いしころにっき

石原石子の日記です

低血圧注意報

2016-12-07 11:56:20 | まさみ
私は血圧がひくい。

ものすごく最低なほど低いわけではありませんが
血圧は低いです。


近場の区民集会所に血圧の測定器があります。
昌美と稽古をしにいったとき
なんともなしに
測定してみました。


最高 101
最低 56
脈拍 72

私といたしましては

まあ、こんなもんだろう

そう思っていたのですが
そう思っていなかったのが昌美でした。


ひくい!
もう一度測りな!


いたしかないので測定すると


最高 105
最低 65
脈拍 76

少しあがりました。
が、しかし、


ひくいなぁ
もう一回やってみて


最高 107
最低 66
脈拍 78

うーん・・・まだ・・・

昌美はつぶやきます。
私はそう矢継ぎ早にやるものではないのにと思って


とりあえずあとで


とお願いしました。
すると稽古後に
さっそく
早くやって
とせかされてやってみると


最高 114
最低 69
脈拍 80


最高血圧110の壁を乗り越えました。
稽古直後というのが勝因のおもな理由でしょう。
おかげで昌美に安心してもらえました。

けれど

そういうことではないのだけどなぁ

というのが私の見解です。



殺陣という字

2016-10-19 16:28:57 | 芸能
仕事で殺陣をすることになりました。
教えるというのではなく
ちょっと見せるだけだったのですが。



さて、そこで、依頼者にお会いしたときに
殺陣のことを

さつじん

そう言ったように聞こえた気がしました。
けれど私もちょっと油断していたのと
やや声が小さかったので
聞き間違いだろうか
どうだろうか
悩みながら会話をしていたのですが
その後
殺陣という言葉がでなかったので
そのままにしておきました。

さて、いざ、
お仕事にはいるとき
依頼者が生徒たち(殺陣をする方々ではないです)に
説明をはじめたのですが

やはり


さつじん


と言っておりました。

私は心のなかでもう後戻りはできないのだと
「さつじん」を受け入れることにしました。

さて、そうはいっても、
私から「さつじん」とは絶対に言えない
というかなんか言いたくない
けれど依頼者に生徒のまえで訂正をするのも悪い気がします。
だからといってこのまま放置しておくのも
それはそれで私が悪いような気もします。

悩んだすえ

やはり「さつじん」を受け入れることにしました。

そのかわり
私は絶対に「さつじん」とも「たて」とも言いません。

そしてちょっとだけそのあたりが苦労しました。




少し

ひよっしまいました。

七武将スペシャル~石田三成編~

2016-10-18 13:34:04 | 終演公演
あらためまして、こちら出演します↓

『関ケ原七武将スペシャル』
10月23日(日)11時/14時(2回公演)
会場:関ケ原ふれあい広場
詳細

いま関ケ原町で
石田三成三昧の祭りが約一週間ほど
おこなわれているのですが
その最終日に七武将の一人として出演します。
いまやもうお馴染みの黒田長政です。
策略で三成さんを追い込みますが
どうかご容赦ください。

それにしても毎回行くたびに町が整っていっているので
今週末の行くのが楽しみです。

いつもの甲冑着ます。たぶん。
銀箔一ノ谷かぶります。かくじつに。

きっともう他の一ノ谷をかぶることは無いのだろうなぁ

日焼けしたい方は私の前と後ろにきてください。

心も頭もキラキラしてお待ちしております。

近況です

2016-09-01 14:03:28 | 知らないひと
さいきんの話をします。


お能の稽古にいく道すがら
強風が吹きつけ
おじさんが私の体にもたれかけました。

いろいろとふんばりました。


おじさん・・・


腰がヤバイ期間に
なんとかしようとさまざまなことをしました。
そのひとつとして
都内にある温泉銭湯にいきました。

中身が黒湯と黄金湯の2つの温泉からなる銭湯です。

もちろん料金も普通の銭湯と同じです。
気に入ったのと腰のために通います。

私は黒湯と黄金湯を交互に入浴します。
黄金湯に入ったとき
真正面に恰幅のよいおじさんが温泉につかっていました。
私はおじさんと正対しています。
視線を合わせるとはずかしいので
すこしズラします。
それでもおじさんは視界にはいります。
きっとおじさんも私のことが目にはいっているはずです。

ま、それくらいはよくあることと
気にしないでいると
おじさんはおもむろに

鼻をほじくりました。

そして
ほじくられたものを黄金湯に溶かしていきます。

このお湯はおじさんの鼻くそ成分で成り立っているかのように
まるで日々の業務をこなすかのように
私などいないかのように

三度

くりかえし

でていきました。

その数日後
私の腰はよくなりました。



療養・・・


今回のはなんだかいろんなことがひどかったです。
突如発生した頭痛からの
腰痛からの
耳鼻科。

最後は耳に膜ができたような感覚になり収束をむかえました。

現在はすべての機能がもとどおりになったのですが
耳が不安だったので耳鼻科にいきました。

知り合いの方に良い耳鼻科として
教えていただいたところにいったのですが
ものすごい静寂と待ち人ひとり。

院内はとても清潔だったのですがなんだか侘しいです。

名前を呼ばれて入室すると
ゆったりと落ち着いて丁寧で
やさしい感じの女性の先生でした。
先生にいままでの経緯を説明して
もう治ったのですが不安なので念のためきました
というようなこと伝えると
両耳の中を覗かれ
聴覚の検査をするのでこちらにと
小型の電話ボックスのようなところに閉じこめられました。
イヤホンをして
音が聞こえている間はボタンを押していてください
とのことです。
正面には長方形の硝子窓があり
目の前にはさきほどの先生が座っています。

でははじめます

助手の方が扉を閉めると
音が鳴ったり止まったり
大きくなったり小さくなったり
しかもそれが忙しなく
先生はとても真剣に機械を操作していました。

けれど問題はそこではなかったのです。

硝子窓のむこうで先生が
音響さんやDJの人が扱いそうな機械のボタンやフェードの
上げ下げやON・OFFしています。

そうなのです。

音が聞こえていなくとも

まるわかりでした。

私は目を逸らして必死に音に集中します。
けれどわずかに視界にはいる先生の手元が気になって仕方がありません。


まるでDJのように
それでいて真剣に
先生はスイッチを パーンッ
ボリュームを ヒュイーンッ
緩急をまじえながら操作します。

私は先生の手の動きでいま音が鳴っているかどうか
どうしてもわかってします。
けれどもそこをなんとかこらえ

私も必死になって

いまの手の動き
きっと間違っているかもしれないけれど
自分の耳を大切に
聞こえたとおもう
耳を信じて
ボタン
押す
外の世界は絵画
動く絵画だ

それは私と先生の戦いでした。



そうして最後の音を鳴らし終えると先生は
満足した表情でひとつ大きくうなづいておりました。


検査室からでて私を外の椅子に座らせると
先生は機嫌よく

全然問題ないですね
よく聞こえてます

とおっしゃいました。
私はなんだかよいことがあったような気分になりましたが
どこまでが耳で
どこからが目で
音をひろったのかよくわかりませんでした。

とりあえず今回は私の耳は、健全のようです。


今年は前厄ですから

2016-08-23 11:04:25 | あれこれ
突発的にひどい頭痛がおこり
あまりの苦渋に2日間寝込み
それが起因してか
その後もともとあった座骨神経痛が
過去ないほどの鈍痛と痺れで10日間ほど
時速1KMくらいの速度でしか歩行できなくなり
3日前くらいからやっと
普通に暮らせるようになってきたのですが
それでもやはりまだ腰が痛いので
知り合いのチンドン屋さんに

ゴッドハンド

と呼ばれる先生を紹介していただきました。
場所は香港にある重慶大厦のようなアパートの一室でした。
それだけでわくわくします。
私は当初、整体の先生だとおもっていたのですが
マッサージをうけたあと針治療がはじまりました。
治療がおわったあとに名刺をいただいたところ
鍼灸治療院と書いてあったので

だから針を何十本と刺されたのかぁ

とおもいました。



私は生まれて初めて針治療をしました。



しかも最後までマッサージだとおもっていたので

いまから針をやります

そう言われたときに

なにをーーー!?

胸の内で叫びました。
普通の病院でしたら


痛いの嫌なので痛くないようにしてくれるならやってもいいです


と言っているところですが
ここで言えるはずがありません。
まるで私は海の奥深くに棲息する深海魚のように
それは静かに

どうぞ

まわりではどう見えていたか知りませんが。

実際のところ私は

こわいよー

とおもう心と

ゴッドハンド先生だから大丈夫

と安心する心と
二つの思いを抱きながら50本くらい打ち込まれました。
実際はもう少しすくなかったかもしれませんが
そのように感じました。
でも、ま、痛くなかったです。
当たり前といえば当たり前なのですが・・・。

そうして治療が終わって鏡を見せていただいたところ
顔色が見違えるように良くなっておりました。

私は単純な感想を感歎しました。


すげぇーーー


また来ようとおもいます。