伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

もう少しフィギュア

2016年04月11日 | フィギュアあれこれ
まだまだちょっと男子フィギュアのことを書こう。

この前ユーチューブで、
たまたま羽生選手のノートルダム・ド・パリの演技を見た。
そしたら、全然覚えてないんだよ。この演技。
羽生のファンだと思っていたのにね。
自分でもいい加減さに驚いた。
そんなもんなんだな、
テレビ観戦のみの永遠のフィギュアにわかのライトファンなんて。


多分だと思うんだが、
何せライトファンなんで記憶が定かでないんだが(急に弱気)、
このシーズンは羽生がカナダに行った年で、
高橋大輔が「ブルース」を滑った時だったと思う。
あの時の高橋のブルースは確かウソワ・ズーリンがすべっていたやつだ。
私はこの単調なリズムの、
退屈で難しいブルースを最後まで飽きさせず、
一つの作品として完全に滑りこなしていた高橋に感服していた。
そのシーズンは、この高橋のブルースに心酔していたんだな。

だから羽生のことをよく覚えていない。
なんか高橋に比べて棒がすべってる的な印象だったかもしれない。
カナダへ行って、オーサーについたこともショックだった。
そんなシーズンだったような気がするんだが、、
あまり自信がない。



で、その翌年、
それがソチ・シーズンだったと思うんだが、
その年には私の心はもうすっかり羽生にシフトしていた。
テレビ観戦ファンなんてほんと、そんなもんなんだよ。

ジョニーのひらひら衣装も着こなす
「少女漫画に出て来るような王子様」にすっかり目が眩んだな。
まだ4回転サルコウは完成してなくて(でも飛べていた時もあったようだが)、
だが後半の3A2回という鉄板の構成は、あの時点で、
本当に目のくらむようなエキサイティングなものだった。

高橋のビートルズ・メドレーは、
高橋のプロにしては大人しすぎて、
高橋にはもっと濃いものを見たかったというのもあったな。


ソチオリンピックの時は旧パソコンが崩壊寸前で、
私のその時の感想などいっさい残していないのだが、
まあ男子について今言えば、羽生は棚ぼただったと思うよ。
それがオリンピックというもんなんだよ。
だけど羽生は、あの時は団体戦もあって、
そこでショートの「パリの散歩道」を滑って、
そこでもノーミスをしてるんだな。
俺、つないだよね、と言って喜んでいた羽生を覚えているよ。
やはり強い子だなと思った。


オリンピックで金メダルを取った人って、
だけど大体忘れられるね。
男子でも女子でも。

今時ライサチェックなんて名前を憶えている人がどれだけいるかな。
ウルマノフとか、覚えてる人いるかね。
羽生もそういう「一発屋」になりたくなくて、頑張って来た。
と思うよ。

特別な「レジェンド」には誰でもがなれるものではない。
気持ちがあっても、
体がついていかなければどうしようもないし。
ヤグ様とか言われたヤグディンだって、
故障ですぐにダメになったじゃないか。
だからヤグディンだって一発屋だろ。
プルシェンコは、もう6回か7回くらい手術をしてる。
そのたびにファンは心配しているが、
それでもプルは氷に立とうとするんだ。
レジェンドっていうのはこういうことを言うんだろうなあ。
まあ、晩節を汚しまくっている、と思いがあるにはあるんだが。

羽生がどんな思いで怪我した体を引きずりながら、
スケートを続けているのかは本当のところ分からないよ。
所詮素人のテレビ観戦にわかだから。
だけど、私は結局、羽生がリンクに立っているだけで、
その立ち姿だけでもういいんだな。

テレビを見るしか大した娯楽もないばばあに喜びを与えてくれた。
特に「見ることの楽しみ」にずっと憑かれて来た者にとっては
極上の喜びをくれたね。
だから羽生には感謝している。ありがとうを言うよ。
日本の片隅から・・・




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