マイ・レストレス・ハーツ/My Restless Heart

トウキョウの東をさまよい続ける【左一白】の備忘録

ちょっと読んでみたいな

2010年11月01日 23時25分49秒 | 日々の暮らし

もうなんかあれこれ考えることは辞めました

ほんの少しだけ吹っ切れた左一白です、こんばんは


なんか、いろいろ複雑(?)なニュースですね、これ↓


 今年9月に所属事務所を退社した俳優の水嶋ヒロ(26)が1日、本名・齋藤智裕名義で執筆した処女作『KAGEROU』が『第5回ポプラ社小説大賞』の大賞を受賞し、都内で行われた発表会に出席した。作家として鮮烈なデビューを飾り、主演映画の初日舞台あいさつ以来、約2か月ぶりの公の場となった水嶋は「このような栄誉ある賞をいただき恐縮しております。大賞をいただけた現実に身震いしている。純粋に作品を評価してもらい嬉しく思う」と感慨深げに語り、今回の退社による一連の騒動についても謝罪した。なお水嶋が賞金2000万円を辞退していたことも明らかになった。


この大賞がどの程度の価値があるものなのか分かりません。

ただ一つ言えることは、この元人気俳優が書いた小説が2000万円の価値があったから選ばれたということ。

自分も出版関係の仕事をしているから言えることなのですが、紙媒体はどこも斜陽なんですよ。インターネットに押されて今後ますます衰退していきます。ポプラ社の業績が如何ほどのものか分かりませんが、金になる(こういう話題性のある)ものを売っていかないといけないわけです。

作品が発表されれば、いろんな意味で話題になるでしょう。話題になって本が売れて、あわよくばテレビ局がドラマ化にする話でも持ちかけたら、出版会社には2000万円以上の利益をもたらすことは確実です。そういうことを引っくるめて、この元人気俳優に大賞を贈ったのではないとか、自分は考えます。

ただ、この大賞に作品を送った小説家のタマゴさんたちはすごく幻滅するだろうし、世間一般的にも印象としてはいいものではありません。

(ポプラ社って「ズッコケ三人組」シリーズの出版社なんだ。知らなかった…)


どうでもいいけど、ちゃんと自分が書いたのなら辞退しないでもらえばいいのにね、賞金。