強い手法は心身ともに緊張させる

血行を促す、筋肉をゆるめるなどの
物理的、生理的効果を高めるという点において
力任せの手法よりもソフトな手法のほうが
効果的だという理由はそれだけではありません。

疲労、硬直とい筋肉の生理的反応は施術の物理的な
刺激により解除するだけでなく
脳、中枢神経からの指令によっても筋肉は固まります。
よって、脳、中枢神経の緊張をとくことも
必要だと思います。

強い力、痛みを伴う手法では
それをゆるめる効果が低いというか逆に緊張させてしまう
可能性があるということです。

力比べ、力任せの手法は心身ともに逆に疲労させ、
硬くさせてゆく可能性があるのは
心身を緊張させてしまうからだということです。
健康な人はたいした影響はないでしょうが
不調な時にそういう手法を受けるのは
悪化させる可能性がは高いと思います。

最近、急成長した格安りらくゼーションも
健康な方が受けるのには問題はあまりないですが
あくまでも娯楽として利用するのがいいでしょう。
実際、当院に来た方でそういった施術を受けた方で
１か月の入院という被害にあった方がいます。

だいぶ深刻な脚の疲労の蓄積状態でそういった施術を受けた
直後に脚の痛みが強まって歩けなくなったそうです。

施術する側も強い手法の影響を知ることはもちろんですが
受ける側もその認識を見直すことが
必要です。
強ければ効くわけではないのです。