IN YOUR EYES / GEORGE BENSON

このアルバムの存在って最近まで知りませんでした。
リアルタイムではアルバム、というより日本でのシングルのヒット状況において、「GIVE ME THE NIGHT」、「LOVE × LOVE」、そしてベストアルバムの新曲「TURN YOUR LOVE AROUND」からいきなり「20/20」に飛んでしまう。単に小生が知らなかっただけなのかなぁ…。よってシングルのヒット曲の印象がないこの「IN YOUR EYES」、こんな素晴らしいアルバムなのに全く意識の外にあったのです。

何が素晴らしいって、「FEEL LIKE MAKING LOVE」のどファンクなカバーもめっちゃカッコエエけど、やっぱり「LADY LOVE ME」だよね…。曲はDAVID PAICHとJAME NEWTON -HOWARDによるものであることに加え、今に至れば結果的にバックは歴代のTOTOの面々というスペシャルさ。JEFF PORCARO(ds)NATHAN EAST(b)DAVID PAICH/JAMES NEWTON-HOWARD(keys)LENNY CASTRO(perc)、更にADDITIONAL SYNTHとしてSTEVE PORCARO/GREG PHILLINGANESがクレジットされています。一風変わったTOTOサウンドが展開されるこの曲だけでも買いのアルバムなのです。もちろんこの曲以外の面子も時代を反映した相当な方々が揃っています。まさにR&Bファンク系80年代AORを絵に描いたようなこのサウンドは我々世代にとってたまらんものがありますな…。

IN YOUR EYES / GEORGE BENSON
GEORGE BENSON(g,vo) PAUL JACKSON JR./IRA SIEGEL/GUS FALCON/DAVID SPINOZZA(g) WILL LEE/NATHAN EAST/ANTHONY JACKSON/MARCUS MILLER(b) ROBBIE BUCHANAN/JORGE DALTO/KASHIF/DAVID PAICH/JAMES NEWTON HOWARD/STEVE PORCDARO/GREG PHILLINGANES/PETE CANNAROZZI/RICHARD TEE/JOE MARDIN(keys) STEVE FERRONE/LESLIE MING/JEFF PORCARO/CARLOS VEGA/STEVE GADD/STEVE JORDAN(ds) SAMMY FIGUEROA/BASHIRI JOHNSON/LENNY CASTRO(perc) DAVID SANBORN/MICHAEL BRECKER/LEW DELGATTO(sax) JERRY HEY/RANDY BRECKER/ JON FADDIS(tp) ALAN RAPH/TOM MALONE(tb) HARRY LOOKOFSKY(strings)LILLA THOMAS/B.J.NELSON/BRENDA WHITE/ZACK SANDERS/BABI FLOYD/HAMISH STUART/CHAKA KHAN/DIVA GRAY/ROBIN CLARK/LANI GROVES/VICKIE RANDLE/MARK STEVENS(vo)

SIMON PHILLIPS三昧

今日の通勤音楽は図らずもSIMON PHILLIPS三昧…。TOTOのラストアルバム「FALLING IN BETWEEN」とPHILIPPE SAISSEの「AT WORLD'S EDGE」(PSPのきっかけとなったアルバム)でした。上原ひろみのカウントダウンライブでの来日に加え、TOTOの来日も決まり、まあ相変わらずしょっちゅう日本に来ているSIMONさん、そういや最近PSPとかのその他の活動はどうしてるのかな～と思って氏のHPを覗いてみたら…新しいユニット名義でのソロアルバムも出ているんですね…「PROTOCOLⅡ」。ホントお忙しいようで、今はそのツアーの真っ最中です。
それにしてもこのアルバム、やはりダウンロードオンリーの販売ですね。う～むCDとしてリリースされるのを待つか…はたまたこのままダウンロードのみで終わってしまうのか…。ライブ会場ではCDも売ってるという話はあるんだけど。
上原ひろみのライブは相変わらずプラチナチケットですからどうあがいても無理だべさ…。ということで、このPROTOCOLⅡとしての来日公演を期待。実現したらこれは是非とも行きたいものですね。一度は至近距離でSIMONの生ドラミングを見てみたいものだと思っております…。JEFFもいいけど最近改めてSIMONの凄さにも惹かれていたりするもので。

あ、氏のHPにはTOTOのライブDVDも来年に出ると書いてありました…でもちょっとオオカミ少年気味なんで、話半分で期待しておこうっと。

今日の通勤音楽
AT WORLD'S EDGE / PHILIPPE SAISSE
FALLING IN BETWEEN / TOTO

偽装

加工肉・・・正直エビの種類がどうとかはそんな気にならない。なんとなくありがちな話だろうし、エビはエビだしね。加工肉を加工肉として表示しなかった方が悪質。加工肉ってその辺の安いステーキ弁当とかステーキショップのモノ、いわばステーキもどきの人工的なニセモノというイメージであって、まさに文字通り偽装を目的につくられたモノ。それなりの金とるレストランでそんなの喰わされているとはそりゃ思わないよな…。

JR北海道・・・レール幅の異常数値を現場が改ざんしてたとか。その理由が「会社のためと思って…」なんだそうで。危機管理の常識とは真逆の気色悪い発言。深読みすれば、こう言っておけば会社に責任をなすり付けられるから、という目的で言わされているようにも見える。あくまでも勝手な深読みだけどね。客商売をしていながら意識は客に向いていない、もちろん会社にも向いているわけでもなく、とりあえず自分がよければそれでよい、というようにしか見えない。そんなのがまかり通る世の中って、嫌だね。

今日の通勤音楽
KICKS / KICKS
DELUXE / TRIX

青い森鉄道が大変

たまたま目に留まったニュース。
寝台特急「北斗星」さらには「カシオペア」の廃止は、東北新幹線全線開通後の並行在来線を引き継いだ「青い森鉄道」の経営に大きな打撃を与えるんだとか。億単位の減収になるそうで…?
え、そんな大きな減収になるの?たかだか列車が1本無くなるだけなのに?ということでにわかには信じられないものだからちょいと適当に試算をしてみた。

まずは「北斗星」。定員が200名程度ですが、なんぼ人気列車とはいえフルで毎日満席ということもないだろうから、平均で150名として考えよう…、それが1日に上下で300名。もちろん365日毎日走ってますから、300×365ということで、109,500人が1年で青い森鉄道を通過することになります。青い森鉄道区間については、乗車券・特急券とも別料金。乗車券は3,030円、特急料金は740円ですから、一人あたり3,770円、税抜きで3,590円でしょうか。当然それがそのまんま青い森鉄道の収入にはならんでしょうから、取りあえず仮置きで8掛けとして考えると、まあ大体2,800円といったところでしょうか。実際にはもっと少ないかな、じゃあ2,500円としよう。あくまでも仮置きですが。
で、年間2,500円×109,500人となりますから…うぉ、2億7300万円ですか…。こりゃ想像以上にでかいな。ちなみに青い森鉄道の事業報告がHPに掲載されているので、そのP/Lによれば昨年度の鉄道事業の営業収益は21億7千万円。なんと営業収益の1割以上を「北斗星」が稼いでいることになるのです。(てか付帯事業の収入が32億で、鉄道事業そのものよりも大きいというのがなんだか不思議な感じではありますが)

更に「カシオペア」で考える。定員は170人くらい。平均して150人と仮置きします。一編成での運行であり、週一で休みも入りますから、年間280本くらいの運転本数でしょうか。
同様の計算をしますと、150人×280本ということで年間42,000人となります。
で、年間2,500円×42,000人で計算しますと、1億500万円。「カシオペア」と「北斗星」で、鉄道事業収入の2割近くを得ているということになりますね…。
まあ、運休とかも考慮せず、仮置き数字でのざっくりの計算でしかありませんが、いやはやこれはかなり切実な問題だよな…。
いやあこれほどの影響とは…

これはやっぱり地方活性化のためにも、JR東日本さん、一肌脱いでくれないものですかね。
実は全くそんなことは気にしていませんでしたけど、想像もしていなかった影響がこんなところにもあるんですな。なんとも厳しい現実です。

今日の通勤音楽
I USED BE YOUNG AND PRETTY VOL.1 / CHOCOLATE BUTTERFLY
裸人 / RABBIT

来ますね～

TOTO。
来年の4月、GWあたり…。
休みの日だったら地方遠征もありかな、なんて思ったらうまいこと全日程休日を外してますね。わざとなのかな。
いや～それにしても…とうとう10,000円超えましたな…。あ、そうか消費税8%?
いやでも前売りは違うよね。

今日の通勤音楽
DUKE / GENESIS
RODNEY FRANKLIN / RODNEY FRANKLIN

夜行バス

たまたま今日見ていたテレビで夜行バスの特集をやっていた。
ふ～ん、知らなかったけど、ここまで進化していたんだね…。
それであんな値段で利用できるんですから…そりゃ夜行列車も減るわな、と改めて。
もちろん、夜行バスの全てがそんな素晴らしいものじゃないのはそうなんだろうけどね。
「サンライズ」で使用されている車輌、285系はそれに近いコンセプトで作られたものだったんだろうけど、結局他に波及することはなかった。どうせなら夜行バスに対抗するための装備を持った専用車輌を作ればいいのにね、と思うわけだけど、鉄道会社としての経営判断として、儲かる新幹線を優先して儲かるかどうかわからない夜行需要はもうバス会社に譲るという方針をそのころから決めていたんでしょう。趣味的には夜行バスに対抗する車輌が出てきてくれたら面白かったんですけどね…。
改めて夜行バスの充実ぶりを見せつけられると、夜行列車って残念ながら趣味的な位置づけでしかなくなっていることに気付かされるのです。負けを認めざるをえませんね。

あと2年半宣告

いやはや昨日、寝台特急「北斗星」について、無くなる前に一度はこのA寝台個室「ロイヤル」に乗ってやるゾ、という野望がふつふつと沸いてきたのでした…などと書いたとたんに飛び込んできたニュース。
「あけぼの」が来年3月廃止になるのは既報の通りながら、「北斗星」は再来年3月に廃止、更に「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」その翌年に廃止、という道筋ができているそうで…。
ここでは触れられていない急行「はまなす」も、これだけ生き残るとはとうてい考えられないので、同じ運命をたどるんでしょうな。(函館からの札幌連絡夜行として車輌を変えて生き残る可能性は否定できませんが)
新幹線開通後であっても青函トンネルは在来線車輌も通れる(貨物輸送は間違いなく続きますんで)からせめて車齢も十数年と若い「カシオペア」ぐらいは残るものと思ってたけどね…。
これで、いわゆる客車による夜行列車は余命2年半と宣告されたのでありました。
もうどうにもなりません。この流れはなんとなくわかってはいたけれども鉄道史に刻まれる事件がもうじきおこることがほぼ確定してしまった。
この発表により、「北斗星」も「カシオペア」もプラチナチケットになってしまうでしょう。さすがにもう乗ることはできなくなってしまうのかな。

今日の通勤音楽
FOOT PRINTS / 本多俊之
LONG ROAD OUT OF EDEN / EAGLES

これ見よがし

今日はいつもより早めに帰れたところ、大宮駅の乗換の際、たまたま寝台特急「北斗星」が到着。「あけぼの」が無くなると、急行「はまなす」を除けば(てかはまなすも危ないなぁ)唯一のブルートレインになるのがこの列車です。
最近は取り上げられることは少なくなったのですが、この列車には「豪華」な個室寝台「ロイヤル」なるものがあり、今でも鉄にはあこがれの存在なんですね。
で、今日の「北斗星」のロイヤルの客、まあ普通は外から見られないように駅に入る時はカーテンを閉めているものなのですが、これ見よがしにカーテン全開のままナオトインティライミみたいな帽子被ってイキった若造が葉巻、葉巻ですよ、葉巻!をくゆらせて、通勤電車を待つ疲れ滲んだ我々を見下すような面して眺めているではありませんか。
確かに、寝台列車の個室から通勤客でごった返すホームを眺めるのは正直優越感に浸れるひと時なのは認めます。特にちょっとした連続休暇をとって、夜行列車に乗って朝に東京に到着する際、通勤で混雑するホームを通勤とは異質な空間である寝台列車の車内から悠々と眺めるのはこの上ない至福だったことはありますよ。だけど、あそこまでこれ見よがしにやられるとムカつきますよね～。写真とってバラまいたろか思いましたわ…。

ま、何はともあれこの「北斗星」、今までにB寝台の一人用、二人用の個室は既に乗ったことがありますので、あんなのを見せつけられると、無くなる前(北海道新幹線が開通する頃までにでしょうか)に一度はこのA寝台個室「ロイヤル」に乗ってやるゾ、という野望がふつふつと沸いてきたのでした。

それにしても…「北斗星」はJR東日本の車輌とJR北海道の車輌半々で運行されているのですが…北海道所有の車輌の傷みがだいぶキテいるように見受けられます…。車輌の整備に回す金も足りないと言われているJR北海道だけにやっぱりねぇ、というような状態になっているのが哀しいところなのです。

今日の通勤音楽
TOO LOW FOR ZERO / ELTON JOHN
EMERSON LAKE & POWELL / EMERSON LAKE & POWELL

名勝負

先日の楽天日本一の日本シリーズ、世の中的には相当盛り上がったようでなによりです。
最近は日本シリーズも、そういや今やってるんだ…的な感覚で見過ごしてましたからね、日程的な有利性があったにせよ、小生も含めこれだけ注目を集めたということは、名勝負だったと言えるんじゃないでしょうか。

で、思いだされたのがまさに記憶に残る名勝負…1988.10.19のロッテ×近鉄戦。ダブルヘッダーの2試合両方を勝てば近鉄が優勝という試合、シーズン最終戦となった2試合目が時間切れによって引き分けてしまい近鉄が優勝できなかったという試合がありました。当時小生はまだ学生だったんですが、どういうきっかけだったかは覚えていないものの、この試合を友人と二人で喫茶店のテレビで見ていたのです。そして「悲劇の10回裏」。時間切れでもう優勝がなくなったことが確定しながらも、最後の守備につかなければならないやるせなさ。テレビに映し出される選手一人一人の茫然とした表情。それでも最後まで守り切り、負けることなく引き分けたというプロ根性。勝負の世界の厳しさというものを見せつけられたものでした。これぞプロの試合、名勝負といえばこの試合を思い出すのです。
恐らく、この楽天が日本一になった瞬間も10年経っても忘れることがないんじゃないかな。ロッテ近鉄戦はハッピーエンドにならなかった名勝負だったけど、今回の日本シリーズ最終戦は、様々な要素が絡み合ったドラマチックでハッピーエンドな名勝負になるんでしょう。
やっぱり野球っていいものですね…。

今日の通勤音楽
THE SWEETNESS OF LOVE / MARITESS
THE BRECKER BROTHERS BAND REUNION / RANDY BRECKER

日本一

とにもかくにもおめでとうございます、東北楽天ゴールデンイーグルス、日本一。
日本シリーズを一生懸命テレビで見てしまったのは何年ぶりだろうか。それだけ普段の日本シリーズにはない、感動をもたらすいろんな要素が詰まっていた、いい日本シリーズ、野球の試合だったんだと思います。
星野監督のインタビューにもありましたが、12球団の中で、いろんな意味で最も過酷な環境で創立からの9年間を戦い抜いてきた結果として、今日の優勝があったのでしょう。頑張ればいつかは報われる時が訪れる…。こういうチームが優勝するからこそ、力をもらった、勇気をもらった、という表現ができるんでしょうね。