出てきていただいて,ありがとうございます

土曜日の午後。家にいると、電話があったり訪問者があったりと、なかなか忙しい。
今日もピンポーン。いつもの癖ですぐ玄関を開けた。背の高い青年が立っていた。
「今度集会があるので良かったらおいでください。」と言ってチラシをくれた。キリスト教系の宗教団体のものだった。
「もらうだけもらっておくわ。」と言ったら、その青年が「（玄関に）出てきていただいてありがとうございました」と深々と頭を下げたのだ。
　一緒に回っているらしい女性も門の外で頭を下げていた。そして２人は「失礼しました」と言って去っていった。
　自分は宗教には興味はない。だから集会に行くつもりはなかったが、なぜか青年の言葉が心に染みた。
なぜだろう？
それは彼の言葉が今時あまり聞くことの出来ない謙虚さを持った言葉だったからだ。出てきてくれただけで嬉しいです・・・・そんなことを言う若者が今時いるなんて・・・。
やたらに自己主張したがる言葉や「～じゃね？」という汚い言葉ばかりを聞いていると、イライラすることも多い。今、日本はそういう人が増殖しつつあるように感じる。一歩引くと、損だとばかりに・・・・
日頃辟易している自分には、さりげないとか謙虚とか形容される言葉を探し求めているのかも知れない。だからよけいに印象深かったのだ。
　なんだか色々考えさせられた訪問者だった。


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手術後１０日目＆術前ラスト抗がん剤から１ヶ月

朝目が覚めたとき、う～んと背伸びしてみた。
右手「ちょっと、イテテテテ」
手は上がるけど、突っ張った痛さが身にしみる。
ブラックジャックが死ぬ思いでリハビリをやった・・・という場面を思い出した。
痛い、できればやりたくない・・・でも、やらないで将来聞き手が動かなくなったら、さらに哀しい結果が待っている。だからやる。痛いけど・・・

と、傷跡。特にドレーンを入れていた２つのあな。
今はバンド・エイドを貼っているけど、湿っぽいので、乾きやすいという絆創膏を探して貼ることにする。
早く治ってもらわないと、湯船にまったり浸かる心地よさが戻ってこない～
今、まだシャワーだし、湯船は胸が入らない半身浴だし・・・・ちっとも暖まらない。

なんてことで、退院できたらできたで、不満を言うのはちょと哀しい。
無事手術できたことを感謝しつつ、前向きに取り組まねば。



で、２月２３日に術前の抗ガン剤を終えて１ヶ月。一番気になる髪の毛はちょろちょろ生えている。白髪が多いのが残念だけど
でも、持った早く生えて欲しいのは眉毛とまつげ。だって、ないとコワイ顔なんだもの。

あ、スカイツリーの入場券、抽選に申し込んでみた。
たぶん駄目だろうけど・・
まあ、いずれは楽に手にはいるときも来るのだろうけど、人情として早く行ってみたいので。

そんなこんなの土曜日。雨模様。

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