今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

加西病院は生き残れるか?

2011-09-27 | Weblog


昨夜は第5回市立加西病院 市民フォーラムが

健康福祉会館で開催されました。

最近では一番人が多かったかもしれません。

基調講演として 城西大学教授 伊関友伸氏の講演

次に 加西病院長 山邊氏 と 伊関氏の対談

トータルでも1時間半の短い時間でしたが、」

わかりやすい、今の地域医療の問題点が解説されたと思います。


前置きは、ここくらいにして


よく、加西病院は生き残れるか?と書いたことがありますが、

それは、=(イコール)で「私たち市民は加西病院を残せるか?」

と言い換えることができるというのが、昨夜の感想です。



基本的な、地域医療を取り囲む問題については、今までもブログに書いてきましたが、

昨夜、最も印象にのこったのは院長の言葉でした。

感謝される医療を提供したいと考えている。

加西病院で働く医師、看護師、技師、事務官等はみな誇りとやりがいを持って

高い倫理感をもって取り組んでいます。

是非、私たちを支えて下さい。

(多少文言は違うと思いますが、ご容赦ください)


一時期、市民病院を「死人病院」と揶揄する言葉が横行していました。

今、自宅で最後を迎える人がどんどん減っています。

ほとんどの人は、病院で最後を迎えるのではないでしょうか?


そして、市民病院がなくなって誰がこまるか?

私たち市民が困るんですね。これから生まれてくる子ども達が困ります。

いざという時に、救急で診てもらえる市民病院が、「そこ」にあることの

「ありがたさ」をあらためて感じないといけないと思いました。


医師や看護師さんたちを「あがめたてまるつる」ということではありませんし、

そんなことは望まれていないでしょう。


激務をこなしながら、懸命に私たちの「いのち」を支えてくれている

ことに「ありがたい」の気持ちを表にだしていきましょう。



病院を無くしてしまうことは、本当に簡単です。

コンビニ受診を繰り返し、暴言をはき、

病院経営に理解の無い政治家を産み出していく。



高齢化が進み、人口減少が加速するなかで

加西病院がそこにあるようにしていくことは

大変、大変 重要なことです。

山邊院長を筆頭に懸命に尽力され、若い医師が集まるという

地方の病院としては、奇跡的あ状態にあることを

理解しておかなければならないと思います。

こうした若い医師達の支えがなければ、救急すら維持できません。



加西病院は生き残れるか?それは病院の責任ではありません。

私たち、「市民の意思」にかかっていると強く考える夜になりました。




取り戻せ!ふるさと加西の未来

井上ちあき


追記・・・専門医を育てる病院としての資格を維持するのに

年間10回の遺体の解剖をする必要があるそうです。

病院としては、大変お願いしづらいことでしょう。

現実に、なんとかかんとかクリアをしている状態とききました。

専門医を資格がとれない病院には医師は集まりません。

私も家族の遺体をと言われれば、迷うと思います。

しかし、自分のことなら今判断できます。

子どもには、私が死んだら解剖に提供するように遺言しておきたいと思います。

献体登録という制度があるようですが、加西病院を対象として

制度化することも考えられるのではないでしょうか?





















































































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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確かに一理ありますが。 ()
2011-09-28 00:39:16
お久しぶりです。ご無沙汰をしております。
昨日の市民フォーラムに私も出席しました。これで3回目のフォーラムで、確かに参加者数も多かったように感じましたが、自分が見る範囲では大半が、市役所職員または病院関係者だったように感じました。とても残念です。

講演、対談の内容についてはまったく異論はなく、「市民がこれからどのように活動していくべきなのか」 その方向性を示していただいたとても参考になるフォーラムだったと思います。

ただ、どうしても賛同しきれない自分もいました。 昨年のフォーラムもそうだったのですが、全体構成からみても 「加西病院は頑張っている、後は市民がどうするかだ!!」 と上から目線で訴えている感じがぬぐえないのです。
仕事上、多くの医師や看護師の皆様とお話しする機会が多いので、現場がどれだけ熱心に医療に取り組み、どれだけ大変な仕事をされているかは、他の市民の方々より分かっているつもりです。ですから、現場の方に対して頑張っていないと言うつもりは毛頭ないのですが、どうしても院長の言葉選びが・・・。
あくまで個人的な印象だと思いますが、もう少し上手な言葉選びをすれば、より共感が得られたようで、非常に残念な感覚で会場を後にしました。院長は病院の顔ですので、もう少しそのあたりを意識してもらいたいものです。

昨年のフォーラムでのY副院長の話し方が好感が持てたのを思い出しました。

長文・駄文で申し訳ありません。
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言葉選びすぎ? (井上ちあき)
2011-09-28 16:35:47
ぽ さま

コメントありがとうございます。
フォーラム行かれたのですね。
確かに、以前にくらべると断然人が多いのは間違いないですが、病院、行政関係者がやはり多いのは間違いないと思います。
アンケートにも書きましたが、根本的に「病院はあって当たり前」「公立病院がなくなるなんて、まさか」と思っている市民の方が多いんだと思いますよ。 これで、例えば加西病院をなくすかどうか?というような住民投票でもやるなんてことになれば注目もされると思いますが。
共感されなかった点については、院長もかなり言葉を選ばれたと思いますが、聞きようによっては、上からに聞こえたのかも。議員時代に院長と何度もお話をさせてもらってますので、その必死さが伝わりますし、前回以上に切実な感じを受けました。
加西病院が完璧とはいいませんし、苦情をきくこともありましたが、完璧なところはないので、相手にだめ出しをするよりも、まずこちらからという気持ちです。もちろんその前提には運営にしても医療の質にしてもしっかりやってもらわないといけません。
いずれにしても、市民の手にかかっていることだけは、かわらないですね。
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名前が・・・ (ぽんたひろ)
2011-09-29 15:47:33
”ぽ”こと 「ぽんたひろ」です。
名前がきちんと入力できてなかったようで、申し訳ありません。
住民投票はいいですね。市民意識をあげていくことはとても大切だと思います。多くの方が「加西病院は無くならない。」と思ってますよね。一市民としてもできることから始めるのは大切ですが、一人の専門職としても何かできないか考えていきたいと思います。
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一人ひとりが大事ですね (井上ちあき)
2011-09-29 23:12:20
ぽんたひろ さま

わかってましたよ(^_^)v
住民投票なども手段ですが、結局は市民の一人ひとりの気持ちが大事ですよね。
病院だけではないですが、難しい自治体のことを役所まかせにせず、本当に私たち一人ひとりが何ができるかという意識をもてるかということを考えなければならない時期になっていますね。
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