終戦の日
いつもその日は晴れていて
とても暑い
僕は自分の血管の中を流れていく
血流の鼓動を耳を澄まして聴く
己とは何か?
などと人前で言ったら恥ずかしいような
問いを
いつも考えてしまう
特に夏になるとよく思う
それも特に終戦の日などに
とても暑い夏だ
今の俺はいったい何だ
己がないような感じもする
比較はあまり意味がない気もするけど
最近、昔した旅のことを少しだけ思い出して
昔した戦争のことと重ねている
今、世代の幸せのスタンダードは
家庭を持って家を持って子供を持って変わらない仕事を持って
とにかく持って
みたい
まったく正当でまったく素敵
羨ましくて
いったいどうしたらいいのだろうか
TVの特別プログラムの中で
生き残った兵隊さんが遠くを見ている
南国育ちの若手の歌手が歌を歌っている
僕はそれを見ている
プールでひたすらに泳いでも
サッカーボールをひたすらに蹴っても
バイクで土手をぶっ飛ばして走っても
苦手なお酒を死ぬほど呷っても
なにも持ってないのよねーって
言われているような気がして
それでやっぱり
いったい俺はなんなのかなーって
また考えてみる
持っているということ
存在ということ
持っていないということ
存在ということ
いったいいつも
なにを怖れているのだろうか
いまどの辺にいるの?
いつもその日は晴れていて
とても暑い
僕は自分の血管の中を流れていく
血流の鼓動を耳を澄まして聴く
己とは何か?
などと人前で言ったら恥ずかしいような
問いを
いつも考えてしまう
特に夏になるとよく思う
それも特に終戦の日などに
とても暑い夏だ
今の俺はいったい何だ
己がないような感じもする
比較はあまり意味がない気もするけど
最近、昔した旅のことを少しだけ思い出して
昔した戦争のことと重ねている
今、世代の幸せのスタンダードは
家庭を持って家を持って子供を持って変わらない仕事を持って
とにかく持って
みたい
まったく正当でまったく素敵
羨ましくて
いったいどうしたらいいのだろうか
TVの特別プログラムの中で
生き残った兵隊さんが遠くを見ている
南国育ちの若手の歌手が歌を歌っている
僕はそれを見ている
プールでひたすらに泳いでも
サッカーボールをひたすらに蹴っても
バイクで土手をぶっ飛ばして走っても
苦手なお酒を死ぬほど呷っても
なにも持ってないのよねーって
言われているような気がして
それでやっぱり
いったい俺はなんなのかなーって
また考えてみる
持っているということ
存在ということ
持っていないということ
存在ということ
いったいいつも
なにを怖れているのだろうか
いまどの辺にいるの?