TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

INNER WORLD / THREE’S CO. の続き

2007-09-20 00:13:03 | J-FUSION
1回飛んでしまいましたが、THREE’S CO.(浅野祥之、松原秀樹、沼澤尚)の摩訶不思議な脱力系ダンスミュージック?アルバム、「INNER WORLD」(2000年リリース)ご紹介の続きということで、後半7曲目から。

7.IN THE EAST
メインのギターフレーズにTAKAさんのドラミングはめっちゃカッコイイ。だけどやっぱりひたすらエフェクトを加えながら繰り返していきます。途中でちょっとした展開があって、ホーンセクションの音なんかも加わって、これまたカッコイイ。

8.珍生
なんかめずらしく普通の曲らしいちょっとしっとり系のボーカル?曲。歌うは松崎ナオ。でもそう思うのは最初だけで、やっぱり間奏は無限の繰り返しループに陥る罠。

9.MOTHER’S ADVISE
この曲のゲストも大物、井上堯之。ドンドンパンパンいうドラムに森俊之のオルガンがのっかって、井上堯之がシブシブにピロピロとギターをつま弾きます。

10.GRANNIE TAKES A TRIP
今度のゲストは更に大物、ムッシュかまやつの登場です。左右別録りと思われるもっちゃりとしたビートのドラムにエマーソン北村のオルガン。いかにもムッシュらしい荒削りなギターに載せて、ムッシュがタイトルフレーズをブツブツつぶやいてます。
さすがにムッシュの声はいじくれなかったのか、この曲はムッシュの声そのまま。
ところで、先日NHKでムッシュがTAKAさんのドラムだけで歌うというライブが放送されてましたが、これなかなか面白かったです。

11.実験室
シーンは撮影スタジオ?BGMはMARCOS SUZANOのパンディロに載せてフラッシュ金子がひたすら同じフレーズを吹きまくるノリノリの音楽。及川光博演じるカメラマンなのか狂人博士なのかはわかりませんが、モデル「マチコくん」相手に写真を撮りまくるという怪しげな小芝居。及川氏の興奮が抑えきれなくなってしまったところで小芝居終了、BGMが次第に表に出てきます。ノリはまるでSNAKEMAN SHOW。及川光博の怪演がとにかく変、というか、今自分が何を聴いているのかわっぱりわからなくなります。

12.THE LAST MATING DANCE
最後にきてようやく普通っぽい曲。佐藤竹善のコーラスを加えたちょっと寂しげなバラードインストです。

あまりに変、わけわからな過ぎのこのアルバムですが、聴いているうちに結構ハマってしまうのもまた事実です。音楽ドラッグみたいなものでしょうか。
とはいえ、あまりに実験的すぎたのかTHREE’S CO.のアルバムはこの1枚だけで打ち止め。ちなみにこのアルバムリリース(2000年)の翌年に、この3人に梶原順を加えてJ&Bとして、ブルージーなインストロックのアルバムがリリースされています。

ちなみに、後にこのアルバムにも参加していたフラッシュ金子率いるBHB&THREE’S CO.として、ミニアルバムが1枚リリースされましたが…GROOVE DYNASTYというドラマー大集合のイベントがありましたが(BHBもサポート参加)、その会場限定での発売だったため、非常に入手困難な1枚となっております…。これ欲しぃんですよぉ。
更に3年前くらいにリリースされたBIG HORNS BEEのアルバムでもTAKAさんと浅野さんがフルサポートしていたのもこの流れでしょうね。

INNER WORLD / THREE’S CO. (IMPERIAL RECORD TECI-1004)

YOSHIYUKI ASANO(g)HIDEKI MATSUBARA(b)TAKASHI NUMAZAWA(ds)AKIHIRO YOSHIZAWA(turntable)SHOJIRO WATANABE(engineering)

MASAYOSHI YAMAZAKI(g,blues harp)TOSHIYUKI MORI(keys)SATORU SHIONOYA(p)MARCOS SUZANO(pandeiro)TATSUO HAYASHI(ds)EDDIE M.(sax)TAMIO OKUDA(g)HARUOMI HOSONO(b)SHIGERU SUZUKI(g)HIDETOSHI NISHIJIMA(didgeridoo)AYANO KASAHARA(cello)KAZUFUMI MIYAZAWA(voice)SHIKAO SUGA(voice,g)NAO MATSUZAKI(voice)TAKAYUKI INOUE(g)MONSIEUR KAMAYATSU(g,voice)EMERSON KITAMURA(keys)MITSUHIRO OIKAWA(voice)TAKAHIRO KANEKO(sax)CHIKUZEN SATO(vo)

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