今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

首相の所信表明演説を見直してみたものの。

2011-09-15 | Weblog
ツイッターとフェイスブックとブログがあるとどうも、自分の中で

はやりすたりがあるようで、ブログの更新が滞っていました。

昨夜あらためて、新聞に掲載されていた所信表明の全文を読み直してみました。


実直な、あるいは愚直にまで見えるその姿勢には、本当に一歩でも国を前に

進めてもらいたいと期待をしています。

(低姿勢ばかりが、マスコミのコメントに目立ちますが、低姿勢かどうかは
どっちでもいいと思うが、とにかくマスコミは一つのはやりのフレーズを
連呼するのが大好きなようで・・・)

その中で、政治が指導力を発揮せず、物事を先送りすることを「日本化する」

と海外では表現されることがあるらしい。

残念なことですが、その通りでしょう。行財政改革、社会保障制度改革、

税制の問題、憲法問題、地域主権、地方分権の問題など、

議論のための議論を堂々巡りをしているだけに見えてしまう。

結局、政治家、官僚の都合の悪いこと、選挙で票の減りそうなこと

つまり、問題の核心にふれることは「抜本的な改革が必要」と連呼しておく

だけで何も変わらない。


復興復旧のための財源確保について

まずは、歳出の削減、国有財産の売却、公務員人件費の見直しなどで

財源を捻出する努力を行います。その上で時限的な税制措置について・・・・」

税調では増税論議ばかりが先行しているようですが、このデフレ下で

有効なのだろうか?名目GDPが1%あがると4兆円の税収があがるという

コメントをテレビでしていた国会議員がいたが、そうだとすれば逆効果?

いずれにせよ、復興のためとはいえ、それを錦の御旗のようにたてて、

前からやりたかった増税をこの際やってしまうでは、国民の怒りは収まらないのでは?

野田総理は「まず」と「その上で」の順序がわかっているだろうか?



昨日のニュースでカルロスゴーン氏がこのままの異常な円高では、

生産の海外移転を考えざるを得ないとコメントしていた。

異常なまでの円高になっていても、所信での発言は、

「金融政策を行う日本銀行と連携し、あらゆる政策手段を講じていく・・・」

止まりだった。

TPPの問題にしても、「早期に結論をだします」どまり。

所信が表明されているとは到底言えないでしょう。



TOPの所信表明とは、方針を明確にするものであってもらいたいものです。

百家争鳴、美辞麗句をならべて議論のための議論を楽しんでよい

時代はとっくの昔に終わっていると思うのだが、永田町界隈にすんで

いらっしゃる方々には、いつまでもご理解いただけないのだろうか?




取り戻せ!ふるさと加西の未来

井上ちあき









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