今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

12月議会終了!

2008-12-24 | 市政一般
昨日 19:00pmごろ 12月議会が終了しました。

主な論点だった議案についての結果は・・・

加西市開発調整条例・・・7:10で否決

残念!市内でも、地域住民が知らない間に
ダンプが入って山を崩したり、木を伐採
したり、また住民に説明会も行わず
迷惑施設がたってしまったり。
こうしたことを市と開発業者の間で協定をむずぶ
ことを義務付け、そのために地域住民に説明会を
行うことを前提としたものでした。
加西市にとって必要な条例と思います。


幼児園事業実施条例の一部改正・・・14:3で可決

別府幼児園、宇仁幼児園の開園のために
改正される条例です。
緊急一時保育の制度を両園に求めましたが、
教育長のできるだけ早く対応するという言葉を
信じましょう。


教育変革期への対応策に反対することについての請願

日吉校区の区長会、PTA等から提出されたものです。

私はこの請願について、「趣旨採択」の動議を提案しました
が、4:13で否決されたので、請願自体に反対をすものでは
なかったためその時点で退席をしました。

要するに、請願をだされた方々の言い分は至極当然だと
思っています。
それだけ、今回のタウンミーティングの説明・プレゼンは
住民感情を逆なでし、納得感もなく、そして何より
子どもたちにとって魅力的なものではなかったということです。

しかし、現段階では財政的なデータ、教育ビジョンが不明確
であって、これからまさに教育委員会、市長部局があわせて
統一案を作成する段階にあること。
そして、日吉小学校をのこすという結論は、まさに11校存続
とイコールの意思表示をするとになるということを
現段階では判断できる材料がないということをご理解いただき
たいと主張しました。

11校存続論をあきらめたわけではありません。
地域コミュニティーという加西らしさこそ、
次の世代に伝えていかなければならないものと思っています。

しかし、財政的な視点でのシュミレーションデータが市から提示
されない限り、11校が存続できると断言できませんし、
財政を現状のように圧迫している第二の下水のような判断に
してはならないと思っています。

請願は、そのまま採択されました。

学校統廃合については、財政論、教育論、都市計画論、
少子化対策、耐震、断層の位置など複雑に絡み合ってきます。

学校の行方は、子どもたちの将来、地域の将来にとって
重大な問題ですので、しっかりとこれからも取り組んでい
きたいと思います。


取り戻せ!加西の未来

井上ちあき

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「趣旨採択」の動議とは。 (元会長)
2008-12-26 00:26:09
これは、どういうことなのでしょうか。意味がよくわかりません。もう少し詳しく教えてください。
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趣旨採択・・とは (井上ちあき)
2008-12-27 09:58:56
元会長さま

いつもありがとうございます。
さて、ご指摘の「趣旨採択」ですが、

請願文には具体的な
「請願項目」
  これこれを実現して欲しいという具体的な内容と
「請願理由」
  請願をするにいたった経緯やその考え

の2つからなります。

今回の私の考えでは、「請願項目」にある日吉小学校、日吉幼稚園、日吉保育園をこのまま存続すること。宇仁小学校を早期に建設すること。という内容は議会で責任をもった判断をする段階にはないと考えています。
しかし、タウンミーティングでの説明を聞かれた地域の方々が、請願にいたった理由の部分は、その通りだと思っていますので、この請願理由のお考えの部分を行政なり、教育委員会は十分に汲み取って新案をつくるべきだといことで、
この請願の趣旨(願意といいます)、理由部分について採択するものが「趣旨採択」ということです。

また、次の段階での市の案がでる最終段階では、再度請願をだされることもありえるでしょうし、その段階では具体的な項目についても議会は判断しなければならないと思います。
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