伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

坊ちゃん

2005年12月22日 | 夏目漱石
今日はとても寒く、雪が降り、雪が積もった。

今日という字がはじめ京と変換したが、
それでもよい。
北陸や名古屋では雪が積もったどころではなく、
大変だったようで停電なども相次いだようだ。
こういう時は、大人しく我慢するしかないのだ。
電気がついているのが当然という、
傲慢な態度はこの際止して、
何もかもすることを止め原始生活に戻らなくてはならない。
これから異常気象でたびたびこういうこともあるだろうから、
人間は原始に戻っても平気でいられる訓練をしておかなくてはならない。
それにしても、
野宿するしかないと言っていた若者がいたけれど(ニュースで)
それはいくら何でもちょっと可哀相だと思った。


京都新聞の毎週木曜日に
「KOTOKOTO」というもくよう版がついて来る。
コトコトというのは、「古都湖都」
つまり京都と滋賀という意味でどうもなんとも…すみません。
で、このコトコトに最近毎週、「坊ちゃん」が連載されていた。
あの夏目漱石の「坊ちゃん」である。
今日が52回目の最終回だった。
1年間連載されていたんだなあ。
その前は確か、「高瀬舟」とか「鼻」(芥川の)などだった。


この「坊ちゃん」を母が毎週楽しみにしていた。
それはそれは楽しみにしていた。
まるで落語みたいで面白いから、というのだ。
さすがわが母、鋭い観察眼。

漱石の初期のこの「坊ちゃん」も「猫」ももとネタが落語、
というのは多い。
漱石自身が落語が好きで、友人とよく寄席に行っていた、
というから、影響を受けているのは間違いない。
「天樟院様のお嫁に行った先の…」
「あらあなたも分からない人ね」(漢字いい加減)というやつが代表的だ。


私も「坊ちゃん」の連載を、出来るだけ読んでいた。
子供の頃読んだばかりだと思うから、大部分忘れている。
久しぶりに読んだ。
大人になると、こういう作品は子供の時に読むものだから、
とあらためて読まなくなるのだ。

それであらためて読んでみると、ものすごい差別の嵐。
いいのか漱石、と心配するくらいの田舎への差別。
最終回にも「…この不浄な地を離れた」と、
四国・松山を「不浄の地」扱いだ。
これを読んだら確かに田舎者は
むっとして漱石を嫌いになるかもしれない。
いっそ、清々しいくらいの馬鹿にしっぷりに
私などはかえってすっとするのだが。


ただ、思うのは、
これはたまたま都会→田舎の図式になっているが、
私は反対の図式でもやはり漱石は同じように書いただろうと思うのだ。
つまり、
田舎から都会へやって来た若者を主人公にしていたら、
都会をさんざん馬鹿にしたと思う。
それが漱石だと思う。

田舎だから馬鹿にしたのではなく、
自分自身の持っている正義と相容れないから、
それに不満を漏らしたのだ、と。
まあ、「三四郎」で、東京へ来た若者を描いているわけだが。
あんまり昔に読んだので、
これも書いてあることをすっぱり忘れた。

とにかく、母は最終回にひどくがっかりしていた。
なんやー…、もう終り…と、とても名残惜しそうだ。
「坊ちゃん」のラスト、唐突という感じで、すとんと終る。

あの終わり方はすごい。
最後の1行が鮮明に残る、
というのはやはり漱石が大変な文章家であった証拠だ。




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続けてフィギュアスケート!

2005年12月21日 | フィギュアスケート2010以前
イルミネーションについてむちゃくちゃ書いたので
抗議が来るかと思ったら、全然来ない。
なので、皆もそう思っているのだとみなした。
ちょっとびくびくしていたのだ。
書き散らすわりには気が弱いもので…。

というか、家にいる時は
もっとめちゃくちゃなことを言っていることに気がついた。
末成由美のように「アホちやう、アホちやう」と連呼などしたり、
「あの人らほんまアホやで」「正気か」
「あんなんがええと思てんのか」とか、言いたい放題。
まあそんなもんだよね。。
耐震偽造についても、あんなマンション買うやつらがアホ、
安○買○の○○い、自○○○…ともう言い放題なのだが、
こういうことは公に言ってはいけないのだろうか。
その辺の具合が私には分からないのだ。

蛍光灯が何本かへたってしまった。
人形写真を撮ろうと思ったら暗くて撮れない
今まで部屋の蛍光灯だけで写真を撮っていた。
人形にライトを当てて、
フラッシュとなしでも撮れていたのだ。
ちょっと電気をつけすぎていたのかもしれない。
蛍光灯が6本くらいついているのかも。
カバーがかかっているから何本入っているのか分からないのだ…。


それはさておき前回書いた、浅田真央問題について、だが。

どの世界にも平等・公平なんていうのはなくて、
力関係がこれ、ものを言うらしいよ。
ところで、シーズンオフにて
男性週刊誌が異常な頻度で特集していた安藤美姫。
私は彼女については、あえて今まで何も言わなかった。
これからも出来るだけ何も言わないでおきたい。
ただ、日本の男性週刊誌の程度の低さには呆れるということを言っておきたい。
何がミキティーだ、と言いたい。
(これは、安藤選手自身のことを言っているのではなく、
そういう名称をつけて喜んで特集している男性週刊誌をあざけっているのだ。
男性週刊誌が名前をつけたのではなくても同じことだ)
あとひとつ、何で彼女はああもでぶでぶと太ったのだろう。
それに顔、頬骨が異様に出ていてごつごつしている。
先シーズンの安藤ってあんなだったっけ?
もうちょっと可愛かったような気が…。





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浅田真央のオリンピック問題

2005年12月19日 | フィギュアスケート2010以前
再びフィギュアスケート関連です。
浅田真央がオリンピックに出られないことについて
騒がれているようだ。
そのことで、城田憲子女史が発言していたことは
ちょっと納得出来ない。
曰く、
真央一人のために他の女子選手を殺すことは出来ないと。

けれどももうちょっと落ちついて考えると、
それはなんだか感情論のように思えて仕方ない。
真央一人を特別扱いしたら
今まで頑張って来た他の子が可哀相、みたいな。

トリノ候補の他の女子選手6人と、真央選手を比べたら、
どう考えても明らかに実力では真央の方が上。
真央選手が断然、他の選手よりずば抜けているのだ。
だから、みんなが出して欲しいと騒ぐのだ。
出ればかなりの確率で金メダルだから。
他の6選手で、かなりの確率で金、といえる選手なんていない。
真央はスタミナもあり、技術もあり、的確な判断力、
何よりも度胸がある。
子供だから恐いものがないのだ。

だから、私は、真央のために、
他の選手を殺しても構わないと思う。
そんな頑張って来ただの、
可哀相だのという言葉はシビアなスポーツ界で使って欲しくなかったなあ。。
とにかく実力こそが何よりも秤だと思うのだが。
いくら頑張ったって、実力が発揮出来ない選手だっているだろう。
いざという時に、
実力を存分に発揮できる選手を出すべきじゃないのかなー。


註)
今となっては浅い考えでした。
特例は認めてはいけない。特別扱いはいけない。
それに尽きると思います。
反省しています。(2023/1月)


COMMENT:
AUTHOR: 千住 東
DATE: 12/22/2005 00:31:20
伊佐子さん、はじめまして。時々、
ドールコレクションやエッセイを拝見しています。

浅田真央ちゃんの事ですが、
私は特例を認めてはいけないと考えています。
確かに今の彼女なら、“日本初の金メダル”という快挙を成し遂げてくれるかもしれません。
他の顔ぶれを見ても、このところ好調な中野友加里以外は、
あとはどんぐりの背比べに見えます。
伊佐子さんの書かれたような実力主義な意見も有りなのかなぁと思いましたが、
特別扱いをして可哀相なのは、他の選手達ではなく、
むしろ真央ちゃんの方なんじゃないのかなぁ?
仮に特例でトリノに行けて、どのような結果であろうとも、
果たしてそれが彼女のためにいいのか悪いのか疑問です。
目先の勝敗にこだわらず、
これからもっと力を伸ばしていく事を優先するべきなんじょないでしょうか。


COMMENT:
AUTHOR: 伊佐子
DATE: 12/22/2005 22:49:21
千住 東さん、初めまして♪。
とても良い御意見をありがとうございます。
確かにオリンピックに出て金を取る、
ということだけが目的でスケートをやるとか、
或いは金メダルを取らせるためだけに特例を認めて出場させる、
という考えはかなり意地汚いですね(^_^;)。
でも私は、GFを見て真央は今が最盛期というかピークだと思いました。
あんなに飛べるのは体重の軽い今だけだと。。
将来、今以下になることはあっても今以上になることはないだろうと。
金を取る、取らないに関わらず素晴らしい選手をオリンピックで見たい、
というのは自然な考えだと思うのですけどね。
オリンピックに限らず大舞台での活躍を出来るだけ見ておきたい。
今だけだから。
真央の場合、わずか3ヶ月の差というのもちょっと残酷な気がする。
以前タラ・リピンスキーが特例で出場したという話を聞いたら、
よけいに…ね。。





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グランプリファイナル

2005年12月17日 | フィギュアスケート2010以前
すごい…。とにかくすごい!
半分寝ていた目がぱっちり開いてしまった。
…私は目が悪いものだから、
最近はテレビを見るにも半目なんだよ…。
それで、浅田真央だが。

いやあ、すごいと思っていたけど、やっぱり本当にすごかった。
私だけでなく、世界の人の目が見開いたはず。
最終滑走で、緊張するのかと思っていたが、
普通の人ならするんだろうけど、
真央は何だか関係ないみたいだ。
前に滑ったチャンピオンのスルツカヤが
ノーミスで高得点をたたき出したのに、
その次に滑って、スタンディング・オベーションをもらう。

トリプルアクセルを成功させたら、
次のルッツは簡単に飛んでしまった。ように見える。
それで後半でルッツからのコンビネーションを飛び、
しかもループをつけるわ、3連続ジャンプにするわ、
もう…、という感じで、いやいや、本当にすごかった。

始めはすべてシングルジャンプだったので、
あれ?と思ったが、後半にコンビネーションを入れていた。
普通ならスタミナ切れで後半には入れないものだが、
真央は関係ないのだろう。
多分体が小さくて軽いから、
スタミナとか言っている間に演技時間が終わってしまうのだろう。


解説が伊藤みどりだというので、
ちょっとゲッとなったのだが、だいぶ上手くなっていた。
選手らしい専門的なことを短い時間で要領よく喋っていた。
アナウンサーが返答に困るようなどうでもいいことを聞いても、
軽く受け流していた。えらい。

それに比べて民放のアナウンサーはやはり…。
ジャンプを成功させた選手に、
「…ここもジャンプが決まりました!」
そんなこと見たら分かるわい。
何ジャンプか言わんかい。

NHKのアナなら何ジャンプか分からない時は口を噤むぞ。
それくらいのことはせい。

でも、グランプリシリーズの時、
「栄光の架け橋」の刈屋アナが担当していたのがあったのだが、
彼は明らかに喋りすぎだった。
べらべら余計なことを喋るから、選手の演技と完全にかぶっていた。
NHKはグランプリファイナルを民放に取られてしまい、
ちょっと気の毒。
朝日放送は、しかし当然のようにペアもアイスダンスもなし。
ハイビジョンだかデジタルだかでは放送していたのだろう。
まあアイスダンスは萌えないナフカ・カスタマロフなので
別に見なくてもいいのだが。





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ニュースなど

2005年12月14日 | 一般のニュース
この間からずっと重くて、
ここに書き込もうと思っても書けなかった。。


先日書いた「義経様お許し下され」ほんとうは「九郎殿」でした。
滝沢くんは最後まで下手っぴだったけれど、
可哀相キャラとしては納得なんよね。
一途で、一生懸命なのが。
活舌の悪さはどうにかならんか、と思ったけど。

タッキー&翼のライブ(?)をやりつつだから、
まあ大変だったのだろう。
ワタシ的には白石加代子の語りが受けて、
はまってしまったのでございます。

来年は仲間由紀絵の主演になるが、
母はあんまり好きちゃうねあの人、ということで、
何でも前の大河かなんかに出ているのを見て
あまりいい印象がなかったらしい。
私も何となくあの人はいやだ。見たことはないんだが。
イコカの宣伝をやっていた人かな?
何だか山田エミリ(?)だったかとごっちゃになってる。


サーバーダウンは、ニフティのHPで書かれていたようだが、
ウチラには何の連絡もない。それにちょっと腹が立つ。
今日もメンテナンスがあったらしい。
それも何の通知もなし。なめとんか。と言いたい。
大手なんだしそれくらいのフォローがあっても良かろう。


殺人同志社大生にもなんかもう、訳が分からない。
前に20件ほどの盗みを犯していたという。それって…。
しかもこいつ、同志社香里の出身だったと。
同志社は女子でも男子でも共学でも、
お嬢様坊ちゃんの学校だ。
ええとこの子が行く学校だ。

いくら甘やかされて、
ボタンひとつの家庭で育ったと言っても、
こいつ以外の坊ちゃんは殺人や盗みには至らないわけで、
やはりそれは個人の資質もあるのだろうが。。

香里の子が盗みの常習をしていた、
ということからもう、考えにくいのだ。
それとも以前、整形イケメンサド男が逮捕されたが、
あれと共通項があるかもしれない。
あれも親の金で生活していて、
世の中すべて自分の思い通りに行くと勘違いしていた男だ。
そういや、どうしたんだろう、あの男。
今日は姉歯さんが話題の中心だったが、
彼は本来気の小さい、強く出られない性格の人だったのだろう。
気が小さいから、
本来なら自分から偽装するなんて発想は出て来ないはずだ。

このマンション偽装問題、
私は不謹慎ながら笑ってしまうんだが、
もちろん笑い事でない人がいるだろうけどそれでも笑ってしまう。
大笑いさ。ひと事だからねえ。





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