写真日記

昼と夜が逆転している
そんな生活を送っている人は
意外と世間にはたくさんいるかも
しれないなぁなどと
考えながら眠ろうとしていたら
地震で部屋が鈍く揺れた
夜と昼が逆転して
さらに昼と夜がまた逆転したような
気分だ
それに冬の寒気が交じり合って
アイスクリームのように溶けてしまう
それをカンバスに塗りたくって
泥のように眠ってしまいたい

世界中の多くの人が支持するという
ということは
共通の美意識があるのだろう
とても不思議なのだ
自分も潜在的にそれを持っているのだろうか

好みの問題？
いや歪みかな
どこからやってくるのだろう
無限にあると見せかけて
とても限定された情報なのかもね

ダイコンオロシ

昔から
黄色が好きだったのだけど
東京で黄色を探すと
銀杏があった
時期外れのような気もするけど
街灯に照らされて寂しくていい色

駄馬に人参

昨夜走った身体が痛い
痛みで自分を確かめることができる

バルサのメッシが途中出場して
ワンタッチ目でゴールを決める
イブラヒモビッチの黄色いスパイクが
カッコいいなーと思いながら布団に潜り込む

走っているとき
鼻から息を吸って
口から息を吐き出す
苦しくて確認する

苦しくて確認する？

眠って起きて
眠って起きて

you tubeでみつけた
Noel Gallagher
聴きながら走っていく
繰り返し
繰り返し

AM5の繰り返し

今日は、
いや昨日は
夜中に久しぶりに皇居コースを
軽くランニングした
リハビリのように
夜の光を写真しながら
２時間も外にいたら
身体がシンから冷えたけど
頭がシャキッと音をタテタ
ような気がした

お風呂で温まりながら
ゴッホの絵を眺めている
ものすごくよく染みてきて
興奮するくらいとてもいい
アルルで描いた絵もいいけど
オヴェールでの麦畑もすごい
漂うのは風なの雲なの己なの？
不安なの強さなの弱さなの？

年末に近づいていく東京は
人も疎らで寂しく空しい場所
皇居の内堀にビルディングの灯り

ナトリウム燈で照らされた
靖国神社の銀杏の落葉

周回するジョガー
ホノルル帰りの渡り鳥


「ああしまった。
ぼく、水筒を忘れてきた。
スケッチ帳も忘れてきた。
けれど構わない。
もうじき白鳥の停車場だから。
ぼく、白鳥を見るなら、ほんとうにすきだ。
川の遠くを飛んでいたって、
ぼくはきっと見える」　――宮沢賢治
　

昨日の続きーくらいの気持ちで
今日を生きてるってのがダメだぜー
ってＴＶで誰かが言ってた

最近の僕は昨日も今日も明日も
だいたい境目なく続いている
朝も昼も夜も
はじまりがどこだかもわからないみたいだ

相変わらず今週もAM5:37

HDDはフル回転している
サボテンも電磁波には気休め程度らしいけど
台湾で貰った烏龍茶を飲んでいる
檳榔でも噛みながら空でも眺めていたいけど
東京の空にもふたご座流星群の星屑が
流れ星になって燃えたらしい

身体が腐っていくような夢を見る

ファン・ゴッホっていう画集を
眠る前に眺めている
どんどん歪んでいく曲線

お昼に
ミネストローネスープを飲んで
トマトソースのチーズハンバーグを食べた
そういえば昨日の夜は
レッドアイを2杯飲んだ

なにをかんがえていようか？
ちがうな
どこにいこうかな？
これもちがうか

今週、
ひさしぶりに吉祥寺に行けた

穏やかな午後を歩くのが好きだ
chianti-setteでランチして
atelier coinで時計と写真の話しをする
綺麗な毛並みの猫がやってきて
僕の足元に寄り添ってくる
そっと撫でてあげると
にゃーっと鳴いた
長新太の
ごろごろ にゃーん の
窓？からこっちを覗いている猫をふと思い出す

猫は離れないでくれと願うと
離れていくような気がする
だからよく猫は僕を見つけると
こっちにやってきて寄り添い尻尾を絡めてくる
そしてまたどこかへ行ってしまう

４日連続のAM5:00
ストイックな自分を褒めてあげよう
でも今日は朝を見たのだ
AM5から続いて
AM5:30集合で撮影があったので
夜から朝になったのだ
朝から昼になって
昼から夜になるまで撮影して帰ってきた
だいたい10kmくらい歩いたので
なんだか足元フラフラだけど
今夜は気持ちよく眠れそう

３日連続のAM5:00
仕事がようやく一段落して
睡眠の時間
朝を通過してしまうけど
夜はまだ続いている
ジャックマイヨールの本を読みながら

最近、朝が飛んでいる
連日連夜、ＰＣに向かっている
電話しながらも編集している
まだ暗い夜の続きで
だいたいAM5:00に眠くなる
HDDを回しながら
擬似朝で蛍光灯を付けたまま眠る

渡り鳥の夢を見る