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まっすぐにはしっていたいだけということ

2009年05月27日 | 今日の写真
鈍った身体と心を
まっすぐに戻そうと
夜の路上を自転車で走っている
向こうに光が見えるけど
まぼろしだった
途中に見つけた本屋さんで
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
青い表紙の文庫本を買った
久しぶりに背負ったパタゴニアのリュックサック
カメラと宮沢賢治を詰め込んで走った

夜が明けて朝になった

ただまっすぐにはしっていると
それだけで不安など消えてしまうという
それは激しい運動をして
自分を昇華しているだけなのよと
誰かが既視的に笑う

お城に手紙を書こうと思う

生まれたばかりの子供の手は
とても小さくて
指はさらに小さいけど
確かにそこに生えている
指と指のあいだをツボを押すみたいに
摘んでみる
この手がだんだん大きくなると
想像するととても不思議だけど
なんだか嬉しい気がする

ガチョウの雛たちが散歩している
もうすぐ新しく羽根が生えるというので
なんだかしらないけど騒がしく鳴いている

自分がいる場所から
どっか遠くに飛び出さなきゃいけないってこと
ここにいると
ここがみえないからだって

キリンの首みたいな足

また日が暮れて
夜になる

脳細胞が言葉によって活性化されて
御眼目パッチリ過覚醒して
窓がない小部屋に詰め込まれて
風が流れないから汗ばっかり掻いて
羊の夢をみる

shave your mind

どこに辿り着くのかしら
どこに向かっているのかしら
なにを想うのかしら

あるがままに?

いやそうじゃないな

何でも自由に?







 
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