一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

~今あるガンが消えていく食事~済陽高穂著

2012-07-10 | 本の感想
  古本屋で目に付いた本。著者は長年医学に携わっている。


 題名は刺激的だけど、中身はそれほど過激ではない。購入してもらうためには、このくらいの題名が必要だったのかも・・・
 まあ、「ガンは消えない」と思っているので、この題名にひかれたわけではなく、放射線治療も終わって、あとはホルモン剤とたまに検査という段階になり、少々食生活がいい加減になってきた今、ちょっと生活を見直すために、たまたま目に付いた本を読んでみようと思い立った次第。

 読んでみると、著者は必ずしも食事療法すばらしいというスタンスではなくて、、手術や抗がん剤とと同じように患者の免疫力を高めるサポートの1つだという認識である。ちょっと「タニタ式」に近い、健康な食生活をおくれば免疫力も上がりますよ~というニュアンスである。ゲルソン療法や甲田療法なんていうのも載っているが、参考資料という意味合いの書き方だったので、あまり抵抗感なく読める。
 「アレはダメ」「これもダメ」というスタンスではなく、最低6ヶ月、1年も続ければ、その後は食べても良いというようなゆるーい基準で、永久に食べるなと主張しないのも良い。このくらいならやれそうだというハードルの低いことが気に入っている。
 アマゾンのレビューには数多くの意見があって、中には「食事でがんが治るのか」といった怒りの意見もあるが、過剰な期待で読むほどではないだろう。あとはそれぞれが判断すればいいのである。

  おおざっぱには
食べてOKの食品

卵は品質のよい物を1日1個、大量の野菜・果物ジュース(6ページを費やしていた。一番のアピールらしい。ジューサーの写真何度もあったが、特別メーカーの宣伝しているわけではないだろう)主食は玄米や全粒粉パン、大豆・大豆製品、乳酸菌、キノコ・海藻、蜂蜜・レモン・ビール酵母(エビオス錠)、オリーブ油、ゴマ油、自然水

NOの食品
酒類、豚肉・牛肉類(少なくとも6ヶ月)

 ただ、レビューにもあったが、乳酸菌(牛乳)には反発を覚える乳がん患者さんもいるとは思う。ここだけは?
 がん患者さんは今更・・・と思う内容ではあるが、生活改善のきっかけとして読めば、納得いく内容になっている。

 とりあえずは野菜ジュースを取り入れたいのだが、何せ・・・・ジューサーが・・ない。
まずはこの問題を解決しなければ、先へは進めない現実がある。

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