今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

富田校区での議会改革懇談会

2009-10-28 | 議会改革
いよいよ目に見える形で議会改革がスタートしました。

昨夜は、富田会館にて富田校区の方々約70名と

議会改革委員会のメンバーとで懇談会を開催しました。

先日とらせていただいたアンケート結果と制定を

目指している議会基本条例の制定についてご説明し

様々な意見をいただき、それに委員長を中心にお答を

する形式で進行しました。

(議会基本条例の概要と、それを制定すれば何が変わる

のかについては、あらためて書きます)

基本的には副委員長の私は進行役でしたので、発言すること

ができませんでしたから、昨夜のご質問と私なりの考えを

書き留めたいと思います。


私が第一に考えていますのは、議会改革は今いる議員だけの問題に
とどまらないということです。1年半もすれば、再度選挙がありますが、
私を含めた市民の代表にどんな役割を担わせるのか?
どんな方法で質の高い議論をさせるのか?
そんな議員は加西市には何人必要なのか?
そんな議員であれば、どれだけの報酬を負担するのか?
こうした課題は、議員のお手盛りですませてはならないと
思っています。議員でありながら、議員の責任から逃れるのではなく
私が議員であるとかどうかということでなく、
これから続いていく市民代表が本当の市民代表であるために
一緒に議論し、代表を選ぶということを考えていく必要があるのでは
ないでしょうか?校区に一人は誰かを出しておこうという意見を
いまだにたくさん聞きますが、本当にそれでよいのでしょうか?


少し前置きが長くなりましたが・・・昨日の懇談会では・・・


Q1 議会基本条例でないと改革できないのか?

私の考え:個々にできることから改革はすることは可能ですが、
     一つ一つを片づけていくには時間がかかってしまう
     のが、議会の現状です。
     また、きちんと明文化しておかなければ、また議員
     が入れ替わってしまうと議会改革が逆行してしまう
     可能性もあります。議会基本条例という中で議会や
     議員がどんな役割を市民代表としてなすべきなのか
     規定してしまうことが現実的に必要だと考えています。

Q2 議員だけでつくるのではなくて、広く市民も参加できることが必要ではないのか?
私の考え 大変共感します。そのための第一歩がこの懇談会でも
     あるのですが、具体的な条例案の段階でも参加いただける
     手法を考えたいと思います。

Q3 議会報告会といっても、結果だけ報告することに意味があるか?

私の考え 議会が始まる前に様々なご意見を聞いて参加するという手法も
     ありえますが、実際には議案は議会開会の1週間前配布ですから
     難しいと思います。むしろ年度の当初予算の審議前や決算認定まえ
     には時間がありますので、事前に報告会兼懇談会を開催する
     ことには意義があるろ思います。
     また、議員の責務として、どの議案に対して、どんな意見で
     賛成・反対したのか報告する必要があると思います。
     いままで難しかったのは、議会の意思は採決で明らかになって
     いますが、その理由は様々で、議会としてその内容を市民に
     アピールすることができないでいました。
     議員個々には報告しているのでしょうが、市長の広報とちがって
     議員はその手段が不十分でした。このあたりが、選挙の時しか
     議員が見えないといわれるひとつの要因だと思います。
     (議員個人の意識にもよりますが)

その他にも様々なご意見がありました。
あらためて公式な報告書としても、公開する予定です。

今夜は 賀茂校区との懇談会を予定しています。


取り戻せ!加西の未来

井上ちあき