写真日記

いい空の一日
ただそれだけでいい
ような気がする
ただ黙って木陰に座って
空を眺めているだけでいい
ような気がする
どこに行くかとか
なにをするかとか
そんなことは
どうでもよくなってしまう

雲に

永遠に自分の道は
ここから始まって
向こうの空の彼方を目指している
ような気がした

昔の友達は今でも
無条件に素敵だと思う
どんなに違う道を進んでいても
生きている場所が違うので
ほとんど誰もが喧嘩ばかりだけど
それでもやっぱり不思議と存在を想う
な
とさっき風呂に入りながら思った

なんとなくやるせないので
夕方
市民プールで独りでいつものように
1000m泳いで
シャワーを浴びて
コンビニで缶ビールを買って
昔からお気に入りの木の橋の上に
バイクを停めて飲んだ
日が暮れていって
川の魚がポンッと跳ねて
僕はヘルメットを橋の袂に置き捨てて
土手の道をバイクでぶっ飛ばし走った
鳥が驚いていた

この声が届くのだろうか

それにしても
毎日毎日晴れている
とてもいい
暑すぎるけど
ぜんぜん問題なくいい

月曜日に
高校の時のサッカー部のメンバーで
サッカーをした
毎期のように恒例にしようとしているけど
なかなか面白い
おもいっきりドリブルしまくったので
足の指の爪が割れたけどね

今回来れなかった人はぜひ
次回来てくださいー

35年ローンで家を建てること

なんかふつーに思ったけど
サッカーってすげーな
気持ち悪いくらい
気持ちいいのね

高校生の時はあたりまえのように
毎日毎日サッカーできたけど

卒業アルバム

皆々、ビールのせいなのか
ものすごく恰幅がよくなっている人たちばかりなので
相撲で勝てそうもないと判断して
土俵に上がらなかったけど

変な黒い汁

人それぞれに
生き方を決めたり
永遠に彷徨ったり

夜の11時半くらいから12時まで
僕はサッカーの疲れた身体に心を浸しながら
自分の存在について
なんとなく考えていた
それが妙に笑えたけど

人それぞれのプレースタイル

とにかく走りまわっていればいいのかもねー

それにしても
またやろー

よろしくおねがいします

日曜日
久しぶりに新しい靴を買った
月曜日のフットサル用に
軽く履いてボールでも蹴っておこうと
いつもの第二グラウンドにいた
向こうの森は見事に伐採されてしまったけど
まだこのグラウンドはある
最近よく思うのだけど
いつまでもあると思ったら駄目かもねーってこと
ちょっとだけ焦って行動してみたりもするけど
意外とまだいつまでも変わらずあったりして
また安心してみたりする
昔、履いていた古い靴を未だに捨てられないで
いたりもするけど
新しい靴ってのも結構いい
これを履いていったいどこの地の果てまでいこうかなー
などと想像したりする
昔は買ったばかりの靴は履いたまま寝ていたけど
意外と夢でゴールを決めていたりした
今回の新しい靴は金色
これでおもいっきりドリブルしよーっと

世界同時株安
意外なことにヨーロッパからやってくるらしい

帰省ラッシュが始まるらしい
お盆休みが始まるらしい

そんなことより
朝青龍
なんであんなに苛められるんだろうか
引退しちゃうよあんなんじゃ
というか
あまり苛めすぎると死んじゃうんじゃないの
早くモンゴルに帰って休んだらいいと思う
むしろ、こんな大相撲ならやめちゃえばいいんだと思うけど
たぶん、実際、朝青龍はそうするような気もする

日本人には察するということが忘れてしまったんだろうか
むしろ、モンゴル人のほうが正常に見えるのは僕だけかな

この東京の暑さは異常だ
タンクトップに半ズボンにビーサンで市ヶ谷を歩くけど
それでも暑過ぎる
スーツにＹシャツの襟を立てて革靴に鞄で
歩いている人を見るとなんだか可愛そうに感じる
いや、朝青龍のほうがほんと可愛そうだけど

ビールでも飲んで眠ろう
裸で

風が強く吹き抜けていく
夜のお堀沿いを歩きながら
ヘッドフォンで音楽を聴きながら歩く
金曜日のタクシーの光の流れ
月も出ている

今日は夕方
最近自分の中で密かに流行っている
写真の勉強で
神保町の古本屋巡りをしていた
古い写真集を棚の隅から隅まで
引っ張り出してはペラペラと観ている
いい写真集があれば買いたいのだがたいがい、買おうかなと思った本に限って
値段の桁が一桁上がる
もし、たくさんお金があったら
たくさん本を買いたいけど
本よりも食べることに必死だな
貧乏ヒマなし

神保町はゴールデンコースがある
まず、白山通り沿いのベルギービールバーで
ヒューガルデンを飲む
それで、すぐ近くのいもやでトンカツを食べる
お腹の調子によっては天丼でもてんぷらでもいいけど
そのあと、胃の消毒のためにコーヒー
タリーズでもスタバでもいいけど
余裕があったら、さぼうる
あとは九段までアイスでも食べながら歩いて
神保町ゴールデンコース
あ、食べることの話です

そう
作詞家が亡くなったので
ＴＶの特集番組がやっていて
ピアノを弾いてしゃがれた声で歌っていた
そういえば歌い手も亡くなっている
時代おくれ

ヘッドフォンで聴きながら
風に吹かれるとちょっともう
流れていく路上が
下手な映画よりもいい

「一日二杯の酒を飲み
　さかなは特にこだわらず
　マイクが来たなら　微笑んで
　十八番を一つ　歌うだけ
　
　妻には涙を見せないで
　子供に愚痴をきかせずに
　男の嘆きは　ほろ酔いで
　酒場の隅に置いて行く

　目立たぬように　はしゃがぬように
　似合わぬことは　無理をせず
　人の心を見つめつづける
　時代おくれの男になりたい

　不器用だけれど　しらけずに
　純粋だけど　野暮じゃなく
　上手なお酒を飲みながら
　一年一度　酔っ払う
　　
　昔の友には　やさしくて
　変わらぬ友と信じ込み
　あれこれ仕事もあるくせに
　自分のことは後にする

　ねたまぬように　あせらぬように
　飾った世界に流されず
　好きな誰かを思いつづける
　時代おくれの男になりたい

　目立たぬように　はしゃがぬように
　似合わぬことは　無理をせず
　人の心を見つめつづける
　時代おくれの男になりたい」

おじさんの世界だけど
それだけでもなくて
演歌みたいだけど
それだけでもなくて
やっぱり自分に筋に情にピュアに生きなきゃ駄目だと思う
めちゃくちゃはめちゃくちゃでも

例えば
僕はブルーハーツは
３曲しか聴かない
小学生の時聴いたやつ
これもさっきヘッドフォンで聴いた
歩きながら歌って笑えた

ほろ酔いついでに言えば
さっきＴＶに出てたけど
彼女の写真はぜんぜんよくないね
新宿でやってた写真展もみたけど
ひさしぶりに見たくない写真
まあ、本人はたぶんそんな悪い奴じゃないんだろうけど
回りで小銭稼いでいる奴らはかなり悪い奴らかもね
でもまあ他人のこと言えるような立場じゃないし
まああんま関係ないけど
かんけーないのかよ

そんなことより
Bernard Plossuの
Forget Me Notという写真集が欲しい
高円寺のガード下の古本屋で見つけたのだけど
やっぱり一桁違って買えなかったけど

台風５号の名前
ウサギ
よくわかんねーけど
へんなうごき

待っている時間
写真を撮る時間

お尻待ち

台風５号の風が
遠くムコウのほうから吹いてくる
眠れない夜に
窓を閉めてクーラーをスイッチを強にする
玄関の扉の隙間から
熱風がモヤモヤと入ってくる気がする
扇風機も回す

紅の豚を２日間で５回観た
鳥肌が立つほどいい
ものすごくいい

電気を消した部屋で
天井を見ながら
天気のいい屋外プールで
泳いでいるイメージを浮かべる
平泳ぎで水を捕らえる僕の両手
光が向こう側から水に屈折して入ってくる
前を泳いでいる人の水しぶきが
光って水面を揺らす
息継ぎをするたびに揺れて光る
５０ｍプールを端から端まで
４２ストローク数えながら泳ぐ
１３００ｍ泳いだところで休憩時間になる
プールサイドに大の字に寝転がり
太陽の光を体中に浴びる

日比谷のビルの隙間にある
小さい野外ビアガーデンでビールを飲む
いいかげんさがとてもいい
ビルの隙間を抜けていく湿った風が
なんとなく心地よい

台風待ち

梅雨明けの雷を撮ろうと
窓を開けて空と睨めっこしている

雷待ち