今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

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気になる新聞 2

2008-01-27 | Weblog
中教審(中央教育審議会)が「ゆとり」転換を答申
学習指導要領改定 09年度から導入へ


中教審の答申・・・150ページ以上なので、少し拾い読みした程度ですが
PISAでの学習到達度調査の結果がどんどん悪くなっていることが
よほど堪えたのだろうか、頻繁にこのPISAという言葉が出てくる

経済協力開発機構(OECD)加盟国57ヶ国での15歳を対象と
した調査結果が上位から中位へと下降傾向にあります。

要するに私が子供のときにあった、学歴社会はだめだ!と叫ばれて
義務教育にたいして知識の丸覚えではなく「生きる力」を育てると
「ゆとり教育」をめざし、土曜を休み、授業時間数をへらし、
教科書を絵本のようにした結果といえるでしょう。
私の世代の学習内容の半分くらいだといわれています。


テストでいい点をとれるかどうかが、人としての評価でないことは
当たり前です。しかし、もういい加減、子供たちを振り回す教育環境
をなんとかしなければならないと思います。

そして、現実社会の結果不平等をわかっていながら、「機会の平等」を
もとめながら、実は幻想のような「結果平等」を唱える教育環境を
なんとかしなければいけないと思っています。

ややこしい言い方になりましたが、加西の子供たちに、しっかりとした
基礎学力を身につけさせてやりたい。
何も英才教育をしようというのではないのです。
私の世代・・・もう41歳ですが・・・の学習内容にはできるはず
なんです。私たちと人間はな~んにも変わっていないんですから。
目指す全体の基準を、上げていこうということなんです。
全体での底上げをしていこうということなんです。


義務教育期間では、いわゆる落ちこぼれがでないように、しっかりと
フォローすることは大変重要です。そしてしっかりと学力がついている
子供には、それ以上の可能性を伸ばしてやるフォローも大事です。

今話題の和田中(藤原校長はリクルートの大先輩ですが)でやりはじめた
ドテラや夜すぺもそうでしょう。
(ここのすごいところは、学校以上に地域のひとが大きく力を発揮している
ところですね)

単純に「学習指導要領」とおりやっていればokとおもっていらっしゃらない
先生も多いはず。現場の先生は私が感じている以上に子供の基礎学力の
必要性を実感されているはず。

教育委員会が先頭になって、発想を転換して欲しい。
加西の子供たちの将来の可能性を伸ばしてやるためにも、知っているのに
知らないふりをしてもらっては困ります。
語弊を恐れずにいえば、現実には都市部では、塾をふくめてより学習
というものに関心が高いといえます。学習到達度を高める環境が整っています。
加西の子供たちが、都市部の子供と一緒にいざ高校受験、大学受験、
就職試験というハードルを超えていくときに、振り返っても遅いんです。

こうやって指導要領の右往左往に振り回されてはなりません。
子供たちの人生の大切な時間を、もっと大切にしてやらなければいけない。

言い過ぎたのかもしれませんが、子供は実験材料ではありません。
常に加西の子供たちには、充実した学習が習得できる環境であることを
目指していきたいと思います。

取り戻せ!加西の未来
井上ちあき