今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

9月定例会終了!

2008-09-25 | Weblog
9/22・・・一昨日に9月定例会が閉会しました。

一般会計の補正予算、病院事業会計補正予算など
多数の議案がありましたが、

大きな争点は2つでした。

1つ目に、市長はじめ副市長、教育長の報酬と期末手当の
増額したいという提案をどう判断するのか?

2つ目に、小学校統廃合議論がある中で、校舎などの耐震
診断(2時診断)をするための補正予算を組むが、
富合小・賀茂小の分はいれていない提案をどう判断するのか?


ブログですので、かいつまんでの説明になりますが・・・

1つ目の点については、市長について言えば本来94万円/月の
報酬を現在自主的に70万円に減額しているものを84万円に
戻したい。
提案の大きな理由は就任3年になり、市債も50億削減などの実績を
あげている。また市長という責任と能力と実績に対して相応の報酬
があってしかるべきという点と理解しています。

議決結果は5:12で否決となりました(新聞にもでていましたね)

主な反対理由は 市債の削減などの実績は認めるが、同時に市の貯金で
ある基金も底をつきかけており、財政基準も県内でワースト5の状況
(実質公債費比率)、またゴミ袋などを筆頭に市民負担をもとめる中で
今、報酬の増額は認められない。
補正予算という期中の補正ではなく、来年度当初に議論すべきものである。

およそこうした理由だと思います。
当然、多くの市民の方々のご意見であるとも思いますが、
私は、この議案には賛成討論を行い賛成しました。
(もしお時間があれば、議会の録画をご覧下さい)

理由は大きく2つです。

1つに、直接選挙で選ばれた市長に、加西市の舵取りを信託したと
いう事実は変わりません。市長という職責にたいして相応の報酬を
私も含めて市民は負担をすべきだと根本的に考えています。

その「相応の」という金額は、現在根拠となりえるものは
それ以前よりも4%削減し94万円相当とした「報酬審議会」
の結論と、それを認めた議会の結論だと思います。

その94万円を上限とした範囲での裁量は本人に委ねられる
べきと考えています。
市の財政が厳しいことは理解していますが、今回の増額をもって
即、市の財政が破綻するということでないのであれば、
財政と3役の報酬を直接結びつけることは妥当ではないと思います。

財政に結び付けて反対をするなば、特別職の議員報酬も連動させるのか?
という問いに答えなければ、矛盾するのではないかと思います。


こうした、増額した行為を含めて、4年任期の間になした市政運営の
結果を選挙で問われるということだと思います。

また、補正のタイミングは良いとは思いませんが、補正することを
「緊急時」という縛りを強化することは、市政運営の弾力性を
損なうと思いますので「良い」とは思っていませんが
「だめ」ということではないと考えています。


賛否の結果は私の考えではないほうになりましたが、
議会の議論が「議論の正当性」だけでなく
わけのわからん屁理屈がまじってくることが
影響しているように思えることが残念です。


長くなってしまいましたので、2つ目の議論について
は次回・・・


取り戻せ!加西の未来
井上ちあき