なんか久しぶりに家にいるなと思ったのですが、先週末は、土曜は仕事、日曜はポップパフォーマーの応援で競馬場に出かけていたからでした。
そんなのんびりした土曜日だったので、冬休みの課題図書のはずの「黄金旅程」を読み終わってしまいました(笑)。
残り2冊の課題図書については、やはり寒い中、買いに行く気力がないので、冬休みに読むものが…。
さて、「黄金旅程」の感想ですが、一言でまとめると、浦河の馬産関係者に対するエールですね。
小説の書き出しって、とても大事なものですが、書き出しが「浦河の町は粒子の細かい霧に覆われていた。」と地名から始まるところも、それを表しているのではないかなと思います。
小説には、馬産という産業の非情さや、競馬界の暗い側面も出てくるのですが、そこをあまり掘り下げることはしません。
色々とご都合主義的なところも出てきますし、結末にハッピーエンドが用意されているところからも、この小説は、浦河の生産者の方を勇気づけ、元気づけるためのおとぎ話なんだろうなぁと感じました。
小説としての深みはないのかもしれませんが(多分それに関しては「優駿」の方が上です)、夢物語として、読んでいて幸せになれる小説でした。
小説の中心になる馬の名前は、エゴンウレア。
馬主さんは“ステイゴールド”とつけたかったけど、孫娘からの「ベタ過ぎる」という助言(?)で同じ意味を持つバスク語の馬名をつけたという設定です。
作者の馳星周がステイゴールドの大ファンであることは周知の事実ですし、そもそも小説のタイトルが、ステイゴールドの香港ヴァーズ出走時の漢字名である「黄金旅程」です。
なので、社台グループから馬名使用の許可が下りなかったのかなとか、大牧場に対する日高の逆襲ということで、あえてのバスク語置換なのかなとか、競馬ファンなら色々と頭の中で突っ込みながら、楽しめます(笑)。
突っ込みどころという点では、G1を席巻している牧場の名前がノール・ファームというのも、なかなか楽しいです。
巻末に「なお、本作品はフィクションであり~」とあるのは、多分、高度なギャグなんでしょう。
そしてそんな中、「武豊」って実名で登場する武豊って、ホントすごいなとも思います。
それにしても、牧場見学禁止期間中に馳星周が社台SSに行ったことについて、文句つけてたクラブ会員って、一体何様なんでしょう…。
自分の価値が、馳星周と同じって思っているんでしょうか。信じられない。
直木賞作家が、こうして競馬界を舞台にした小説を書いてくれることのありがたみや影響力って、全く頭にないんですかね。
…と、最後はいつものようにぷんすかして、読書感想文を終わります。
そんなのんびりした土曜日だったので、冬休みの課題図書のはずの「黄金旅程」を読み終わってしまいました(笑)。
残り2冊の課題図書については、やはり寒い中、買いに行く気力がないので、冬休みに読むものが…。
さて、「黄金旅程」の感想ですが、一言でまとめると、浦河の馬産関係者に対するエールですね。
小説の書き出しって、とても大事なものですが、書き出しが「浦河の町は粒子の細かい霧に覆われていた。」と地名から始まるところも、それを表しているのではないかなと思います。
小説には、馬産という産業の非情さや、競馬界の暗い側面も出てくるのですが、そこをあまり掘り下げることはしません。
色々とご都合主義的なところも出てきますし、結末にハッピーエンドが用意されているところからも、この小説は、浦河の生産者の方を勇気づけ、元気づけるためのおとぎ話なんだろうなぁと感じました。
小説としての深みはないのかもしれませんが(多分それに関しては「優駿」の方が上です)、夢物語として、読んでいて幸せになれる小説でした。
小説の中心になる馬の名前は、エゴンウレア。
馬主さんは“ステイゴールド”とつけたかったけど、孫娘からの「ベタ過ぎる」という助言(?)で同じ意味を持つバスク語の馬名をつけたという設定です。
作者の馳星周がステイゴールドの大ファンであることは周知の事実ですし、そもそも小説のタイトルが、ステイゴールドの香港ヴァーズ出走時の漢字名である「黄金旅程」です。
なので、社台グループから馬名使用の許可が下りなかったのかなとか、大牧場に対する日高の逆襲ということで、あえてのバスク語置換なのかなとか、競馬ファンなら色々と頭の中で突っ込みながら、楽しめます(笑)。
突っ込みどころという点では、G1を席巻している牧場の名前がノール・ファームというのも、なかなか楽しいです。
巻末に「なお、本作品はフィクションであり~」とあるのは、多分、高度なギャグなんでしょう。
そしてそんな中、「武豊」って実名で登場する武豊って、ホントすごいなとも思います。
それにしても、牧場見学禁止期間中に馳星周が社台SSに行ったことについて、文句つけてたクラブ会員って、一体何様なんでしょう…。
自分の価値が、馳星周と同じって思っているんでしょうか。信じられない。
直木賞作家が、こうして競馬界を舞台にした小説を書いてくれることのありがたみや影響力って、全く頭にないんですかね。
…と、最後はいつものようにぷんすかして、読書感想文を終わります。