TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

喜劇 各駅停車

2020-07-05 23:34:18 | Weblog
録りだめしていた映画を見たシリーズ。
なんとも古い映画「喜劇 各駅停車」、1965年の作品です。

これは鉄道ファン連携イベントで放送されたもの。
当時のSLの姿、ひいては鉄道の姿がこれでもかと描かれているのです。
しかも、舞台は足尾線、今でいうわたらせ渓谷鉄道で、当時の桐生駅や高崎機関区の風景も出てくるわけでして、群馬出身の小生としてはその意味での見どころも満載。
内容はともかくとして、小生が生まれたころの群馬の鉄道風景を堪能させていただきました。

それにしても、これどうやって撮影してるんだ?というようなシーンがこれでもか、と。
主役は機関士を演じる森繁久彌。当然SLを運転しているシーンがふんだんに出てくるんですが、今だったら運転席で撮影したものに背景を合成するんでしょうけど、当時はそこまでの技術はなかったわけですからね、実際に運転していたんだろうか・・・駅に入選して停まるシーンもあってね、運転席にいるのは森繁久彌ですから、本当に運転していたのかも・・・?
更には撮影アングルがまた凄い。走っている機関車の先頭から左右の運転席が交互に映されているいるのにはびっくり。マジで機関車先頭にキャメラマンが乗って撮影していたのか?しかも運転席にズームしてたりするし・・・。
驚愕なのは機関車と客車が横転しているシーン。国鉄全面協力だったにしても、よくもまあ、こんなシーンが撮影できたものだと。今だったら全部CGでなんとかなるんだろうけど、やはり当時は模型か実物でないと描けないし、見たところ模型には見えないから、本物のSLを横転させてたんだろうな。

なんだか喜劇という軽そうなタイトルとは裏腹に、とんでもなくスケールのでかい撮影であったものと思われます。こんなの今じゃ絶対に撮影できない、リアルな映像は一見の価値ありですよ。

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