今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

福祉切捨てか?

2008-12-25 | Weblog
12月議会での力をいれた議論の一つに
入居できる福祉施設のことがあります。

いろんな事情で、介護施設に入居を希望
されている方が加西市には約100名
いらっしゃるのに、全く空きがありません。

それ以外にも、本来リハビリをするための
施設である施設に、実質入居してしまっているのが実態です。

なぜ、そんなことになっているか??

それは、行政が施設を作ることを認めないから。

施設入居をみとめると、建設時には国から、
その後の介護サービスにも介護保険料から
お金をださなければなりません。


いまどき、共働きで生活をしていくことが
必要な時代に、家でだけの介護とは行きません。

では、一時入居(ショートステイ)のサービスが・・

これも空いていません。

選挙に出る前に、市内のあるお家で、おばあちゃんが
認知症の状態で寝たきりになっていらっしゃって、
ご主人が別の病気で入院されて・・・・結局、その奥さんも
介護の疲れで、入院をされてしまっていました。

行政はこの程度の待機状況は適切だと主張します。

何を言っているんでしょうか?
一軒でもそのお家にとっては生活のかかった大事な問題です。

行政は、要介護の人も家で介護を受けたいとアンケートにも
あるといいます。施設を作るのが福祉ではないといいます。

何を言っているんでしょうか?
そんなことは当たり前!自宅で介護したくてもできない労働環境や、
ショートステイでさえ空きのない状況。
この待機の方々が、納得できる自宅でしてもらえる介護サービスが
用意されているか?

その反面、今年度が終わる頃には、なんと
加西市の介護保険料の基金・・・もってる貯金みたいなものは
2億2000万円にもなります。

介護保険料をとるだけとって、サービスに活かされていないのでは?

来年度また介護保険料の値上げを予告しています。

国は要介護2~5に認定された人のうち、施設に入居する人の割合を
36%以下にすることを目標にしています。

高齢化が進むなかで、要介護の人も増えてきています。
となれば、この数字を強制的に達成するならば・・・

方法① 要介護認定をしない
  ② いくら入居の希望が増えて生活にこまっていても、
    施設を作らない

どちらかしか、ありません。

もともと、41%あった数字を、介護予防の効果によって
数字を下げることが目的だったはず。

でも、その介護予防の効果を質問すると・・・回答は「わかりません」

施設をつくらないのなら、それに代わる自宅での介護サービスを提案しろ
といってもない。

29人以下の規模の入居できる施設は「加西市」の判断で作ること
ができるはず。

国⇒県 のいいなり行政になるのか?

加西市民のために、実態にあった福祉をするのか?

今、それを決める「第4次 介護保険事業計画」がつくられようとして
います。残念ながら、議会の議決のいらない計画です。

これについてパブリックコメントを求めています。
http://www.city.kasai.hyogo.jp/04sise/20publ/081219.htm

1/19までが締め切りのようです。
こうしたことも含めて、介護にからむようなご意見をお持ちのかた
がありましたら、どんな紙にでもOKですから、送って下さい。

私が代理でもっていくこともOKです。

財政再建も重要ですが、公としてなすべきことは為す必要があります。

減らすべきは、60%以上の随意契約ではないのか!

根本的に末端市町村にお金がないのは「国」の体制に問題があるから
だから、あのあたりに巣食う人たちにがんばってもらいと思うのだが・・・
無理なのか・・・


取り戻せ!加西の未来

井上ちあき








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