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本会議の楽しみ方 その1 一般質問の巻

2011-07-07 | Weblog
楽しみ方といえば、不謹慎だろうか?

それでも、小難しい言葉を並べ立てる、役に立っているんだかなんだか疑問と

思われている市議会の本会議。

しかし、市民生活にとって重要なことを議論している場には違いありません。

(少なくとも前期は、くだらない場面も多々見られましたが。)



さて、そんな中で加西市では本会議も委員会もネット中継&録画配信をしているわけですから

少しでも「見てみようかな」と思って頂ければ。


さて、今回は昨日から始まっている本会議での一般質問の楽しみ方について。


①まず、順番はどうやって決まっているか?

こんな質問をしますよ。という「通告書」を議会事務局に提出した順番です。

でも、実際には他の議員の質問が気になって、すでに出ている議員の書面を見てみたり・・・。

準備が不十分で初日にはやりたくないな・・・というときには、わざと遅くだしてみたり。

初日に済ませた方が、後が気が楽・・・だったり。


②原稿を読んでいるだけか?

どこかの県議会のように文面を読むだけの一般質問では意味がありません。

議員が文面を読んで、行政側もまた返答を読むだけ。

そんなことに時間を使うなら、最初から書面を交換して

ネット上で公開すればよいだけのこと(こんな県議会の件は後日)


丁々発止!するどい質問をする。行政側も負けじと反論するこんな議会を期待されているのではないでしょうか?

加西市議会では昨年から一問一答方式に変えましたので少しそれに近いものになっています。


以前は議員が3回質問して、行政側が3回答えれば、かみ合っていようが、かみ合ってなかろうが試合終了。


その点、一問一答になってから、如実にわかることがあります。

それは、議員が勉強しているかどうか?しっかり質問する問題に取り組んでいるか。準備ができているか?

何度も原稿を読んでいるだけか?

自分の言葉で行政側の答弁に対してさらに突っ込んだ質問ができているのか?

そして、行政に対して「提案」できているか?

一問一答になっているはずですから、1回目の質問を議員が行って、それについて行政側が答弁する。

ここまでは、お互い準備するでしょう。

しかし、2回目以降にも議員が原稿を棒読みしていませんか?行政側の答弁によって質問は変わるはず。

2回目以降はどんな質問がくるか本当は分からないはずなのに、行政側が答弁原稿を丸読みしていませんか?

こうなると、怪しいですね。 打ち合せが事前についているのでは?と思われても仕方ありません。




③通告書の内容を見比べるだけでも、どの議員は何に取り組んでいるのかが分かります。

前期では、市政についての質問どころか市長と対決するだけに終始することもありましたね。

選挙が終わった後が、実は大切です。

一般質問は、定例会と定例会の間の期間にどんな問題に取り組んで来たか

議員にとっては成果を発揮すべき絶好の場面のはず。

だからこそ、一般質問が大事。そして市民がそれをチェックすることが大事です。

議会基本条例、議会改革の、もうひとつの重要な側面がここにあるんです。

私たちが選んだ議員を、市民がしっかりと評価するということです。

そのために、できるだけ「丸見え」にする仕組みが組み込まれています。


もう1500字を超えましたので、一旦ここまで。


私たちの生活を左右する議会、そしてそれを通して、新しい市政を

しっかりと見ていきましょう。

次の世代の子ども達のためにも。私たち大人の責任です。

市議会のネット配信は録画であれば、見たいところを選んで見ることができますよ。

→→ 加西市議会のページ




取り戻せ!ふるさと加西の未来

井上ちあき