)近江
一塁手
白瀧恵汰(立命④)履正社
二塁手
小田雅貴(京大③)茨木
三塁手
伊藤伶真(京大④)北野
遊撃手
坂下翔馬(近大③)智弁学園
外野手
杉浦有祐(同大④)大谷
山縣 薫(京大④)北野
梶田 蓮(近大④)三重
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毎年、春のリーグ戦で苦戦することの多い関大ですが、開幕戦で京大に勝点を奪われた時には前途多難と思われましたが、よく3位まで粘ったと思います。
秋に向けて、今回の課題を克服してリーグ制覇、神宮大会制覇を目指しましょう。
よろしくお願いします。
他にも履正社の準優勝メンバー・白瀧、智弁学園の主将で2019年U18でも主将を勤めた(と記憶しています)坂下、三重高校の俊足外野手としてベスト4の梶田蓮(当時のエースで主将が定本)の活躍は私も覚えています。
京都大学が5勝8敗で5位は健闘でしょうが、(北嵯峨や鳥羽で鳴らした卯滝逸夫監督を立命館宇治に呼んで以降)積極的に補強しているイメージの立命館大学がそれより下とは意外でした(トーナメントならば珍しいことはありませんが)。けが人でも続出したのでしょうか?
関大の捕手は昨年まで久保田がいた為に、有馬は中々出場機会が増えませんでした。今春から正捕手として扇の要を死守しています。
エースの働きを強く求められた定本は最上級生になった今春は精彩を欠きました。秋に期待します。
今春の立命の低迷は私としても予想外でしたが、同様に京大に勝点を献上した関大もいますから、あまり人のことは言えません(泣)