今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

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「市長vs議会」には価値がない

2010-03-01 | 市政一般
市長の提案に、賛成するだけの議会に価値があるだろうか?

全国で地方財政の破綻を招いてきたのは、こうした

議会の市長提案を良い子で賛成していく姿勢ではなかったか?

市民によって選ばれた市長と議会(議員)が議論を闘わせ

ていくことが、より市民にとって良い決定となる仕組みで

あることを市長も議会も認識する必要がある。

国会のような議院内閣制ではない、2元代表制という

元来、市長と議会が適切に対立する仕組みに地方はなっています。

とすれば、議案が賛成されたり反対されたりすることは

当然のこと。むしろ賛成・可決ばかりでは議会の価値が問われる。

議会が否決することを「市長vs議会」の対立!と

とらえることには全く価値がないと何度も書いてきた。

この価値観にとらわれてしまうと、議員を選ぶ選挙が

ゆがめられてしまうだろう。

市長の提案に賛成する議案もあれば、反対する議案も

あることが健全な議会の状態だと思う。

市長のやることに賛成か反対か?という判断をする議会

の決断ほど、市民生活を無視した議会はない。

だからこそ「市長vs議会」「市長派、反市長派」など

という視点が軸になってはならないと思う。

最も重要な市民の視点は、市民益のために、「それぞれの」

議員がどのような発言をし、判断をし、行動をしているか?

これを十分に評価していただく必要が平素からあると思う。

さっきのような価値基準を「植え付け」られてしまっては

決して結果として、市民益につながらないと確信しています。

ただ、いかんせん情報量が少ないのは否めませんが。。

なので、議会基本条例を制定することで格段に情報量を

多くしようとしています。

すこし脱線しましたが、私はこうした視点で

明日からの3月定例会(来年度予算審議)に臨みます。



取り戻せ!加西の未来

井上ちあき