伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

市美術館の命名権決定

2016年10月07日 | 京都
京都市美術館の命名権売却問題のその後。

命名権は京セラに決定
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20161006000075

京セラが命名権を買い取り、2019年の改修以降は
「京都市京セラ美術館」の名前になるとのこと。

応募したのは京セラ一社のみで、
「創業地京都の文化と地域の発展に寄与したい」
との趣旨で申請があった、とのこと。


やはり、応募してくるなら京セラあたりだろうなと
思っていたが、予想通りになった。

おかしな企業よりも、京都に貢献している京セラだから、
まだましだったと私は思いもしたが、
市民からは反発の声もあった。

http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20161005000018

9月末までに、何の動向も聞かなかったので、
応募がなかったのかとほっとしていたが、
やはり京セラだった。

京セラの稲盛氏は尊敬すべき人物だし、
京セラは万年2軍のサッカーのサンガを
応援している企業でもある。
稲盛財団を作り、京都賞を設け、
先日ノーベル賞に輝いた大隅良典氏は
2012年に京都賞を受賞している。
京都の誇るべき企業だ。

だけども、だけども、
京都市所有の美術館に一企業名がつくのは、
やはり市民として抵抗を感じるのはどうしようもない。



「規模も歴史も日本屈指の美術館に企業名はそぐわない」
と新聞に意見も出されていたが、
えっ、京都市美術館ってそんな日本屈指だったか?
…まあ、日本で二番目に古い、というから、
それなりの美術館としての歴史はあるだろう。

ただ京都の数ある建物からすれば明治に建てられた
ごく最近のもの、その名を変えたって大して…
という市の考えなのかもしれないが…。

「市は二年ほど前から複数の企業に数十億規模の
寄付を打診したが、賛同が得られず、
対価のない寄付は難しいとして方針を変えた」という。

市も、努力はしていたのだろう。
京都の企業ももっと京都の文化というものを
考えてみようよ。
儲けているのだったら、寄付のひとつもしようよ。
ワコールよ任天堂よ島津よ堀場よおたべよオムロンよ…
それが京都で起業するものの使命でもあるだろうよ…

対価のない寄付でも京セラよ、
そこまでの志があったのなら、企業名をつけなくても
市にご奉仕してほしかったよ…。

来年からは京都市京セラ美術館か…。

どんな気持ちであの美術館のファサードを
くぐることになるのだろう。






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