写真日記

今日は午後から
フランシス・ベーコン展に行きました

竹橋の東京国立近代美術館だったので
家から靖国神社まで
桜を眺めながら歩いていきました

もう一気に満開になってしまいました

千鳥が淵は人で大変なことになっていたので
避けるようにして
武道館側を行くと
こちらも卒業式終わりの学生たちで
大変なことになっていました

フランシス・ベーコンの絵
最初のほうの黒バックの背景の絵も
奇妙でしたが
最後の方の三幅対も
奇妙でした
歩く人物像という
緑色の背景の絵がいい感じでした

人が物体になって
それにまた精神が入って
人ではないイキモノになると
こういう絵になるのかもしれないなと思いました

モノクロムービーの中の
フランシス・ベーコンさんは
とても声の素敵な人で
でもちょっと変わった感じの人でした

写真集の切り抜きみたいなのを
たくさん集めていて
ボロボロに破れているのだけど
そのマリリンモンローは
このポーズが好きなんだといい
そのあとの写真では
チンバンジーの表情がいいんだと言いました
歴史の瞬間の写真があって
有名な絵画の写真がありました

ジョンレノンみたいな話し方でした
アイルランド出身だと書いてありました

面白い瞬間があって
まず
教皇のための習作という絵の前で
赤いコートをきたスキンヘッドの人が
絵を観ていて
まるでそこに描かれている教皇みたいでした

そして
一番驚いたのは
僕だけが気がついたんだけど
歩く人物象と観ている時に
僕の横に大江健三郎そっくりな人がいました
たぶんきっと
ホンモノだと思うけど
誰も周りにいなかったし
誰も気がついていなかったのだけど

あれがホンモノじゃなくても
まあホンモノだということにしてもいいかな
なんとも奇妙な瞬間でした

観終わってから
丸の内まで歩いて
不思議な青いグラスに注がれたビールを飲みました

なぜかWBCの決勝戦を
深夜のTVで今観ています

ドミニカとプエルトリコが戦っています
ドミニカ？プエルトリコ？

WBCというのをやっているというのを
なんとなくは知っていたけど
結局日本の試合は一試合も観なかった
まあオリンピックみたいなモノですね

この時期に野球がやっているという感覚が
なんとも不思議だけど
普段、夏っぽい夜に
ビールを飲みながらオジサンが観るスポーツというイメージだから

WBCに日本はいつも勝っていたのに
今回は途中で負けてしまったらしい
どういうふうな感じでなっているのか
試合を一試合もみていないのでわからないけど

この前の時は
イチローが韓国相手にヒットを打った瞬間だけ観ていた記憶
たしか日本は夕方前くらいで
僕は渋谷に撮影に行く前に
TVの前で観ていた

電車に乗ると
ざわざわと皆WBCの試合の話をしていた

今回はそんなことがあったのだろうか

ドミニカも
プエルトリコも
打席に立つときの表示を観ると
皆メジャーリーグに所属している選手みたいだ

日本代表はメジャーリーガーが
誰も出てくれなかったらしい

アメリカの球場で
ドミニカとプエルトリコが
決勝戦を戦っている
大雨が降ってきて
観客席のお客さんはポンチョを羽織って
顔だけ出して試合を観ている
内野席のお客さんはグローブを嵌めて
手を叩いている
さらに雨が強くなっていく

サンフランシスコにある球場で