今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

子供を産めばいいの?

2007-01-31 | Weblog
少子化が進んでいることで、人口比率が変わり、
将来的にも高齢化に対応できない日本の形になることが
容易に予想されています。

以前、加西市の少子化対策検討委員会(名称はやや?ですが)に
よばれて行ったときのことですが。。。

とにかく女性方に「もっと産んでもらわんとあかん」という発言が
あちこちから。何をとんちんかんなことゆーとんねんと思いました。
先日も国務大臣からもあり物議を読んでいます。
そのときにも発言しましたが、注意しないといけないのは
加西市の少子化と日本の少子化を一緒くたに考えてはいけないと
いうことだと思います。

つまり、国策として少子化に取り組むには10年以上前にはやった
「DINKS」って覚えてますか?Double Income No Kids
共働きをして収入を増やして、子供を創らないライフスタイルです。
これを賛美したテレビドラマが多かったのも事実です。
こうした文化やライフスタイルから提案していかないと
産めっていわれても、そんなものは個人の問題といえます。
またなんだか景気がよくなった、戦後最長の景気と言われていますが
「ふざけるな!」と思います。どれだけ生活している人が切り詰めて
がんばっているのか?共働きをしながら、生活費をつめながらどうやって
子供をもう一人そだてろというのか?!とも思います。

ただ、加西市の少子化対策をまぜこぜにしてはいけないと思います。
つまり、日本が少子化しても加西市の子供を増やすことが出来るんです。

それはまさに、以前に書いた「子育て世代がすみたいまち」であるかどうか
にかかっています。そしてその具体的な視点は「教育」と「医療」だと
考えます。
近隣他市町と自治体間競争がはじまり、いまその争いに負けているのが
現実です。
ここで勝って加西市の少子化を防ぐためにどうするかを考えるべきです。
また、北播磨として連携しながら都市圏に働く子育て世代に
住むのは北播磨そして加西と考えてもらえるための施策であるべきだと思います。


視点をしっかり見定めて、それについて具体的に何をするかという議論も
なしに、【少子化対策】と念仏のように唱えても少子化はとまらない
と思います。

井上ちあき