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今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

おしい!加西市の広報。。。

2012-05-11 | Weblog
なんだか枕詞のようになった「おしい!」

今はやり?の「おしい!広島県」からいただいた。

だめだというのではなく、かなりいい線。もうひとひねりすれば

もっと魅力が発信できる。。。


さて、市の広報を読みながら・・・・あらためて自分の目線を追ってみる。


自分は何に当てはまるのか?どんな特典があるのか?という視点で「探して」いる。


なんだか、「サービス」のカタログのような感がないだろうか。

そしてイベント告知。

「おしい!」



それぞれは、必要な情報なのだが・・・


例えば、住宅リフォームを商品券で補助する・・・

これの内容がどうのこうのは別にして。。。

なぜ、このような補助制度をつくったのか?

地域商工業の状況はどうなっているのか?

だから、税をつかってやる必要がある。市民の皆さんもぜひ

市内の業者を育ててほしい・・・・とか。


東北支援やがれき処理について、加西市はどう考えるのか?

また、市や市民としてどう支援していくのか?・・・とか。


財政が厳しい中、それでも予算を大きく使っていく!なぜか?

そして、なぜ将来にわたっても以前のように借金まみれに

ならなくても大丈夫なのか?それはね・・・・とか。


もうすぐ、梅雨がきて、そして台風。。近年多い集中豪雨。

そうした自然災害の備えとは。

地震や、風水害ふくめ、緊急事態にどのように市、市民が

そなえていくのか。。。。。とか。


「伝えたい」ことは、もっとあるはず。


「おしい!」


ぜひ、今後の広報に期待したい。



追伸。ホームページの「市政」のところから市と職員組合との交渉の情報が
   すべて削除されている。
   以前に公開されたときに、HPに必要か?とも思ったが、大阪を含め
   世の話題になっている、また市長が職員OBだからこそ情報を公開す
   ることが市民にとって安心してもらえると思うが。「おしい」



取り戻せ!ふるさと加西の未来

実現する県政へ!

井上ちあき

おしい。加西市の人口。。。

2012-05-08 | Weblog
おしい!というのは、前回同様、元先輩の仕掛けた「おしい!広島県」の

パクリですが。言い得て妙。


GOODな可能性を潜在的にもちながら、もう一息活かせていない。

しかし、その潜在能力が開花すれば・・・・


さて、先日ここ1年間の人口推移を確認してみた。

H23年とH24年の両方とも3月末の兵庫県発表の推計データ

を比較してみました。

↓↓↓ クリックして拡大してください ↓↓↓



ご覧の通り41市町中12番目の減少率。

近隣 西脇、小野、加東との差が大きいことがよくわかります。


次に人口問題では注目すべきが「社会増減」です。

何回か前のブログでも書きましたが、平たくいえば、

引っ越してきた人と引っ越していく人の差です。

これも同様に H23年3月末~H24年3月末までの数字を

拾って集計してみました。

↓↓↓ クリックして拡大してください ↓↓↓



これも41市町中 13番目。人口4~5万程度でいえば

4番目に言わば「引っ越されてしまっています。」

私の長男も引っ越しましたが、住民票は加西にまだ残していますので

本当は、さらに-1人。そんな学生も多いのでは?



兵庫県の人口統計のデータによれば、昭和22年には48,000人を超えてますから

それ以前にもどってしまったということです。

(人口の年齢分布が違うでしょうが)


さて、これからの20年、30年、このままであれば急速に人口減少をし、

2050年には30,000人程度と言われています。

大正9年ですら38,000人いましたので、いかに少ないか想像以上ではないでしょうか。


これからは2つの道を選択しなければなりません。

①近隣との市町競争に勝ち抜き、人口を他市から奪ってでも、
 人口を維持していく(まさに5万人にする)
 そのために、人口移動を誘発する高い付加価値を創造する。



②人口減少に合わせて、縮小均衡するバランスのとれた自治体を目指す。
 そのために、公共施設、公共サービスのバランスを整理していく。


実は3つ目の選択肢があります。

③「結果として何もしなかったという選択」です。
 明確な方向性がないばかりに、人口減少だけが進み、
 30年スパンでいえば、周辺地域に高齢者の生活難民が散在する状況を
 生みだしていくことになります。
 自然はもとより、田畑などの2次的自然の担い手がいなくなり、周辺
 地域は荒廃していくことになります。
 古い歴史のある加西市の歴史や文化は衰退を免れません。


③にならないために、①か②を選ばなければなりません。
または①をやりながら②の準備をしなければなりません。

これは、広域合併をやっても同じことです。


①を目指すのならば、「人口移動を誘発する付加価値」を何にするかの

具体策=政策を市民に提案し、一緒にすすんでもらいたい。

市だけでは力(権限・財源)がなりない。県・国の後押しがあるかどうか

も大変重要。



肥沃な耕作地。古い伝統。広い市域、使われていない土地。
兵庫のほぼ中心にする立地。高い貯蓄高。

まさに「おしい!加西市の人口減少・・・・」




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井上ちあき

おしい!議会基本条例

2012-05-03 | Weblog
広島県では、「おしい!広島県」というキャンペーンを

はっているようです。→ホームページはここです

この仕掛人が、私の元先輩。。。昔から男前で、いい意味で変ってましたね。

仕事中に、散髪行ってきました!といいながら帰ってきて、上司も

エー仕事するならえーやろ。と。。。そんな会社でした。

ツボが何かをわかった会社なんですね。

極めつけは、入社したばかりの私に、なんとか特急に乗っていると

急に私を捕まえて、「今からこの列車でネルトンをやれ!」と言い出す始末。




ところで、昨日の神戸新聞に、久しぶりに議会基本条例のお話が大きく

取り上げられていました。


それぞれの制定過程や、どれだけ公開されているのか、首長との

関係はどうか。。いろんな視点があると思います。



実は、それだけでは「おしい!」と思います。

加西市の議会基本条例の制定にかかわった経験から最も重要なことは


市民が議員を比較するチャンス

自分が選んだ議員が仕事をしているかどうか見極めるチャンスなんですね。


市民がどう使うのかという視点が最も重要

だから「おしい!」


順にしゃべっていく、議会報告会

きちんと勉強していないと答えられない反問権

深く検討していないとすぐに議論が終わってしまう一問一答



見ていれば、議員の良し悪しはきっちりわかります。

そして、議員にはその覚悟がなければなりません。

しっかり見もせずに、批判する、応援する、それでよいでしょうか?

子供たちに責任がとれるでしょうか?



なんだ、かんだ言っても、やっぱり私たち市民次第で

この町が未来につながっているかどうかは決まりますよね。


追伸・・・同じように、見ていれば市長筆頭に職員のみなさんが
     しっかりやっているかどうかもわかってしまいますね。



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実現する県政へ


井上ちあき

東北 仮設住宅支援を!

2012-04-26 | Weblog
つい先日、残念なことに石巻市の仮設住宅で、いわゆる孤独死された方がありました。




阪神淡路大震災の時の教訓から、仮設での孤独死に対しては、早い段階から
... 心配されてもいたし、専門家からの提言もあり、現地でもフォローされていた
ようですが、残念なことです。


そこで、現地でボランティアをされている「やっぺし東北」の皆さんが

子供から高齢者の方まで、仮設住宅での絆作りのために、お茶を飲みながら

(おちゃっこ というらしい)の懇親会を開催されるとのこと。

<開催される仮設住宅は、その近くの押切沼仮設住宅とのことです。>


それに呼応して、加西のNPO MORE地球家族(代表村上さん)の皆さんが

その おちゃっこ で配布したり、遊んでもらったりする「物」を届けたいと

奔走されています。



私の店舗の入り口でも、受付をさせていただくことにしました。

入り口の自動ドア1枚はいってもらった右側です。

↓↓↓↓


▲▲▲ 店内ではありません。店員はでてきませんので、お気軽に。▲▲▲




特に何をというご希望ではないらしいのですが、

生もの以外でしたら、いいのではないでしょうか?

 大人向けと、子供向けの2つを用意しています。

 何でもというのは、難しいオーダーですが、
 
 ご協力をお願いします。


5/5開催ということで、受付は 5/2のお昼12時まで受付します

  9:00am ~ 6:00pmを目途にお願いします。

■■ 5/1の火曜は定休日で閉まっています。


また、できればメッセージも添えていただくとありがたいと思います。





なかなか、東北までいけないですが、できることを、できる範囲で

細長く続けていきましょう。




まだまだ、がんばれ東北!

井上ちあき

この新聞記事からわかること。

2012-04-23 | Weblog
少し鮮度が落ちた話になってしまったが、備忘録がわりに書いておこう。

(もともとブログってそういう類のものだったか・・・・)

毎月、神戸新聞には兵庫県内の1ヶ月の人口増減がでますね。

先日は、この表がでていました。

     ↓


▲クリックして拡大してください。


そのまま見れば、加西も人口減っているけど、他も減っている感覚。

ところが、整理してみるとこうなります。

     ↓


▲クリックして拡大してください。

え”っ! 加西の減り率が高くない?? オレンジ色の北播磨の他市町と比較しても
差が歴然としています。

では、少し長いスパンでみるとどうなるか?

もしかすると、先月だけのことでは??

     ↓


▲クリックして拡大してください。

やっぱり加西市の人口減少率が県内比較や近隣との比較で高いことは明確になります。


人口減少は、その市単体でどのように減少しているかを追うことと、

県内他市とその増減率を比較しておく必要がありますね。

さらに言うと、行政では、どの市に何人とられて、何人とって、ということまでわかっているはずです。
(社会増減といいます)


この3つを正確に捉えて、「独り負けしている」現状の人口対策をしなければなりません。

先日、ある職員の方と話をしましたが、その方いわく

加西市もよいことをやっていることをもっとアピールすればいいんだ。


私はそれでは不十分だとお話しました。

「良い政策をやれば、人口が増える」 という考え方は正しくありません。

これは、縦割りの視点の時の行政にありがちな考え方です。


人口は近隣市や、関連している市町と奪い合っているという認識が不可欠です。

「良い」政策であることは、「競合している他市よりも良い」ことが必要です。

しかし、限られた予算、不可欠な行政サービス の中で、すべてのサービスで

どこよりも高い価値を生むことは不可能です。

要はどこにシフト(その方向は一つではありませんが)するかが重要です。





問題は、その入り口の考え方が行政内で共有できるかどうかだと思います。


3月末での県内の人口増減データをみるとさらに、明確になるでしょう。





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実現する県政へ!

井上ちあき

北播磨政経懇話会 北朝鮮情勢

2012-03-10 | Weblog
昨日は、今朝の神戸新聞の記事にもあったように

コリアレポートの辺真一氏をお招きして、

北朝鮮情勢についてのご講演でした。


①金正日前総書記がなくなったことすら、まったくわからなかった
 ことなど、いかにいままでの北朝鮮外交が根拠無き楽観論、憶測の
 上でしかなかったか。

②文民だった金正日よりも、軍人出身の金正恩のほうが、むしろ
 危機感が増しているのではないか。

③金正日はむしろ、中国によりかかるよりも日本と手を結ぶことを
 目指していたのではないか。

④日本外交にとって、レアアースを含めた資源開発や対中外交の上でも
 北朝鮮を排除するのではなく、取り込むくらいの方向転換が必要
 ではないか。

というような内容でした。

大国は自国の利益の為に、同盟国を犠牲にすると、誰かの言葉だそうです。

日本の他力本願外交、イニシアチブをとる姿勢のないことも問題とされて
いました。




さて、実は私が一番気になったのは、例えばこうした著名な方が
講演される「情報」を誰が聞いているのかということです。

会場の平均年齢はかなり高い。

それが悪いのではありませんが、次の時代を創くっていく世代が、

「新しい情報」にもっとふれていく必要があるのではないだろうか?



取り戻せ!ふるさと加西の未来

実現する県政へ。


井上ちあき

ロゴス腹話術研究会加西 創立20周年記念フェスティバル

2012-02-24 | Weblog


▲写真がぼけてすみません・・・

先日 2/19に南部公民館で開催されました。

約3時間にわたり、腹話術をメインにゲストのマジックや

ハーモニカ演奏、落語まで。

たっぷり楽しませてもらいました。

腹話術をしながら、だじゃれをやったり、

はたまた、ジャンベという太鼓をたたきながらと・・・

まあ、みなさんお見事!


会場も満席で、少し寒かったのですが、



ご覧の通り、受付ではプログラムと一緒にカイロをいただきました。

心遣いがうれしいです。(ホントに寒かったので)


眉間にしわをよせているだけじゃなくて、

ユーモアも大事ですね。

人形がしゃべるので、結構きつい風刺もあっさり受け入れてしまう

のが魅力の一つと以前にも聞きました。




私も人形使った方がいいか・・




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井上ちあき

家計に例えたら・・加西市の行財政改革プラン

2012-02-21 | Weblog
決して、市政批判をしたいわけではないが、先日のタウンミーティング。

残念ながら「取り繕った」と言わざるを得ない。



しかし、行政側は自覚しているかどうかは、分からない。(問題はここなんだよな)


何億の話をしても実感がわかないので、簡単に言い換えれば、次のようなことだろうか?

実際の財政見通しは、前回のブログでアップしてますから、ご覧ください。


例えば、平成26年(2年後ですね)をみてみると・・・

それを2000万分の1にしてみると・・・・



みなさん、ある家庭(加西家)の奥さんになったつもりになってください。




ながらく、加西家は家のローンに苦しんでいて、

やっと2年くらい前から、ローンの返済額が減ってきました。


旦那さんは、すこし余裕がでてきたから、ここで

旦那さんは、家の修繕もしたいし、傷んだ家具や電化製品、

ボロボロの車も買い換えたいと考えます。


実際近所と比べても、見劣りしてきています。

子供たちも、買って欲しいとせがみます。

このまま放っておけば、手をつけられない傷みになってしまう。

と考えた旦那さん。

いざ、加西家リフレッシュ計画を家族会議で発表です。



【まず、収入】

旦那さんは、一年の家計の収入を625万円あるといいはりますが、

実は、自分の稼ぎは318万円

旦那の実家から仕送りをもらっているのです。

その仕送り額は252万円

その他に、利息や賃料なんだかの収入が54万あって、合計625万円


【そして支出】

旦那さんの小遣いや生活費 135万円

幼い子供のための保育料や同居の父母のための費用が 62万円

まだ残っているローンが 91万円

お手伝いさんを雇っているお金と、文具代や消耗品だいなどで 76万円

実はこの旦那さんちょっとした副業をやっていて、その副業が赤字なもんだから

家計から持ち出している、その額が 117万円

その他にもろもろ、諸費用が 142万円


そして、いよいよリフレッシュ予算です。その額 45万円

実は、ローンに苦しんでいた6年前あたりは 15万~20万に

押さえてましたから、2~3倍の出費です。


【ここで収支差し引きすると】

年間で43万円の赤字になってしまいます。


実は、リフレッシュ計画は3年前から実行にうつりつつあって、

毎年貯金を食いつぶしています。

今手元にある貯金は、43万円


これでは、貯金すら無くなってしまいます。


こんな家計ではやっていけないと詰め寄る奥さんに

旦那さんは、何と言うか・・・

 大丈夫!僕の小遣いも減らすし、とにかく生活費を15万減らそう。
 あまった、パソコンをオークションで売って5万ほどうかせるから

 とりあえず、20万節約できるよ

だから、貯金は19万残るからいいよね!





実は、旦那さん、こう言ってはみたものの・・・内心は・・・

 ①勤め先の景気もよくないので、318万円の稼ぎもどうなるか不安

 ②あれだけ仕送りしてくれていた実家も破産寸前で、どれだけ送ってくれるか?

   最近は、ちゃんと埋め合わせするから、銀行から借りといてと

   加西家の名前で借金をしている始末。
 ③父母の介護にまだまだお金が必要かもしれない・・・
 ④子供たちも出ていって、家計にお金をいれてくれないかもしれない。
 ⑤実は、来年には貯金が9万円になってしまう。
 ⑥これには入れてないけど、納屋も直さないとな・・・・

 



でも!大丈夫。

このまま上手くやっていけば、H32年(6年後)には

加西家も立派にリフレッシュできて、

貯金も80万まで貯まるはず!と強く主張します。


その理由は何か?

①ちゃんと会社から給料もらってくるよ
②副業もなんとかするよ
③小遣いは減らしたままでいいよ。生活費も我慢しよう。
④仕送りは少しへるかもしれないけど、大丈夫
⑤家族みんなで、節約がんばろうね。アイデア出してね。


リフレッシュ計画をやらないと、
子供達も、この家でていくって言ってるし、仕方ないのでしょうか?



茶化しているわけではありません。真剣です。

正確とはいわないまでも、こうしたダウンサイジングした数字でなければ

実感できないのではないでしょうか?



あたなが、加西家の奥さんならこのリフレッシュ計画にGOを出しますか?




私が、奥さんならこういいます。

もちろん、リフレッシュ計画はやりたい。

でもその前に、

ちゃんと会社は給料をちゃんとくれると、なぜ言えるの?景気わるいって聞いてるわよ。

実家の仕送りは、本当にこれだけくれるの?やばいんでしょ?

一度にあれこれリフレッシュしなくても、順番を考えたらどう?

根本的にやり方をかえたらどう?車はリースにするとか、お隣さんとシェアするとか。

持ってる畑を更地にして高く売るとか、はやりの太陽光発電をやって、電気を売るとか。

今の住んでいる家は直さずに引っ越して、土地を賃貸にだすとか。

休日には畑をやって、産物を売るとか、畑を町の人に貸すとか・・・




収入に確証が欲しい。

あれも、これもと赤字を重ねてまでやるのか?

生活費や小遣いを減らす「だけ」でなく、「やり方」を変える必要があるのでは?

また、子供達に借金を背負わせることにはならないか?

きちんと詰めた具体的な話をもらえないと、心配でしかたがない。



ちなみに、先日あるセミナーで実家の父(総務省の参事官)はなんと言っていたか。

実家(国)の財政がいかに厳しいか!

立て替えで借金をしていたのは、余分に出すつもりではなく、これからの仕送りの前渡し。。。




もっと、きっちり詰めた話をしていきましょう。

そうしてこそ、本当に家族揃って協力ができるというものです。





取り戻せ!ふるさと加西の未来

実現する県政へ!


井上ちあき



今回は、財政規模をダウンサイジングすることを主にしましたが、
最も重要な点は、これだけの投資をして、4年後にどんな加西市に
なっているのか?

加西市という商品が支持されない現状で、近隣市と同程度のことでは
何も解決しない。

では、他市よりも限られた財源をこれだけ使うならば、
どの投資でどれだけの効果を見込むのかを明確にしなければならない。

加西市をもり立てようという目標は同意できる

それぞれやろうとしている具体施策は、個々には悪ではない。

問題は、個々の施策をやると、目標が達成されるのかが全く見えないことなのです。






本当に、これでやるのか?加西市の財政計画

2012-02-17 | Weblog
今日の大阪のバスの中で、読んでみると、ここまでとは思わなかった。

今、この夜中に議会の行財政改革特別委員会を見てみても、Twitterで

つぶやいた、金曜サスペンスのような・・・などと言えるような気軽さは消え失せた。

全文を通して、「?」は盛りだくさんだが、




▲これが、今後10年間の財政計画


①第5次総合計画(議会可決済み)で、27年には基金(貯金)は21億、32年には25億としていたものが、すでにこ
の計画では、27年で1.73億、32年には16億。

→ あれだけ、総合計画と財政をきちんと連動させていくという議論があったにもかかわらず、数ヶ月で無視されてしまっている。はたしてそれでよいのか?市民参加であれだけの議論を繰り返し作り、議会を通したにもかかわらず、その時の財政見通しが不十分だったとして計画をやり直す?それは許されない。最初から総合計画の議論をやり直すべきだろう。総合計画にかかわった方々はどう考えるだろうか?


②最も、注目しなければならないのは、下部に下線を引いたもの、人件費を3億近く削っても、毎年毎年これだけの赤字がでている。それにはどう対応しているか?つまり、貯金をくいつぶし、借金をしますということ。
あれだけ、近隣でも突出した借金に苦労したにもかかわらず、まだこれから借金をくりかえすのか?

③ちなみに○をいれた、H23の人件費が、H22よりも下がっているのは、消防職員の人件費が広域組織に移ったためで、その分が、同じH23の下の「その他」で増えている。約5億円分

④人件費についていうなら、現政権になったH23の人件費26.38億→H26人件費26.97億とベースが増えているのはなぜだろう?20%の人件費をカットするというはずだったなら約21億にするのではないだろうか?
さらに、一般の人が人件費と考えるのは、正社員もアルバイトも含めた額だが、行政は違う。
物件費というところに、非正規職員の方々の人件費が入っている。そこが1億増えているではないか。
また、人件費だけをどうやって3億から3.5億も削減するのか?その方法を明示しなければならないだろう。
H17からH22にかけて職員数が▲68人で人件費約▲5億。物件費も▲1億。
H23からH27にかけて職員数が▲24人でどこまでできるのか?


⑤H26の最下段 財調・減債基金とあるが、ここが自由に使える市のお金。それが、1.73億になってしまっている。これはもう、貯金がありません。ということと同じ。そんなことが家計で許されるか?
さらに、おなじところの最上部、H27年の市税収入が急に増えている。
貯金がなくなったところに、翌年は収入が増える見込み。それは本当だろうか?勘ぐってしまう。


増え続ける、高齢者等への福祉関連費はどれだけの増加をみこんでいるのか?
加西市土地開発公社を生産するには、また借金をしなければならないはず。

根本的に!給料を下げることが行財政改革ではない。
仕事のやり方を変えて、効率を上げることが求められているのではないのか?
職員の方々も、そう思うのではないだろうか?

概要版にもあるが、補助金をくばり、無料化するという、ことを精査し、
掲げてあるように、予算の選択と集中。
子育て世代を呼び戻す(他市に大きく優る)政策に集中されてはどうか?


お金を使うことが、積極財政とは言わない。それは、きちんとしたプランがあってのこと。
歳入見通しの正確さ、投資がどのように効果を及ぼすかのシュミレーションなど明確な根拠と数字があってのこと。

そうでないとするなら、それは残念ながら「放漫経営」と言わざるを得ない。



まだまだあるが、20Pになんとあるか。
「歳入に見合った歳出構造への転換が喫緊の課題」と明記。本当にそう願いたい。



そうでなければ、子や孫達に顔向けができるだろうか?



是非、多くの方が行財政改革プランを読まれ、特に若い世代こそ
自分たちの税金がどのようになっていくのか?

私たちが、払っている税金は、そんなに軽々しいものではないはず。

将来、どれだけの負担をしなければならないのか注視していきましょう!


取り戻せ!ふるさと加西の未来

実現する県政へ

井上ちあき





















いつの世も、世代を超えていかねばならない。

2012-01-24 | Weblog
先日、商工会議所青年部の例会で人口減少と少子高齢化の現実について

お話させていただく機会をいただいた。






さて、青年部の方々の多くは30代から40代、

私が青年部に入れていただいていたなら、ちょうど卒業年度という世代。

しかし、よく2050年には加西市は29000人くらいになってしまう話はきくが、

それではピンと来ない。

人口の数字が50000人だろうが、10000人だろうが意味はない。

実際にそうなったとき、(すでに現実になりつつあるが)私たちの生活や

家庭、ビジネスがどうなってしまうかを、現実のものとして具体的にイメージ

できるかどうかにかかっている。

その危機感をどうしても感じてもらいたかった。



最悪のシナリオは、周辺地域の自然は興廃し、田畑は荒れ、

手の行き届かない里山は危険な状態に。

昔から住む動植物の固有種は存亡の危機にさらされる。

高齢者が(私たちのことだが)地域では生活難民として点在してしまい

社会インフラの維持費が市財政を圧迫する。

結果、行政も公共料金や市税を上げざるをえない。

商業者はマーケットを失い閉店し、結果待ちの魅力が減退し人口減少に

拍車をかける。製造業者は、そうした市の財政のしわ寄せと、市内で

確保できない従業員の確保に経費がかかる。そんな企業に移転話が

近隣市から良い条件で舞い込む。。。。。。

作り話だが、今のままなら十分あり得る話。




危機感がなければ、本気でなんとかしようという気に人はなったりしない。

日本の人口が減っているから、近隣市と一緒に手をつないで人口が減っているわけではない。

現実には加西市の一人負け状態、「選ばれていない」現実をまず確認しなければ次に進めない。

仕事でも同じ、昔売れていた商品が売れなくなった、また営業マンが頑張れと、かけ声だけかける経営者・会社に未来はない。

現実に売れていないという認識をもたねば。その認識にたって次の一手を考えるはず。


▲当日のメモ書きをしたパワーポイント資料。


①20年前と比較すると加西市の人口は▲7.3%だが、近隣他市は5~9%程度増えている。

②出生率が25年前と比べると約40%程度下落している。これは県内ワースト3

③若い人世代の歩留まり率が低い、平均寿命を超えた人口が多い→ これからが急速に人口が減る。

④引っ越していく人と引っ越してくる人の差(社会増減率)が県内ワースト3

⑤人口減少の影響をもろに受ける商業者はH9からH19では▲235社 雇用は▲900

⑥何町かの人口を推計してみたが、A町では現在約140人が30年後25人程度
  高齢化率は87% 16~65歳の人口は3人 これで20町以上あらる水田を維持できるはずがない。

最後の人口推計は、私独自のものなので確度は低いが、あり得ない話だろうか?


本来であれば、各町の区長さんを中心に全ての家庭の状況をしらべれば

あの家には、誰もいない。あの息子は帰ってこないだろう。などともっと具体的に分かるはず。


もちろん、悲観的な話ばかりではない。

加西にも、その気になれば付加価値を高めていけるところもチャンスもある。


30年後の私たちは、生きていれば70歳から80歳あたり。

子供は40代くらいで孫がいるかもしれない。

加西に住みなさい。田んぼも土地もあるし、墓もあるし、仕事の跡をつげ。

それが、子供達の幸せか?

・・・・こんな思いをしないためにも、「加西」の商品価値を高めなければ。


青年部の例会では、本当に熱い議論が各テーブルで行われた。

それは、普段の生活や仕事、経営の現場で日々実感している言葉。

同世代ながら、本当の頼もしい方々だった。

高い問題意識と具体的に解決をしようとする姿勢。

これからの活動に大いに期待したい。


戦後、すでに70年になろうとしている今、次の時代を創っていく「責任」を負わなければならない世代。

そして良いこと、悪いことをひっくるめて、いつの世も親の世代を超えて行かねばならない。

その「自覚」がこれから問われることになる。





取り戻せ!ふるさと加西の未来

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井上ちあき