伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

引き続きフィギュア。全日本

2005年12月26日 | フィギュアスケート2010以前
えー調子に乗って、
フィギュアスケートブログになりつつあります。

たかが全日本選手権でこんなに盛り上るとは
(良い意味でも悪い意味でも)思いもしなかったが、
視聴率がなんと、関西で26%、
関東では30%超えたという話(?)。

これで、下手したら各テレビ局が勘違いしてお祭り騒ぎみたいな
愚劣なフィギュアスケートの中継をするのが流行るかもしれない…。
勘弁して。もうお願いだから勘弁して。
そっとしといて。NHKに譲ってー!

安藤選手について書かないと発言したが、
訂正してここで書いておこう。
なぜ全日本6位にすぎない安藤選手が
オリンピック代表選手に選ばれたか、である。
これは、新聞によると、
4回転を公式に成功させている安藤には世界的な知名度があるから、
とあった。
世界的に知名度があると、点数が上がりやすいのだ。
だから、たとえ中野選手の方が全日本での演技が良かろうと、
世界大会へ行くと点数が上がらない。
だから、点数アップが期待出来る安藤を出す、
ということである。

大変論理的で分かりやすい。
同じ演技をしたら安藤の方が高い点数をたたき出すことが出来るのだ。

再三言うように、フィギュアスケートは公平な競技ではない。
日本国内でも公平ではないし、世界大会でも公平ではない。
ソルトレイクオリンピックで騒がれたのをみても分かるとおり、
オリンピックでさえ公平ではない。
フィギュアでは、「知名度」が得点に大変に影響するのだ。

ミシェル・クワンなど、一時期は知名度だけで点をもらっていた。
そういう世界なのだ。
どんなヘタレな演技をしても、知名度があるというだけで、
ある程度のご祝儀点が出るのだ。
今回の全日本の荒川ももと世界チャンピオンということで、
ご祝儀があったと言っていいだろう。

知名度というのは、
世界で最初にトリプルアクセルを2回入れて成功させた、
とかいうものだ。
こうして名前を売っておくと、あとあと楽になる。
真央は本当に頭が良いと思う。
いかにスケート連盟が嫌おうと、
世界に知名度が出来ると彼女を無視出来なくなる。
こういうことが出来ると、たとえ演技内容が稚拙であり、
芸術性がなかろうとも、3Aを2回成功というだけで、
芸術点も自動的にアップする。
伊藤みどりがアルベールビル・オリンピックで
トリプルアクセルを成功させて銀メダルを取ったようなものだ。

アクセルを成功させたのに銀?と、
見ていない人は思うかもしれないが、
あの時みどりは最初のルッツさえ失敗していた(こけていた)。
本来ならあのままではメダルに届くかどうかだった。
進退きわまって、何とかアクセルで銀をもぎ取ったと言っていい。
他のジャンプもトリプルがダブルになっていたのがあったと記憶する。
トリプルアクセルひとつで表彰台にこぎつけたのだ。

安藤で一番問題なのが、
肝心の4回転が成功率一割くらいでしかないことだ。
これでは、自分は4回転を持っているとは言えないと思う。
飛んだこともある、というにすぎない。
4回転をすると言ってしないことは、ありだと思う。
その時のしあがり具合によって、
瞬時に判断するべきものだから、
しないと判断することは、悪いことではない。
ただ、出来もしないことをする、というのはまずい。
大変まずい。

「出来る」と言えるのは、
ではどういう確率で出来るようになったらか。
良く言われることだが、練習で100%出来る。
そうして初めて試合に出せる。
つまり練習で100%出来ていたなら、
「4回転が出来る」と宣言してもいいだろう。

次回は、織田選手の判定ミスについて。





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COMMENT:
AUTHOR: 千住 東
IP: 60.35.191.64

またまた遊びに来ました。

そうなんですか・・・・。
GPファイナルのSPで、無難な滑りをした中野より、
明らかなミスをした安藤の順位が上なのはそういうカラクリだったのですね。
私もトリノ代表に、
中野でなく安藤が選ばれたのには納得がいきません。
今の彼女にはあまり期待していないけど、
せいぜい選んで良かったと思えるような演技をして欲しいものです。
それにしても、彼女って変にアイドル視されて、
持ち上げられ過ぎなんじゃないのかな?
4回転にしても、
成功率1割ではもはや跳べなくなってしまったのに等しいでしょう。
彼女は、ここ1,2年が踏ん張り時なんでしょうね。

あと、「戦場のメリークリスマス」も「マイ・ファニーヴァレンタイン」も
綺麗な曲だし、振り付け作品としても秀逸です。
もっと抒情性を培うためなのかもしれませんが、
彼女には大人っぽ過ぎるんじゃないかな?。


COMMENT:
AUTHOR: 伊佐子
DATE: 12/28/2005 23:50:32
千住 東さん
いらっしゃいまし。いつでもどぞー。

安藤選手はそうですね。
実力よりも人気が先行した感じですよね(おやじたちに…)。
日本代表が決まらないうちからロッテのCMに出るのも痛すぎる…。
人気に振り回されないだけの精神力を身につけるのが
彼女の今後の課題ではと思ったり。
精神的に強くなれば、実力もついて来るのかなと。
確かに曲の選定が、
とくに「マイファニー」はちょっと滑りづらそうですね。
でも、身のこなしとか、手の動きなど、
表現力は曲に良く合っていたと思いました。