私は競馬を始めたのが遅いこともあって、競馬(馬券ではなく)関連の本を見つけた時には、読んで色々と勉強しようと思っています。
ということで、最近、購入したのが、「吹けっ!白い風」(和田章郎)です。
内容については、一言でまとめると、平成最初のダービー馬、ウィナーズサークルの物語です。
競馬のことを良く知らない私は、もちろん初めて知ったのですが、これまでのところ最初で最後の芦毛のダービー馬であり、かつ、茨城産のダービー馬でもあるとか。
私がこの本を読んで良いなぁと思ったのは、第1、2章が、茨城と千葉の馬産の歴史から始まっているところです。
一頭の馬に焦点を当てるのであれば、普通なら、その馬の誕生から本を始めるのでしょうが、この本はそうではありません。
それがウィナーズサークルの“人生”(と、あえて書いた理由は、本を読んでいただければ分かります)を単なるダービー馬物語ではなく、より深いものにしてくれているように思いました。
まあ、競馬とは直接関係ない話なので、正直、歴史物(?)に興味のない私には、読んでいて、まどろっこしかったりもしたんですけど(笑)。
読み終えて思ったのは、「今はNF一強とか言われているけど、そんなの長い競馬の歴史の中では、ほんの一瞬のことなんだろうな」ということ。
それと、サンデーサイレンス以前/以後と評されるように、平成というのは、日本競馬が、サンデーサイレンス一色に塗り替えられた時代だったんだなぁということです(ウィナーズサークルの父はシーホーク)。
今、グリーンチャンネルでは、コジトモさん進行で「平成競走馬進化論」という番組をやっていますが、たった30年間でのこの激変は、進化ではなく、明らかに人為的に引き起こされたものであることを示していますし、競走馬が経済動物であることを再認識させられます。
でも、だからこそ、経済動物として生産されたウィナーズサークルが、長い馬生の大半を「教育研究馬」として、幸せに過ごせたことを、この本の最終章で読むことができたのが、嬉しかったです。
この本の売り上げの一部は、「サンクスホースプロジェクト」に寄付されるとのことです。
日本競馬の進化と、そのために生産されたそれぞれの馬の幸せと。
難しい課題ですが、その両方を考えていけたら良いなぁと思いました。
ということで、最近、購入したのが、「吹けっ!白い風」(和田章郎)です。
内容については、一言でまとめると、平成最初のダービー馬、ウィナーズサークルの物語です。
競馬のことを良く知らない私は、もちろん初めて知ったのですが、これまでのところ最初で最後の芦毛のダービー馬であり、かつ、茨城産のダービー馬でもあるとか。
私がこの本を読んで良いなぁと思ったのは、第1、2章が、茨城と千葉の馬産の歴史から始まっているところです。
一頭の馬に焦点を当てるのであれば、普通なら、その馬の誕生から本を始めるのでしょうが、この本はそうではありません。
それがウィナーズサークルの“人生”(と、あえて書いた理由は、本を読んでいただければ分かります)を単なるダービー馬物語ではなく、より深いものにしてくれているように思いました。
まあ、競馬とは直接関係ない話なので、正直、歴史物(?)に興味のない私には、読んでいて、まどろっこしかったりもしたんですけど(笑)。
読み終えて思ったのは、「今はNF一強とか言われているけど、そんなの長い競馬の歴史の中では、ほんの一瞬のことなんだろうな」ということ。
それと、サンデーサイレンス以前/以後と評されるように、平成というのは、日本競馬が、サンデーサイレンス一色に塗り替えられた時代だったんだなぁということです(ウィナーズサークルの父はシーホーク)。
今、グリーンチャンネルでは、コジトモさん進行で「平成競走馬進化論」という番組をやっていますが、たった30年間でのこの激変は、進化ではなく、明らかに人為的に引き起こされたものであることを示していますし、競走馬が経済動物であることを再認識させられます。
でも、だからこそ、経済動物として生産されたウィナーズサークルが、長い馬生の大半を「教育研究馬」として、幸せに過ごせたことを、この本の最終章で読むことができたのが、嬉しかったです。
この本の売り上げの一部は、「サンクスホースプロジェクト」に寄付されるとのことです。
日本競馬の進化と、そのために生産されたそれぞれの馬の幸せと。
難しい課題ですが、その両方を考えていけたら良いなぁと思いました。